現在発売中の雑誌EYESCREAM最新号においてもピックアップしているアーティスト、baanaiによる新作個展『DOUBLE BED GALLERY』が、10月17日より六本木 蔦屋書店2階のBOOK GALLERYにおいて開催される。

神奈川県・鵠沼に生まれ育ち、現在も鵠沼を拠点に活動するbaanai。2015年にCOMME des GARCONSの川久保玲にポートフォリオを送ったことをきっかけにその才能を見出されて以降、同ブランドのパリコレクション、洋服、DM、ショッピングバッグなどにアートが起用されてきた。ほかにもRVCAやAudio-Technica、CONVERSE SKATEBOARDING、MINE DENIMなどといったブランドにも作品を提供。近年は「ARIGATOUGOZAIMASU」を1日も休まず描き続けたらどのようなことが起こるのか？　という実験芸術を行っている。

いま最も注目を集めるペインターの一人でありながら、これまでまとまった数の作品を見られる機会が少なかったのも事実。約50点が展示され、そのほとんどが未公開の新作で構成される本展は貴重な機会となる。なお、展覧会タイトルの『DOUBLE BED GALLERY』はオアシスの名曲「Don’t Look Back In Anger」の一節である「I start a revolution from my bed（ベッドから革命を始めるんだ）」からきており、自身の挑戦も“小さな場所（＝ダブルベッド）”から始めるんだ、というbaanaiの思いが込められている。

以下、baanaiによるコメントだ。

日々いつも通りの生活が出来ていると、「当たり前のことなど一つもない」
という大事なことをついつい忘れてしまう。
　
本当は全ての事が＂有ることが難しいほど尊い”はず。
（＝ ARIGATOUGOZAIMASU）