ART 2020.03.12

ハードコアパンクやスケートボード、ホラーを出発点にゴア表現を追求するPARANOIDの個展

EYESCREAM編集部
EYESCREAM編集部

独特なユーモアと緻密な描写でゴア表現を追求した作品を制作しているアーティスト、PARANOIDの個展「MINCE! MINCE! MINCE!」がVOILLDで3月14日から開催される。

1970年代のサイケデリック・ムーブメントへの関心から、国内外でのレイヴカルチャーに触れ合い、音楽から生まれたアートワークに触発されて作品を制作するようになったPARANOID。その作品はステンシルから始まり、壁画、細密画など多岐に渡る。2000年代初頭には大阪・味園ビルで開催されていた最重要アンダーグラウンドパーティー、FLOWER OF LIFEでも作品を発表するなど、ハードコアな音楽ファンから注目を集めてきた。その後、デスメタル、ホラー、スケートボードカルチャーから生まれた、激しいゴア描写のアートワークから強く影響を受けたイラストレーションを制作するようになり、パンクのアティチュードと共に以降のスタイルを確立していった。

近年では、Butcher ABC、Su19b、Endon、Evil、Nekro Drunkz、ImpureなどといったエクストリームなミュージシャンのCDジャケットやTシャツのデザインを手掛けるほか、友人でもあるファッションブランド、Midorikawaへのアートワークの提供など、アンダーグラウンドな文脈のみならず、幅広い分野においてその評価を高めている。

会場では、ペインティング、ドローイングなどの過去作品を中心に、新作、未公開作品を含む約30点を展示予定。また、VOILLDとPARANOIDとのコラボレーションによるオリジナルのTシャツなどの新作アイテムも販売される。

INFORMATION

PARANOID Exhibition
“MINCE! MINCE! MINCE!”

会期:2020年3月14日(土) – 4月12日(日)12:00 – 19:00
休廊:月、火 入場料:無料
会場:VOILLD(東京都目黒区青葉台3-18-10 カーサ青葉台1F)

・オープニングレセプション:2020年3月13日(金)18:00 – 20:00

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