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YOSHI
2003年生まれ、現在16歳。香港人の父と日本人の母を持つ。13歳の頃、ヴァージル・アブローがそのファッションセンスを認めたことをキッカケにパリコレデビューでランウェイモデルに大抜擢。数々の有名ブランドのモデルも務めつつ、アート活動でも注目を集める。2019年5月には初のアルバム『SEX ISLIFE』をリリースしミュージシャンデビュー。9月より公開された映画『タロウのバカ』では主演を務める。
Instagram:@yoshi.226
弱冠16歳にして、俳優、ミュージシャン、アーティスト、モデル…と多岐に渡って活動する YOSHI。今年5月には、1st『SEX IS LIFE』をリリースし、9月には演技未経験にして映画『タロウのバカ』の初主演を務めるなど、その才能は世間を騒がせている。
突如として現れた若きニュー・ヒーローは、一体何者なのだろうか。
最新号EYESCREAM No.173では、イギリスの老舗シューズブランド、クラークス オリジナルズと10点限りのアートコレクションを完成させた彼に、インタビューを決行。WEBではその一部をお届けする。
ー まずはクラークスとのコラボについてお聞きしたいのですが、アートワークのテーマを教えてください。
「特に説明はないです。というのも僕が絵を描くときは、テーマを決めずに適当に描いていて。普通だったら“和でいこう”とかってテーマを決めるじゃないですか。でもそうじゃなくてノリで適当にワーって描いて、気が付いたら完成している。もちろん適当って、テキトーじゃないですよ。でもめちゃめちゃカッコイイのができたと思ってますよ。自分で履きたいって思うぐらい。だから買った人には、ソールが無くなるんじゃないかっていうぐらいまで履いてほしいですよね」
ー 今回のアートワークはストリートアートのような感じですが、アートのルーツはあるんですか?
「ルーツはバスキアです。僕にとってかけがえのない存在なんです。例えば、美術の授業でリンゴを被写体に描いたりするじゃないですか。僕はあれができなかったんですよ。でもある時、バスキアの絵に出会ったんです。“こんな絵のあり方はありなのか?”って最初は思ったんですけど、これだったら自分の中のセンスを活かせるかもしれないって思うようになって。それで早速、世界堂に行ってキャンバスを買って描きはじめたんです。それが2年前ぐらいだったかな」
ー5月にリリースされた1stアルバム『SEX ISLIFE』のジャケットもご自身で描かれたんですよね? 何かモチーフはあったんですか?
「あれは去年描いた絵で、アルバム用に描いたわけじゃないんですよ。事務所の社長が“YOSHIっぽいからジャケはこれにしよう”って。自分でも良い絵だなって思っていたので決まった感じですね」
ー そもそも音楽をはじめたキッカケは何だったんですか?
「CrazyBoy の『PRIVATEPARTY』って曲があって。そのMV撮影に呼ばれて、DJブース横でずっと歌ってたんです。そのときプロデューサーのMatt Cab に“お前歌できんじゃん”って言われて。それでレコーディングスタジオに入ってみて歌ってみたら“あれ、これいけんじゃん”ってなって」
ー『SEX IS LIFE』からは初期衝動を感じました。
「衝動はめっちゃありました。だからこそジャンルなんか関係なくHIPHOPもR&Bもロックっぽいのも何でもつめた感じですね。一番影響を受けたのHIPHOPだけど、最近はまっているのはメタルだし。僕はジャンルレスな時代を作りたいなって思ってるんです。それは音楽だけじゃなくてね。音楽だったら音楽しかやらないとか、俳優だったら俳優しかやらないとかじゃなくて。何やってもいいじゃないですか。だって僕は俳優、ミュージシャン、アーティスト、ファッションデザイナー、モデルっていろんなことをやっているんです。まだ16歳ですけど自分で企画書作って、企業にプレゼンしたり裏方的な仕事もたくさんしてきた。それを潰してまで1つに絞るのは勿体無いなし、世界を変える希望だってある。そんな気持ちでジャンルレスに作ったのが『SEX IS LIFE』なんです」
ー 音楽、アート、演技などジャンルレスに活動の幅を広げているYOSHIさんですが、今後はどんなことにチャレンジしたいですか?
「僕は“令和のロックスター”になりたいんですよ。そのために今は1から10のことをとにかくやって、最終的に0から1っていうのを作りたい。っていうのも海外にはKanye West、Justin Bieber、Michael Jackson、Jimi Hendrixとかいるじゃないですか。でも日本にはいない。だからこそYOSHIが0から1を作って、そこのレベルまでいきたいんです。KanyeWest、Justin Bieber、YOSHI ってイケてるじゃないですか。そういうアイコンに海外でなって、そっから日本をフックアップしたい。音楽然り、ファッションも然り。18歳か19歳にはメゾンブランドを立ち上げてパリコレまでやろうかなって思ってます。それで日本に帰ってきたときには世界中にいろんな友達ができているだろうし」
ー 日本を盛り上げたいのは、やっぱり日本人だから?
「もちろん。日本は日本人が変えないと。それは海外が変えてくれるものじゃない。そのためならいつ死んだっていいと思ってる。それはなぜかっていうと“今1分1秒を全力で生きている”から。そこが大切だと思うんです」
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2003年生まれ、現在16歳。香港人の父と日本人の母を持つ。13歳の頃、ヴァージル・アブローがそのファッションセンスを認めたことをキッカケにパリコレデビューでランウェイモデルに大抜擢。数々の有名ブランドのモデルも務めつつ、アート活動でも注目を集める。2019年5月には初のアルバム『SEX ISLIFE』をリリースしミュージシャンデビュー。9月より公開された映画『タロウのバカ』では主演を務める。
Instagram:@yoshi.226