平面、立体、インスタレーション作品など、さまざまな手法を用いて作品を制作する気鋭のアーティストColliuの展覧会「FOLKS!」が、FARO Kagurazakaで8月8日から開催される。

「作品が作者から離れ、鑑賞者の人生と接続しながら存在し続ける時間を重要に感じている」と語っているように、作品と鑑賞者との関係性を重要視しているColliu。近年はギャラリーでの展示にとどまらず、COACH、RIMOWA Store銀座7丁目、ラフォーレ原宿、NEWoMan 新宿などの商業施設での展示や、MIYASHITA PARKの入り口にパブリックアートとして設置された大型オブジェの制作など作品発表の場を広げている。

これまでピカソ、マティス、ルソー、ブランクーシなどによる近代美術の名作を作品のモチーフとして取り上げてきたが、今回の展示では、李朝時代の民画や江戸初期の大津絵といった、空間の装飾や道具としての実用性と、護符や縁起担ぎとしての意味を併せ持つ「フォークアート」をテーマに作品を制作。虎や狐、鳥や植物などのフォークアートで用いられるモチーフが描かれ／織られ／造形された絨毯やマットなどの布、花器や椅子、屏風などの日用品を素材に制作された作品が発表される。