Leeのアーカイブスシリーズは同ブランドの伝説的なプロダクトたちを現代に蘇らせるプロジェクト。今回リリースされたのはWWⅡモデル、つまり大戦モデルだ。大戦モデルとは、1942年第2次世界大戦当時に製作されていたプロダクトのこと。簡略化が義務付けられた時代に作られたプロダクトは、軍衣料に採用されたものを汎用品として月桂樹が刻印されたボタンや無地のドーナツ型ボタンといった廉価な既製パーツ、通常よりボタンの数が少ないボタンフライフロント、バックポケットのステッチの省略など、この時代だけに見られる特異なディテールが特徴的。

ボタンはCOWBOY刻印から汎用月桂樹ボタンに変更し、ワークウェアを誇示するトリプルステッチはダブルステッチに。胸ポケットのフラップは縫製工程を軽減するため、丸みのある形状に、そしてバックルバックを廃止し、リベットとプリーツのみに省略したCOWBOY JACKET。Leeと言えば左綾のデニムを使用しているのだが、本作は1944年まで採用された右綾仕様に。
¥30,000+TAX

当時の物資統制に伴い、軍用にジッパーが大量に必要となり、ジッパータイプの101-Zが生産休止、ボタンフライのみになったことから、トップボタンに汎用月桂樹ボタン、フライボタンは無刻印に。そしてコインポケットのリベット、バックポケットのステッチ及び補強布が省略された。本来、前ポケット・股部に使用されていた銅や真鍮のリベットに代わり、鉄製無着色のLee刻印が入った通称“UFOリベット”に変更している。
¥20,000+TAX

本作はLeeの公式オンラインショップをはじめ、各店舗で取扱中。ジーンズにも歴史があって、そのストーリーを知ることで着るときの心持ちも変わるもの。2021年に買う新しいジーンズとして、特別な物語を持つ大戦モデルはいかがでしょう。

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Lee ARCHIVES WWⅡ大戦モデル

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