本と歩いて遊ぶ。街を移動する際に文庫をポケットに投げ入れる。もちろんブックカバーを剥ぎ取って。
ストリートにある文庫たち。音楽アーティストやスケーターのマイ・ブック・ストーリー。
EYESCREAM12月号で好評だった“ 文学 × ストリート ”WEBでも特別に公開!
―― 本は好き? どれくらい読む?
好き。常に何かを読んでいるくらいに。
―― 特に好きなジャンルは?
小説しか読まないですね。青春であったり、人間ドラマが主。
―― この本を選んだのはなぜ?
ポール・オースターは友人に教えてもらっていくつか読みましたが、なかでも1番面白いかな? と思って。
―― 文学との出会いは?
高校一年生。
―― そのときは何を読んでいた?
松本清張とか村上春樹とか。演劇をやっている友人が原作であるシェイクスピアを読んでいたりしているのを見て海外小説にも興味を持ちました。
―― 本を読むことは音楽にも影響がある?
1番多く与えられる存在かも。ボキャブラリーが必要ですから。言い回しや表現技法もインスパイアされますね。
―― それは海外の本に多い?
はい。本来なら繋がらないようなユニークな表現があるし、比喩表現が面白い。
―― どんな風に本を探している?
本屋で外国人作家コーナーをウロついて。知らない作家でも買うし、それで面白かったら読む。
―― 普段から持ち歩く?
大抵の場合は。ボディバックに入れたりポケットに突っ込んで。
―― 買うのは文庫(ペーパーバック)が多い?
ええ、だって小さい方がいいじゃないですか。
Recommended Paperback!
『幻影の書』
ポール・オースター著
a short book story of
KID FRESINO
1993年生まれ、東京出身。
NY生活を経て現在は京都在住のラッパー。その姿、音楽からはHIPHOPアーティストの固定概念を打ち壊すスタイルが窺える。
外国人作家が描いた作品を好むKID FRESINOが、選んだリコメンドの一冊はポール・オースターの『幻影の書』。
http://spaceshowermusic.com/artist/12292204/
https://www.dogearrecordsxxxxxxxx.com/artists/kid-fresino/
Paperback on Street
02 “Shohei Kamba”
03 “Takahiro Morita”