米西海岸のグッド・レーベル〈Stones Throw〉の、現行の看板アーティストとして躍進するMild High Clubが約4年ぶりとなる新作アルバム『Going Going Gone』を9月17日に発表、合わせて収録曲「It’s Over Again」のアニメーションMVも公開された。
マルチミュージシャン/シンガーソングライターのAlexander BrettinのプロジェクトであるMild High Club。ニューアルバム『Going Going Gone』は、スティーリー・ダンやトッド・ラングレン、ビートルズといった巨匠たちのスタイルをはじめ、ジャズ、ソウル、ロック、ブラジル、AOR、日本のシティポップまで多彩な音楽からインスパイアされ制作されたという。アナログ感あふれるサウンド、スムースで軽やかなグルーヴ、ノスタルジックで親しみやすいメロディー。メロウでスウィートなドリーム・サイケ・ポップスは、秋の夜長にも似合いそうだ。「It’s Over Again」のMVのアニメーションは「Dionysian State」「A New High ft. Winter」に続きFootheadが手がけている。
photo by Lili Peper
にしても、このMild High ClubにしろJerry PaperにしろLos Retrosにしろ、〈Stones Throw〉はやはり嗅覚鋭いというかグッドセンスすぎるというか。「LA発の良質ヒップホップ・レーベル」というリスナーが勝手に抱いているイメージなんて我関せず、インディペンデントで、グッド・ミュージックであれば! というスタイルには敬服するばかりだ。
INFORMATION
Mild High Club『Going Going Gone』
Apple Music
https://music.apple.com/jp/album/going-going-gone/1523126012
Spotify
https://open.spotify.com/album/0c4lcf4DqYasZzNz8n2VBl
Stones Throw
https://www.stonesthrow.com/news/mild-high-club-going-going-gone/
※LP は10月上旬、CDは9月下旬リリース予定
[Track list]
01. Kluges I
02. Dionysian State
03. Trash Heap
04. Taste Tomorrow
05. A New High ft. Winter
06. It’s Over Again
07. Kluges II
08. I Don’t Mind The Wait
09. Dawn Patrol
10. Waving
11. Me Myself and Dollar Hell
12. Holding On To Me