2022年、客演を招いた楽曲を5作連続でリリースし、メジャー2nd アルバム『Circus』をドロップするなど、これまで以上に精力的な活動をみせたRyohu。去る12月2日（金）、同作を提げたリリースライブがLIQUIDROOMにて開催された。バンドセットで行われた今回は、メンバーにTENDRE、磯貝一樹、田中航、MELRAW、Yohji Igarashiが参加。ゲストとしてフィーチャリングに参加したYONCE、IO、佐藤千亜妃、Jeter、オカモトショウが出演したほか、2023年3月をもってクルーとしての活動を終演するKANDYTOWNが駆けつけた。新たなフェーズを迎えたRyohuの一年を締めくくるに相応しいライブとなった。

満員のフロア。定刻、イントロが流れると、懐かしのトラックを予期したオーディエンスが一気に湧き上がり「All in One」（2016）からスタート。早々にボルテージを上げる客席を煽るように、1stアルバム『DEBUT』（2020）より「True North」、「Foolish」を激しくパフォーマンス。そのまま今宵の第一弾ゲストJeterを招聘し、「Money Money feat.Jeter」の心地よいグルーヴで一体感を生み出した。その後も「DownTown Boyz」、「Shotgun Shuffle, Pt. 2」、「GMC」を立て続けに披露し、多幸感溢れる「The Moment」では盛り上がりも最高潮に。

バンドセットならではのサウンで壮大なステージを繰り広げる中、『今日は今日だけ、今は今だけ。今日は僕のライブを楽しんでいってください』とMCを挟むと、KANDYTOWNのアンセムの一つ「Ain’t No Holding Back」をプレイ。続く「The More, The Better」ではTENDREによるコーラスとムーディな雰囲気へと誘った。

ライブも後半戦、ここからはゲスト陣が続けて登場。佐藤千亜妃との「Cry Now feat. 佐藤千亜妃」では、佐藤の透明感ある歌声と見事な掛け合いを披露。続くIOを招いた「Real feat. IO」では会場をメロウに揺らした。その後、Suchmosの楽曲「GIRL feat. Ryohu」以来となる共作を果たしたYONCEを迎えると、ダンサブルな「One Way feat. YONCE」で会場をハイにさせた。

余韻に浸る中、ラストは感謝を込めて「Thank You」をチョイス。〈音の上で揺れろ／それ以外は必要ないぜ〉のリリックの通り、オーディエンスを揺らした。そして幸福感に包まれる中、KANDYTOWNがお出まし。新曲「Curtain Call」をはじめ、最新アルバム『LAST ALBUM』からのナンバーを次々と展開し、ライブ終盤とは思えぬ熱気に包まれる会場。Ryohuと抱擁を交わし、メンバーが舞台を後にすると、同じくK-Twonの盟友・オカモトショウが登場。ズットズレテルズ以来の共作「Hanabi feat. オカモトショウ」を、エモーショナルかつ軽快に歌い上げた。そして最後は、『二十歳のときに太朗ちゃん（河原太朗／TENDRE）と作った曲をやって懐かしみながら帰ります』と「Car Race」で締めくくった。

Set list
1 All in One
2 True North
3 Foolish
4 Money Money feat.Jeter
5 Downtown boyz
6 Shotgun Shuffle
7 GMC
8 The Moment
9 Aint No Holding Back
10 The More,The Better
11 Cry Now feat.佐藤千亜妃
12 Forever
13 Real feat. IO
14 No Lie
15 Level up
16 One Way feat.YONCE
17 Thank You

BAND
Gt/Sax　MELRAW
Gt　磯⾙⼀樹　
DJ Yohji Igarashi
Dr 田中航　
Ba/Key/Cho　 TENDRE