FASHION 2026.04.03

REDMAN.が受け継ぐネイティブアメリカン・ジュエリーの精神

EYESCREAM編集部

東京・原宿を拠点とするネイティブアメリカン・ジュエリーブランドREDMAN.。デザイナー石橋征道が半世紀以上にわたり唯一無二の作品を生み出してきた。2025年には大阪・堀江にも路面店をオープンし、その世界観をさらに広げている。

石橋がインディアンジュエリーに魅了されたのは、1957年に出場した米軍キャンプでのアマチュアボクシング大会だった。そこで目にした、シルバーに埋め込まれた「ターコイズ」が彼の人生を大きく変えることとなる。数年後に再び渡米し、知人を通してオクラホマのカイオワ族と出会う。先住民の生活や工芸品に深く感銘を受け、交流を重ねる中で、日焼けした肌が彼らと同じ“赤い肌”であることから“REDMAN”というインディアンネームを授かった。その後も現地で学んだ技術を礎に独学で制作を続け、今日に至るまでジュエリー制作に情熱を注ぎ続けている。

REDMAN.の作品は、ネイティブアメリカンが大切にしてきた信仰や伝説への敬意を込め、伝統的なモチーフを現代的に昇華したものだ。中でも「ターコイズ」「イーグル」「フェザー」は、ブランドを語るうえで欠かせない存在となっている。

「ターコイズ」は、古来より危険や病気を遠ざけ、幸運をもたらす石として大切にされてきた。石橋が長年収集してきたコレクションに加え、専門知識を持つスタッフがアメリカで厳選したハイグレードな天然石を用いる。あえてナチュラルなフォルムに仕上げることで、一点ごとに異なる表情を宿す唯一無二の作品へと昇華される。

ターコイズ
¥55,000-(税込)〜¥1,540,000-(税込)

1980年代に完成された「イーグル」モチーフもまた、REDMAN.を象徴するデザインのひとつだ。イヌワシが大空を舞う姿を緻密な彫金で表現し、厚みや彫りの強弱によって細部まで忠実に再現。空高く飛翔する姿から、祈りを天へと届けるお守りとして信じられている。

イーグル
プラチナヘッド×ゴールド
¥4,180,000-(税込)
ゴールドヘッド×シルバー
¥495,000-(税込)

さらに「フェザー」は、ゴールデンイーグルの羽根を象った神聖なモチーフ。偉大さと強い精神力の象徴として崇められてきた存在であり、ネイティブアメリカンの伝統に則った正式なデザインで制作されている。その精緻な造形からは、受け継がれてきた歴史と精神性が感じられる。

フェザー
¥8,800-(税込)〜¥1,980,000-(税込)

今年90歳を迎える石橋は、現在も現役で制作を続けている。
「頭に描いたデザインがシルバーから生まれる瞬間が一番楽しい。刻印を打ちながら、パワーを込めて作品を作っています。今後も一つでも多くの作品を残していきたいですね」と語る。

直営店スタッフを中心に全国でイベントも定期的に開催しており、東京での催しには石橋本人が来場することもあるという。タイミングが合えば、レジェンドと直接出会える貴重な機会となるだろう。

インディアンジュエリーとは、祈りの象徴をかたちにしたもの。自然の力を宿すモチーフや石には、身に着ける人を守る意味が込められている。ネイティブアメリカンの精神とともに歩んできたその手仕事は、これからも静かに受け継がれていく。

INFORMATION

REDMAN. JiNGUMAE

住所:東京都渋谷区神宮前 3-20-1 101
TEL:03-6804-1554
営業時間:11時~19時(水曜定休日)

REDMAN. OSAKA

住所:大阪府大阪市西区南堀江1-21-6 パークハウス南堀江1F
TEL:06-6599-8813
営業時間:11時~19時

https://www.redman.world

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