ART 2021.08.19

立石従寛の個展『To The Fog』が開催。UKの若手アーティストの登竜門「New Contemporaries 2021」受賞作が日本初公開

EYESCREAM編集部
EYESCREAM編集部

美術家/音楽家/エキシビジョンメイカーの立石従寛による個展『To The Fog』が、丸の内KITTEで行われている「REAL by ArtSticker」第5回として8月19日より開催される。

1986年シカゴ生まれ、現在はロンドン、東京、長野を拠点とする立石。アーティストとして、仮想と現実、自然と人工、制作と運営など、相対する境界の融和をテーマとしたインスタレーションやフード・プロダクトの開発など領域横断的に展開する一方、東京・根津のキュレイトリアル・スペースThe 5th Floorや、今年6月にローンチされた軽井沢の山を使った暮らしの実験場「TŌGE」の代表としても活動している。

本展では、過去にデイヴィッド・ホックニーやダミアン・ハースト、ハルーン・ミルザなど著名な作家を輩出している、イギリスの若手アーティストの登竜門である「New Contemporaries 2021」に選出された映像作品『To The Fog』(2020)を日本国内で初公開。会場では、同映像インスタレーションに加え、2017年より取り組む「SNS×人口知能」手法を用いたライトボックス作品(2021)が合わせて発表される。

以下、アーティスト・ステートメントだ。

「To The Fog」は、2020年春に作家身辺で起きた悲劇へのメモリアル作品である。
見舞いにもいけず、看取ることもできず、燃え上がる肉体を見送ることもできず。 ある日とつぜん行方不明になったような感覚で日々を過ごすように、われわれは空間と時間の方向を五里霧中のように見失っているのではないか。
霧の向こうにある、戻れなくなった地に向かって、公/私、静/動、実/虚が織り交ざる想いを投げかける。
会場では、映像インスタレーションに加え、2017年より取り組む「SNS×人口知能」手法を用いたライトボックス作品(2021)をあわせて発表する。

「To The Fog」(2020)

「To The Fog」(2020)

「#foggysea」(2019)

INFORMATION

REAL by ArtSticker 立石従寛「To The Fog」

会期:2021年8月19日(木) – 8月29日(日)11:00 – 20:00
会期中無休 / 入場無料
会場:KITTE 4F(東京都千代田区丸の内2-7-2)
主催:The Chain Museum

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