世界的に根強いスニーカーブームの中、今や東京のスタンダードも確立されてしまった。
ストリートでプロップスを得るキックスを競うように追いかけ、どこへ行っても足元を見れば似通った退屈なスタイル。
しかし、シーンのルールを覆すゲームチェンジャーは、こんな時にこそ現れるものだ。
今シーズン、PUMAが次なる選択肢として提示する、CELLコレクション。1998年当時、革命的と評された名作が今、同じく90年代に生まれ、新しい価値観で東京カルチャーの未来を担うミレニアル世代の、多彩で軽快な生き方と重なる。
共鳴する東京ミレニアルズとPUMA CELL。これからの、New Tokyo Standardがここにある。

vol.1 Young Dalu & Sakura

クラシックを再構築する新しい感性

「みんながみんな、自分が一番イケてるって誇りを持ってほしい」

二人は上の世代と考え方が違うなって思うことってありますか？

Young Dalu：ありますけど、何が違うんだろう？でも、上の人たちは見ててかっこいいと思いますけど、難しく考えすぎてて、制限されちゃってることが多いんじゃないですかね。もっとイージーに力を抜いた方が良いアウトプットができるように思うことがあります。

Sakura：私は音楽だけじゃなくて、マルチにいろんな事をやりたいんですよ。それって最近ようやく認められてきた考え方で、昔は専業で一つのことを極めないとダメだって風潮があったというか。そういう、変な決まり事には捉われないようにしています

Young Dalu：そうだね。だから逆に、表現の自由が効くようになったとも思いますよ。年齢関わらず意見はフラットに伝えるようにしているから、大人たちが僕らの良いところを受け入れて、引き出してくれる環境も確かにあるので。

Young Dalu
1997年生まれ。
お台場生まれ、お台場育ちのメンバーによって形成されたHIPHOPクルーNormcore Boyzの中心人物。
ソロでの活動も精力的に行い、ヒップホップシーンで勢いを見せる注目のヤングガン。

Sakura
1993年生まれ。
アフリカのミックスルーツを持つ。
モデル、ダンサー、アーティストとなどマルチな表現の場で活躍している。

ファッションについてはどんな感覚で楽しんでいますか？

Young Dalu：ブランドどうこうってよりかは、ストリートだったら着たい服を自分たちで作っちゃうってところに行き着く人が周り見てても多いですね。SNSとか、今の時代ならではのアピールの仕方もいくらでもあるから、身内で作った何の変哲もない物でもDIYでカッコよく見せられる。自分も、ソロで出すシングルのリリースに合わせてTシャツを作ったら売り切れたりして、手応えを感じるとともに、怖さもあります。

Sakura：それも、Daluっていうブランドに対してのリアクションだよね。そういう自分のスタイルを持ってる人が、どんどん新しいジャンルを作っていくから、おしゃれの幅が広がってるんだろうなって。一周してギャルの服が流行ったりとか、ある程度トレンドって常に回ってるじゃないですか。でも今って、◯◯系みたいなカテゴリが昔ほど確立されてないというか、何でもありだからこそ着る人の感性に委ねられてる気がする。

今日の撮影はどうでしたか？

Sakura：いつも、ほぼPUMA着てるんですけど、今日履いたCELLも形がすごい可愛かったです。若干の近未来さというかスペーシーな感じが新鮮で、うちらが普段着る格好にもマッチするなと思いました。

Young Dalu：CELL自体が段々、ハイテクにモードな方向性に進化していて、すごくスタイリッシュですよね。ストリートだけど洗練された表現に新しさを感じました。

お二人ともPUMAを愛用してるようですが、好きになったきっかけは？

Young Dalu：きっかけは、Netflixのドラマ『ゲットダウン』ですね。登場人物が履いてる赤のPUMA クライドを自分も買いました。70年代後半にNYでおれらと同世代の子たちが、何もないところから音楽で上がっていくって話がすごくフィットしたんですよ。Normcore Boyzを結成する前に仲間と見てて、いつかクルーの皆でPUMAで揃えてステージ立とうよって話してました。それからPUMAはずっと好きですね。いまこうやってライブができるようになって、PUMAの撮影に呼んでもらえるようになって、本当ヒップホップだなって思います（笑）

Sakura：間違いなくヒップホップだね。私は、FENTY PUMA by RihannaのLAでのパーティーにモデルとして呼んでもらったのがきっかけですね。FENTY PUMAもめちゃくちゃ可愛かったし、その仕事からPUMAをより意識するようになって、インラインにもこんなにトバしてるアイテムがあるんだ！ってどんどん好きになりました。

それでは最後に2人でリリースする作品について教えてください

Young Dalu：Sakuraちゃんという女の子の存在をメインに立てていて、とにかくSakuraちゃんに憧れる人は必聴です。

Sakura：今っていろんな子が表に出れて、すごく良い時代だからこそ、その中でも、うちらが一番Flex（＝キメてる）してるよ！みたいな曲。これは、皆にもそれぐらい自信を持ったバイブスでいて欲しいってメッセージでもあるんです。SNSだけの世界じゃなくて現実でも強くあって欲しい。みんながみんな、自分が一番イケてるって誇りを持ってくれたらいいな。

※Flex（見せびらかす、格好つける、自慢するという意味のスラング）

Young Dalu：気持ちよく聴ける仕上がりなので、夏はガンガンFlexしながら、この曲でフィールして欲しいですね。

LQD CELL OMEGA DENSITY
¥15,984 (税込)
LQD CELL OMEGAは、六角形（CELL）の壁を取り払い、流動的なジェル状にアップデートされたLQD CELL搭載の最新モデル。そのデザインは90年代後期からゼロ年代初期モデルのCELLのDNAを引き継いでおり、アイレットはCELL ENDURA、つま先の補強パーツはCELL ALIENやINHALE、ソールはCELL VENOMといったアーカイブから着想を得た。DENSITY（密度）を意味する同モデルは黒、白のワントーンのアッパーを採用し、歴代のパフォーマンスモデルの特徴的なパーツのインスピレーションを先端技術と素材で再構築したシューズとなっている。

Young Dalu @dalu_san_fuck[ig]
キャップ￥3,600／PUMA（PUMA お客様サービス）
パーカ￥48,500／STAMPD（株式会社I AM）
Tシャツ￥7,800／BORN × RISED（new tron）
パンツ￥42,000／p.a.m（comcode showroom）
ピアス、ネックレス／本人私物

Sakura @slammin_sakura[ig]
トップス￥39,000／ARIES（comcode showroom）
ブラトップ￥4,300／PUMA（PUMA お客様サービス）
パンツ￥68,000／LANDLORD（MATT.）
ピアス￥22,000、チョーカー※参考商品、リング（薬指)※参考商品／すべてO THONGTHAI（MATT.）
リング(中指)￥21,000／NEON SIGN（NEON SIGN）