PROFILE
長谷川町蔵
文筆業。最新刊は『サ・ン・ト・ランド サウンドトラックで観る映画』。ほかに小説集『あたしたちの未来はきっと』、『21世紀アメリカの喜劇人』、共著に『ヤングアダルトU.S.A』など。また、EYESCREAM本誌でもスクリーンで活躍する気になる俳優たちを紹介していく『脇役グラフィティ』が大好評連載中。
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長谷川町蔵「インナー・シティ・ブルース」小説連載。
毎回、ある街をテーマに物語が展開する連作短編シリーズ。 第2話の舞台は、豊洲。
前編・後編でお届けします。
豊洲にある超高層タワーマンションの一階にあるコンビニのオーナーの娘、日菜子。最近は奇妙な幻覚に襲われ、頭を悩ませている。ある日、彼女は同じマンションに住む元・産休補助教員のカモメ先生に相談しようと思いつく。カモメ先生は、普通の教師とはひと味違う魅力的な女性だったのだ。自分のストレスがもたらす幻影について話して聞かせると、カモメ先生は「あなたの見ているものはただの幻影ではない」と言い出して……
そこには信じられないくらい深くて大きな穴がぽっかりと開いていた。今にも噴き上がってきそうなマグマがグツグツと燃えたぎっている。活火山の話をしているのではない。信じられないかもしれないけど、これは今まさに東京都江東区豊洲で起きている現実の出来事なのだ。
たった一時間前には、こんなものを目にするなんて想像もしていなかった。そのときは別のものに目が眩んでいたのだけど。
それは窓の外で星のように煌めく、東京タワーや東京スカイツリー、レインボーブリッジ、そして数え切れないほどの高層ビルの光だった。四五階建の超高層タワーマンション、ザ・カナルタワー豊洲の最上階にあるパーティ・ルームだからこそ体験できるゴージャスな夜景だ。
毎月のようにその景色を見てはいたけど、あのときは雨上がりの夜空だったので特別きれいに見えた。上の方の階の住人はこんな夜景を毎晩見ているんだろうな。でもこれが日常の景色になったら、自分が特別な力を持っているって勘違いしちゃうかも。そんなことをぼんやり考えていたら、いかにもそういう勘違いをしているっぽいオジさんから声をかけられた。
「偉いよなー。うちの子も十六歳だけどこんなこと絶対やらないよ」
あー、そりゃ上の階に住んでいるような子は絶対やらないよね。くすんだオレンジ色のエプロンを身につけて、三〇本以上のペットボトルを一箇所に集めて、飲み残しをシンクに流して、ラベルを剥がして、潰したペットボトルとキャップを別のゴミ袋にいれて、ついでに誰かが勝手に持ち込んできたポテチの袋に溜まった残りカスを生ゴミ専用のゴミ箱に捨てて、テーブルの上を濡れタオルで拭き掃除するなんてことは。
このパーティ・ルームでは、毎月最終日曜の夕方にマンション管理組合の理事会が開かれていて、住民の代表がそこでいろんな話し合いをしている。参加者が飲むドリンクは、マンション一階にあるうちのコンビニで買ってくれるのが慣例になっていた。それ自体は店のオーナーの娘としてはとてもありがたい。でも父さんが理事たちに感謝の言葉ついでに言った言葉は明らかに余計だった。
「片づけもこっちでしますよ」
日曜日の夜だけ管理会社が休みで、パーティ・ルームを掃除してくれる人がいなかった。ひそかに理事たちが困っていたところに父さんがそんなことを言ったせいで、我が家が片づけを行うことになってしまった。
アルバイトの人たちに店以外のことをやらせるわけにはいかないので、最初は父さんが自分でやっていたけど、わたしの仕事ってことになった。おかげで週末なのに外で遊ぶことが出来ない。マジ勘弁してほしい。
「ヒナちゃんはまだ高一なのにしっかりしているよな。ほんと感心するよ」
一刻も早くここから立ち去りたくて猛スピードで作業するわたしに向かって別の勘違いしたオジさんが声をかけてくる。むかつく。日菜子という名前から気安く “子”を抜くな。それ以上にむかつくのは、素直に感心しているというより、貴族がメイドを褒めているときのような口調だってことだ。『ダウントン・アビー』を毎週欠かさず観ていたから、その違いが分かる。あの番組でいえばわたしはさしずめ料理人のパットモアさんの下で細々とした雑用をしているデイジーってところかな。
あ、マズい。こうしている間にいつもの幻がわたしを襲ってきた。きちんとした身なりの大人たちがわたしを取り囲んで「天使のようにかわいい」「こんなかわいい子、見たことがない」とひたすら褒め続けてくれるという非現実的なヴィジョンだ。ここ最近その幻がときおり浮かんでは、わたしを混乱させていた。もしかするとストレスのあまり、わたしの頭はおかしくなってしまったのかも。そうだ、このことをカモメ先生に相談してみよう。どうせ父さんはお店に出ているし、母さんは別の場所で夜のパートだ。
そう思い立つとわたしはゴミ袋をダスト・シューターに放り込み、非常階段を駆け下りてカモメ先生が住む四四四号室へと向かった。いるかどうかわからないけど、先生はスマホを持っていないのでアポなしで部屋に押しかけて確認するしかないのだ。
インターホンのボタンを押すと、すぐにカモメ先生がドアが開けてくれた。もう夜だというのに寝癖頭のままだ。ドアの隙間から見える部屋の壁という壁は古い本で埋め尽くされていて、北東に向いた窓はずっとカーテンに覆われっぱなし。カーテンレールからは魔除けみたいなものがブラブラとぶら下がっている。でも慣れてしまえば妙に落ち着くこの部屋に入り浸っては、わたしは先生に部活や気になる男子についての話を聞いてもらっていたのだった。
「ああ、日菜子ちゃん」
わたしをちゃんとした名前で呼んでくれるのが先生のいいところだ。
「先生、ちょっと話を聞いてもらえますか」
「あー、ごめん。ちょうどこれから仕事に行くところだったの」
カモメ先生はそう言いながらも、わたしが真剣な顔をしていたせいか、「歩きながらなら話せるよ」と言ってくれた。
先生が外に出てきた。髪をうしろで雑に縛って毛羽立ったグレーのパーカーを着ている。ボトムは色あせたスリムジーンズ。こんな浪人生みたいな格好をやめて、もう少しお化粧をすれば美女でも通用するのに。まあ、わたしも他人のことをとやかく言う資格はないけど。お洒落さと無縁の女子コンビは、タイルカーペットが敷かれた薄暗い内廊下の先にあるエレベーターに乗り、一階まで降りていった。
カモメ先生こと囲間鴎(かこいま・かもめ)さんと最初に会ったのは五年前。小五の三学期のときだ。産休に入った担任の先生の代わりにやってきたのが彼女だった。「君らと違って昭和育ちの私はねー」が口癖だったので、その頃すでにアラサーだったはずだ。でも見た目はまるで女子高生にしか見えなかったので、最初は男子が熱を上げて大騒ぎしていた。でも五年三組のときの仲間でいまだに話題にのぼるのは、彼女のルックスではなく授業内容の方だ。
授業になると先生は、机と椅子を隅っこに寄せて、自分を中心にみんなを体育座りさせて、教科書には書かれていない話ばかりをした。フリーメイソン、ケネディ大統領暗殺の犯人、そして国際勝共連合。私立中学を目指していたマジメな子に「それ受験とどう関係あるんですか?」と訊かれるとカモメ先生はいつも微笑みながらこう答えた。
「すべては繋がっているの」
そして授業の最後になると、必ずこの言葉を口にした。
「みんな、お願いだからこの街を愛して」
不思議だったのは、親たちから相当な抗議があったにもかかわらず、先生の授業内容が一切改められなかったことだ。校長先生からは注意されるどころか、敬語で話しかけられているのを見たという子さえいた。数々の伝説を残してカモメ先生は、わたしたちの進級とともに学校から姿を消したのだった。
そんな伝説のカモメ先生に偶然再会したのは去年の秋のことだった。マンションの一階にあるラウンジの前を通り過ぎようとしたとき、「囲間先生」という言葉が聞こえたのだ。そんな名字のひと、他にいるわけがない。声がする方向に目を向けると、ラウンジの黒い革張りのソファーに座ったカモメ先生が、エラそうな雰囲気の人たちと何か真剣な打ち合わせをしていた。目があった途端、先生はすぐにわたしのことを思い出してくれた。先生は四四階の1LDKに引っ越してきたばかりで、いまは学校では教えていないと言う。だから先生がこれから出かける仕事が何なのか、わたしにはさっぱり分からなかった。
エレベーターを降りると先生はメインエントランスではなく豊洲運河に面したサブエントランスから外に出ていった。わたしは慌ててついていったけど、うちの店の前を通らなければいけなくなったので、父さんに見られやしないかヒヤヒヤした。
運河沿いの遊歩道に面したわたしたち常盤家のお店「トキワ」は、どこの大手チェーンにも属していない小さなコンビニだ。自動車通行禁止の遊歩道はジョギングする人や赤ちゃん連れや犬の散歩をする人しか使わないので、三大売れ筋商品はスポーツドリンクとオムツ、そしてドッグフードだった。その三品だけやたらと多くの種類を扱っているお店の真上にあたる二階の2DKがわたしたちの住処だ。そんなシチュエーションが、タワーマンション住み込みの召使いっぽさをさらに強調していた。
「ねえ、何でこんなところでお店をやっているの?」って訊いたこともある。でもその質問をすると、父さんも母さんもきまって不機嫌な顔をして黙り込んでしまうのだった。
カモメ先生は、遊歩道のところどころ残る水たまりを器用に避けながら、運河沿いを歩きはじめた。運河というとロマンチックっぽいけど、向こう岸に見えるのは古いマンションや倉庫ばかりだ。
「それで話って何かな?」
カモメ先生が訊いてくれたので、わたしは自分のストレスがもたらす幻影について話しはじめた。
「ほら、うちのマンションって階級社会じゃないですか。部屋が広くて高い階に住んでいる人ほどエライっていう。それは豊洲のどのマンションも同じだと思うけど、ザ・カナルタワー豊洲にはさらにその下の階級にわたしたちがいて……」
「日菜子ちゃん、上とか下って考えはよくないよ。ネガティブな感情は運気を呼び込まないって前に話したよね?」
「そのせいでわたし、ついに頭がおかしくなっちゃったみたいで。最近大人たちからお姫様みたいにチヤホヤされている幻を見るようになっちゃったんです」
「へえ。その大人たちって知ってる人?」
「会ったこともない人たち。で、なぜかみんなスーツを着ている」
カモメ先生は黙り込むと、枝川に渡る橋のたもとで右に曲がって駅の方角へと歩き出した。歩きながらぼんやり考え事をしているようでもあり、何かに精神集中しているようでもあった。これから仕事に行かなきゃいけない人に自分の妄想を話して迷惑をかけてしまった。大通りの向かい側にセブン-イレブンが見えてきたので、わたしは話題を変えることにした。
「先生、知ってますか? あのセブン-イレブンが日本の第一号店なんだよ」
「そうなんだ」
「最初はうちに第一号店になってほしいって誘いが来たんだって。でもおじいちゃんがアメリカ発祥のチェーンとは組めないって断っちゃった。話を受けていればうちも今頃お金持ちだったかもしれないのに」
「日菜子ちゃんちって、けっこう昔から豊洲に住んでいたんだね」
「ずっと昔からだよ。ひいおばあちゃんが子どもの頃に越してきたんだって」
カモメ先生はしばらく考え込むと、わたしの顔を見て言った。
「日菜子ちゃん、あなたの見ているものはただの幻影ではないと思う」
わたしたちは交差点を渡って豊洲駅前にたどり着いた。てっきりここでお別れだと思ったけど、カモメ先生は有楽町線にもゆりかもめにも乗らずに、駅の向こう側に広がる豊洲公園へと歩いていく。ここは運河にむかってぱっと視界が広がっていることから平日の昼間は賑わっているけれど、日曜の夜はさすがに閑散としている。カモメ先生は公園の向こう側に見える大きな黒い影を指差した。
「あれ、何か分かる?」
「造船場のクレーンですよね」
「正解。ここは石川島重工業の造船場だったの。その跡地にららぽーとが出来た。だからわざとあんなものを残してアーバンドック豊洲ららぽーとなんて名前を付けている。私の推理なんだけど、もしかすると第二次大戦中にあなたのおじいさまの家は空襲で焼けたんじゃないかしら。アメリカ軍は、軍艦を作る造船場を徹底的に破壊しようと豊洲全域を爆撃したはずだから」
先生はおじいちゃんのアメリカ嫌いの秘密を解き明かすと、公園から運河に沿って奥へと伸びる遊歩道を歩き出した。たて続けに運河沿いを歩かされたことで、豊洲って島なんだなとわたしはあらためて実感した。右手には運河を挟んで晴海のタワーマンションが幾つも見える。そのどれも最上階は王冠のように光り輝いていた。きっとあそこにパーティ・ルームがあるのだろう。そこにもわたしみたいに後片づけをしている女の子がいるのだろうか。
「推理を続けるね」
カモメ先生は向こう岸を眺めながら話し始めた。
「日菜子ちゃんのひいおばあさまが子どもの頃って、たぶん大正時代の終わり頃ね。それって豊洲が埋め立てが始まった時期なの。あなたのご先祖は、豊洲に造船場が作られる計画を聞きつけて、出来たばかりのこの島に引っ越して来たんじゃないかな。そしてここで働く人たち相手に商売を始めた。第二次大戦後に造船業は国家産業になったし、私たちが今こうして歩いている豊洲六丁目には火力発電所や都市ガスの製造工場も作られたから、豊洲は工業の街としてとても栄えたの」
「そういえばうちも昔は何軒もお店をやっていったって話を聞いたことがあります」
「五〇〜六〇年代の豊洲はすごかったはずよ。『リオの若大将』でも若大将は石川島播磨に就職していたしね」
先生はたまにわたしにはよく分からないことをハシャギながら喋ることがある。
「でもだんだんと東京の真ん中で船を作ることは難しくなっていった。ついに二〇〇三年に造船場は閉鎖され工場街は姿を決してしまった」
わたしが生まれた頃の話だ。
「そしてその跡地に私たちが住んでいるようなタワーマンションが建っていったの。その頃あなたのご家族は今マンションが立っている土地の一部を持っていて、そこでお店をやっていたんじゃないかな」
わたしの物心がついたときにはもう今のマンションに住んでいたから分からない。
「あなたのお父さんたちは最初ものすごく抵抗したはず。大正時代から先祖が持っていた土地だからね。でも不動産会社はマンションを建てるためにどうしてもあなたの一家の土地が必要だった。だから社員たちは毎日のようにあなたの家にやってきたはず。幻影に出てくる日菜子ちゃんを可愛がっていた大人って、不動産会社の人だったんじゃないかな」
妄想ではなくて微かな記憶だったんだ。でも別の疑問が浮かんできた。
「それだとうちが不動産会社に土地を売ったって話になりますよね? でもうちは元々の場所から動いていないし、お金もあんまり無いのは何でなんだろう」
「自分が持っている土地の価値をお金に換算して、マンションの一部と交換する等価交換っていうシステムがあるの。先祖代々の店を移転したくなかった日菜子ちゃんのお父さんは、土地を売ってお金に替えることよりもそちらを選んだんだろうね」
「じゃあ人通りがない方角にお店があるのはどうしてなのかな?」
「不動産会社にとっては契約してしまえばこっちのもの。お店を建築計画の邪魔にならない位置に移動してしまったんじゃないかな」
お父さんとお母さんは不動産会社に言いくるめられちゃったんだ。これでわたしにあまり店のことを話したがらない理由が分かった。
開通したばかりの首都高晴海線が通る大きな橋まで辿り着くと、カモメ先生は遊歩道から外れて岸辺を登り始めた。先生のあとを追って階段を登っていくと、ライブハウスの豊洲PITの屋根が見えてきた。ということは、ゆりかもめの新豊洲駅のそばだ。わざわざ話を聞くために一駅分余計に歩いてくれたカモメ先生にわたしは心の底から感謝した。
ところが先生は、新豊洲駅への階段を登らずに、そのまま大通りを渡っていってしまった。その先にあるのはまだオープンしていない豊洲市場だ。先生が門の前に立つと、セキュリティの制服を着た人たちがわらわらと飛び出してきて、直立不動で並んだ。
「囲間先生、お待ちしておりました」
「こんばんは。今回は助手を連れてきましたの」
自分がエプロンをしたままなことに気がついた。たしかに格好が助手っぽい。先生は、わたしにセキュリティから入門カードを受け取るよう目配せした。
「今晩は特別に私の仕事を見せてあげる」
先生は日曜夜の市場で何をやるんだろう? 魚でも捌くとか?
「何をやるんですか?」
「見れば分かるよ。それにこの仕事は、あなたとも深い関係があることだから」
「わたしとですか?」
カモメ先生は微笑んで授業の決め台詞を口にした。
「すべては繋がっているの」
先生とわたしは三重になっているセキュリティをくぐり抜けると、有明側の運河に面してぽつんと立つ小さな倉庫のエレベーターに乗り込んだ。途端にものすごい重力が体にかかってきた。どうやらエレベーターは高速で地下深く降りていっているようだ。
扉が開くと、そこは正面に大きなガラス窓が嵌め込まれた四畳半くらいの小さな部屋だった。灯りがついていないのに、ほんのり明るい。よく見るとガラス窓の一部は扉になっていて、そこから外に出られるようだ。
わたしは窓から外の景色を覗いてみた。そこには信じられないくらい深くて大きな穴がぽっかりと開いていた。今にも噴き上がってきそうなマグマがグツグツと燃えたぎっている。活火山の話をしているのではない。信じられないかもしれないけど、これは今まさに東京都江東区豊洲で起きている現実の出来事なのだ。
「いい? あなたは絶対ここから出ないでね」
そう言うと、カモメ先生は分厚いガラス扉を開いてバルコニーへと出ていった。
すると、途端に地響きがしてきて目の前が真っ赤になった。マグマが吹き上がってきたのだ。やがてマグマは姿を変えると恐ろしいモンスターのような形になり、さらにそれが幾つにも分裂し始めた。一匹の顔だけで先生の身長くらいの大きさがある。奴らは更に無数に分かれると、巨大な地下空間を埋め尽くしてしまった。
「豊洲編:スケアリー・モンスターズ②」へ続く(5月16日掲載予定)
PROFILE
文筆業。最新刊は『サ・ン・ト・ランド サウンドトラックで観る映画』。ほかに小説集『あたしたちの未来はきっと』、『21世紀アメリカの喜劇人』、共著に『ヤングアダルトU.S.A』など。また、EYESCREAM本誌でもスクリーンで活躍する気になる俳優たちを紹介していく『脇役グラフィティ』が大好評連載中。
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