ドクターマーチンの世界初のブランドコンセプトストアSHOWROOM TYO。「新しい世界を創り出す表現者のための場所」をコンセプトに、毎回、東京のユースカルチャーを賑わす多彩なアーティスト陣とのセッションで話題を呼んでいる。前回は気鋭のアーティストJINYA YAMANAKAによる七夕シーズンならではのアートワークが、ショールームを彩った。
今回、ドクターマーチンがセッションしたのは、ラッパー・AKLO。彼の代表曲である「RGTO」のリリース10周年を記念したエキシビションが開催中だ。
漫画「少年イン・ザ・フッド」の著者であるSITE(Ghetto Hollywood)が監督を務め、2014年に発表された「RGTO」のMVは当時の若者に大きなインパクトを与え、現在までに2670万回もの再生回数を記録。いまのHIPHOPシーンを牽引するアーティストたちに多大な影響を与えている。
同作の世界観が楽しめるAKLO「RGTO」 10 th ANNIVERSARY EXHIBITION。その全貌をレポート。
「RGTO」がリリースされた10年前と現在のAKLOが共演したビジュアルをメインに、AKLO自身が「RGTO」をテーマにペイントしたドクターマーチンの1460 8ホールブーツや、当時の撮影で実際に使用されたバンダナとグローブ、10年前の撮影中の秘蔵スナップなどが会場を彩る。SITE(Ghetto Hollywood)がMV作成時に描いた手書き絵コンテも必見だ。
MV撮影でAKLOが着用していた実際の短ランと彼を特集した当時の「FLJ MAGAZINE」。
当時のオフショットには、現在のHIPHOPシーンを牽引するアーティストの姿も。
レセプションにはAKLO監修のタコスも。
AKLO’s Interview
「『RGTO』リリース10周年に、このようなエキシビションを開催することができてとても嬉しいです。今回、僕がペイントしたアートブーツは、MVの中で額を怪我した自分が巻いていた、作品のキーとなるバンダナがモチーフ。そのバンダナを所有していた方からお借りして、現物も展示することができました。
10年前に、2ndアルバム『THE ARRIVAL』をリリースして、当初はその中の1作品しかMVを作る予定ではなかったところ、自分が当初から制作を希望していた『RGTO』のMVもなんとか撮ることができて。予算がない分、みんなで協力しあって作ったあの経験は今でも大切な思い出です。自分を信じることや、お金をかけることだけが必ずしも良い作品に繋がる訳ではないことなど、さまざまなことを学ばせてもらいました」
AKLO「RGTO」10 th ANNIVERSARY EXHIBITIONは9月23日(月)まで開催中。ぜひ、「RGTO」のMVをご覧いただき、Dr. Martens SHOWROOM TYOにてその世界観を堪能していただきたい。