FASHION 2024.03.04

Interview: VERDYがDr. Martens × Girls Don’t Cryのコラボシューズで実現したパートナーの願い

EYESCREAM編集部
EYESCREAM編集部

2月29日からリリースされたDr. Martens × Girls Don’t Cryのコラボシューズは上品でいてソリッドな風合いを携えた1足だ。ベースとなったのはRAMSEY CREEPER(ラムジークリーパー)シューズであり、そのバックボーンにパンクカルチャーを持つ。デザインやベースモデルの背景に大きくあったのはVERDYの最愛のパートナーの存在だ。その願いを叶えるようにデザインを構築していったのが、今回のコラボシューズ。そこにあるストーリーについて教えてもらおう。
そして、このコラボレーションの世界観を体感できる展示が3月11日(金)までDr. Martens SHOWROOM TYOで行われている。アイテムはすでに完売しているが、ぜひとも展示を楽しみにギャラリーを訪れていただきたい。
 

妻の“こういうシューズがあればいいのに”を形にしました

ーDr. Martensとのコラボ自体は初めてではないですよね。

VERDY:そうですね。2018年にはフライヤーをデザインさせていただいたこともありますし、細かいことでもオファーがあれば引き受けてきました。アイテムをリリースするのは今回が初になります。
 

次世代を担うWONK、King Gnuが出演。DR.MARTENSによるライブイベント第三弾は、2月27日開催。

※VERDYが手がけたDr. Martensのイベントフライヤー

 

ーDr. Martens × Girls Don‘t Cryのコラボシューズについては、いつ頃からプロジェクトがスタートしていたんですか?

VERDY:はっきりとは覚えていないですが、3、4年前から準備していたと思います。しっかりと時間をかけて大切に進めてきたプロジェクトになりますね。今回のDr. Martens × Girls Don‘t Cryのコラボシューズについてはグローバルキャンペーンの枠組みで発信されるものなので、日本だけではなく世界中でリリースされることになります。
 

ーVERDYさんとDr. Martensの関係性について教えてください。

VERDY:Dr. Martensは特にSupremeとのコラボ3ホールを愛用していました。あと、上京してきた当時、妻がDr. Martensのショップで働いていたんですよ。4、5年働いて最終的には店長をやっていたと思います。当時から妻は「こういうモデルがあったらいいのに」と思うことがあったようで、今回のコラボレーションでは、それをそのまま形にしようと考えたんです。
 

ー奥さんが当時から愛用されていたモデルがベースになっているんですか?

VERDY:そうです。アッパーにゼブラ柄のヘアオンレザーが施してあるモデルをボロボロになるまで履いていたから、今回のコラボではRAMSEY CREEPERをベースに、デザインをよりシンプルに研ぎ澄ませていこうと考えたんです。Girls Don’t Cryはプロジェクトの性質上、デザインについて妻の意見を求めることは多々あるのですが、今回のコラボに関してはいつにも増して細かく相談をしましたね。サンプルが上がってくる度に一緒にチェックして進めていきました。
 

ー奥さんと共にデザインを決定していったと思うのですが、特徴的な部分はどこにありますか?

VERDY:よりシンプルに、という意味でヘアオンレザーまでに含めてオールブラックにしている点がポイントです。ソールもブラックで少し厚手にしていますが、ここも妻の希望を取り入れた点ですね。サイドにGirls Don’t Cryのロゴを型押しで施して馴染ませているのも落ち着いた風合いを表現したかったからです。
 

ー今回のコラボシューズについてはソリッドな意匠の中にGirls Don’t Cryらしい可愛らしさが表現されています。女の子にもカッコよく履いてほしいという気持ちがありますか?

VERDY:それはもちろんなのですが、展開はユニセックスになります。ビジュアルにも女性モデルを起用しているのでレディース感が強いように感じられる人もいるかと思いますが男の子にも積極的に履いてほしいですね。シンプルに履きたい人はシューレースに取り付けているハートチャームを外してもいいと思います。それこそオールブラックなのでコーディネートにも合わせやすいのではないかと。
 

ーたしかに! それにヘアオンレザーをブラックにすることで、よりパンクロックの雰囲気が感じられる仕上がりですし、そういった音楽好きにもおすすめかもしれないですね。

VERDY:そうですね。ベースとなっているモデル(RAMSEY CREEPER)は、パンクのサブカルチャーにあるシューズなので、そもそもパンク感がありますが、、オールブラックにすることでよりパンクの印象が強調されている部分があるかもしれません。そこもポイントですね。
 

ーそのようなイメージを形にするようなイベントが渋谷の老舗ライブハウス、Shibuya eggmanで行われましたね。

VERDY:はい。今回のコラボレーションを記念して2月29日にShibuya eggmanでオールナイトイベントを行いました。メインアクトはThe Lazy Boys、このバンドは僕の友人たちによるスペシャルプロジェクトでもあり、そのファーストライブでした。

 

ーDr. Martens SHOWROOM TYOのギャラリースペースでは今回のコラボレーションに際して制作したビジュアルの展示がおこなわれるのだとか?

VERDY:そうですね。すでに公開しているビジュアルを大きくギャラリースペースに掲示しています。今回のコラボレーションの世界観が伝わる空間になっているので、ぜひ足を運んでみてください。

DR. MARTENS X Girls Don’t CryによるコラボRAMSEY CREEPERが誕生!


 

ー今回が初めてのコラボアイテムリリースだったと思いますが、今後Dr. Martensとやっていきたいことはありますか?

VERDY:僕としては今後も一緒にやっていきたいと考えています。Girls Don’t Cryだけではなく、Wasted Youthで一緒に何かを作ったりしても面白そうですね。他のプロジェクト同様、継続的にやっていければと考えています。

INFORMATION

Dr. Martens SHOWROOM TYO

https://jp.drmartens.com/SHOWROOMTYO/
https://www.instagram.com/drmartens_japan/
 
12:00-19:00(定休日 火曜・水曜)
東京都渋谷区神宮前5-2-28 1F
Tel_03-6746-4898
※本コラボレーション商品は全て完売しております。

 
 
 
 

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