CULTURE 2024.12.26

ヌトミックの新作音楽劇『何時までも果てしなく続く冒険』が開催。演劇初出演となるermhoi、アフタートークに、いとうせいこう、つやちゃんらが参加

EYESCREAM編集部
EYESCREAM編集部

作曲家/演出家の額田大志を中心に、音楽の方法を活かした作劇で注目される演劇カンパニー、ヌトミックの新作音楽劇『何時までも果てしなく続く冒険』が、2025年1月 17日から19日まで吉祥寺シアターで開催される。

本作『何時までも果てしなく続く冒険』は、ヌトミックの劇場長編作品としては4年ぶりとなる新作の日本語音楽劇。出演には俳優の佐山和泉、矢野昌幸、ヌトミックの長沼航、原田つむぎをはじめ、ベルギーと日本を拠点に古楽から現代音楽まで歌い上げるソプラノ歌手の薬師寺典子、そしてトラックメイカー/シンガーのermhoiが演劇作品に初出演する。さらにギタリストの細井徳太郎、ドラマーの渡健人、シンセサイザーの額田大志が加わり、全編生演奏での上演となる。

以下、額田による本作の音楽についてのコメントだ。

エレキギター、シンセサイザー、ドラムを中心に、ほぼ全編に渡って演奏が続く。作品の軸となるフレーズが物語の進行に応じて、様々な形で反復/変奏され続けていくミニマル・テクノのようなストイックな演奏となる。一方で、ギターの細井徳太郎による音響的なアプローチも随所に挿入され、上演が進むにつれて、徐々に音楽ジャンルが変容していく様も味わえる演奏になっている。さらに音楽の流れに合わせて、演者による歌やラップのような台詞がシームレスに重なり、特にermhoi、薬師寺典子によるバックグラウンドの異なる発声が一つになる瞬間は、他では聴くことのできないサウンドとなっている。

また、アフタートークに、いとうせいこう、柴崎友香、つやちゃんの参加が決定。「言葉」や「言語の語り方」を音楽との結びつきの中で考え、それを表現としてどのように提示できるかという点に取り組んでいるヌトミックの額田とゲストが、対話をとおして作品を多角的に紐解いていく。

INFORMATION

ヌトミック『何時までも果てしなく続く冒険』

会期:2025年1月17日(金) – 19日(日)
会場:吉祥寺シアター(東京都武蔵野市吉祥寺本町1-33-22)
公演スケジュール:1月17日(金)19:30〜、1月18日(土)13:00〜 / 18:00〜、1月19日(日)13:00〜 ※受付開始は開演45分前、開場は開演30分前
料金:一般4,500円、U30 3,500円、高校生以下1,000円、アルテ友の会 4,000円 ※日時指定・全席自由・整理番号付 ※当日は各 500 円増し
出演:ermhoi、薬師寺典子、佐山和泉、矢野昌幸、長沼航(ヌトミック)、原田つむぎ(ヌトミック)、細井徳太郎(ギター)、額田大志(シンセサイザー)、渡健人(ドラム)
アフタートーク:
1月17日(金)19:30の回/柴崎友香
1月18日(土)13:00の回/いとうせいこう
1月18日(土)18:00の回/つやちゃん

[スタッフ・クレジット]
作・演出・音楽:額田大志 / 音響:稲荷森健 / 照明:松本永(eimatsumoto Co.Ltd.)
照明操作:佐々木夕貴(eimatsumoto Co.Ltd.)/ 舞台美術:中村友美 / 衣裳:臼井梨恵
舞台監督:中西隆雄 / 演出助手:中野真由子 / 宣伝美術:関川航平 / 広報:冠那菜奈/制作:河野遥、武田侑子
協力:東京デスロック、散策者、モモンガ・コンプレックス、みんなのひろば、急な坂スタジオ、公益財団法人セゾン文化財団
提携:公益財団法人武蔵野文化生涯学習事業団
助成:芸術文化振興基金、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京[東京芸術文化創造発信助成]
企画制作・主催:ヌトミック

公式サイト:
https://nuthmique.com/post/763849805174865920/itsumademo

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