Interview: maya ongaku
ファーストアルバム『Approach To Anima』を通して見えてくる彼らの「maya」

Photograph_Yuta Kato, Text_Yuji Shibasaki

Interview: maya ongaku
ファーストアルバム『Approach To Anima』を通して見えてくる彼らの「maya」

Photograph_Yuta Kato, Text_Yuji Shibasaki

maya ongaku。謎めいた名を持つそのバンドは、2023年5月にGuruguru BrainBayon Productionより共同リリースされたファーストアルバム『Approach To Anima』で、一躍注目の的となった。サイケデリックロック、フォーク、ドローン、アンビエント、スピリチュアルジャズ。様々な音楽がごくナチュラルに入り混じったその音楽は、一見時代性とは無関係に超然と存在しているようだが、その実、「今」の姿がくっきりと刻まれ たものでもある。メンバーの園田努(ヴォーカル/ギター他)、高野諒大(ベース他)、 池田抄英(キーボード/サックス他)に話をきいた。

――バンド結成の経緯を教えてください。

高野:元々、音楽とは関係なく学校の同級生として仲良くなったんです。僕と園田は中学の同級生で、池田とは高校の同級生。

園田:全員サッカー部だったのではじめのうちは音楽の話なんて全くしなかったんですけど、俺と諒太が浪人の頃からいきなり変わったんです。

池田:俺もその前の小4からギターをやっていたり、みんなもギターを弾いたり、個別には音楽に触れていたと思うんです。でも、共通の話題として一気に音楽にハマっていったのはその頃だったよね。

園田:最初のきっかけとしては、中3のころに俺がビートルズにハマったのが大きかったと 思います。NHKの「SONGS」でビートルズの特集をやっていて、親が録画していたんです。それを学校から帰ってから繰り返観ていました。めちゃくちゃ興味を惹かれて、ベス トアルバムを買うためにiTunesで探して買いました。曲も多いしセルフタイトルだしコレ だろうと思って買ってみたら、実際は『ホワイトアルバム』だったんです(笑)。結果的 にその内容に完全にヤラれて、1960年代後半のサイケデリックロックにハマって行って。 で、浪人の頃にビートルズはじめその辺の音楽を二人に勧めたんです。

高野:その頃は勉強する以外に打ち込めるものが全く無くて、本当に辛かったんです。けど、ビートルズに出会って、それまで味わったことのない感覚を抱いたのを覚えています。

池田:僕は二人より先に現役で大学に入っていて、ある日フリマでサックスを見つけてそれを吹くようになっていたんです。その頃に二人の影響を受けて1960年代の音楽を聴いてみたら一気にハマっていった感じですね。

――『ホワイトアルバム』になぜそこまで惹かれたんでしょうか?

園田:中学の頃、大友克洋とか『ガロ』系の作品とか当時の主流とは違う漫画を読んで、価値観がガラッと変わる衝撃的な体験をしたんです。最初はよくわからなかったんだけど、時間をかけて消化していくうちに自分にとって一番面白いものになっていきました。後期ビートルズの音楽もまさにそういうものだったんです。いまでこそ神格化されていますけど、『ホワイトアルバム』って、あくまで手作り感が強くある音楽だと思うんです。大友克洋の初期作品を初めて読んだときも同じように感じました。完成されたエンターテイメントというよりも、作り手がやりたいことを自由にやっていて、いろんなところに「手作り」の痕跡が残っている。それ以前に聴いていたJ-POP系の音楽は、自分からしたらディズニーの作る完璧な世界に近くて、自分でもやってみようという発想が出てくるものじゃなかったんですけど、『ホワイトアルバム』は全然違ったんです。

――実際に演奏を始めるのは園田さんと高野さんが大学生になってからですか?

高野:そうです。それをモチベーションにして浪人を乗り切った感じです(笑)。

園田:当時はもう一人ドラムのやつがいて、まずはみんなでジャムセッションを始めました。

――あ〜、やっぱりジャムセッションからバンド活動がスタートしているんですね。

池田:はい。ワンコードの反復とか、ブルースのセッションとか…。

――ある時期からインディーロック的な文化圏でジャムセッションって全く流行らなくなった印象があって。むしろ、最初から作曲/アレンジ志向のパターンが多いじゃないですか。maya ongakuは一聴して明らかにそういうのと違うなと思ったんですよ。

園田:ただひたすらジャムってましたからね。ピンク・フロイドの「エコーズ」みたいなのを延々と…。そういうのをずっとやっていると、音の抜き差しの機微みたいなのもだんだんわかってきて。

――普通のリハスタでやっていたんですか?

池田:いや、その頃からたまり場になっている家があって、その二階を改造して延々と(笑)。

園田:俺たちの中で「戸建て」って呼んでいるんですけど(笑)。そこにPAスピーカーを持ち込んで演奏してました。

――県外の人間のロマンが入っているかもしれないんですが、みなさんの地元の江ノ島とか茅ヶ崎の周辺にはやっぱそういうコミュニティというかシェアリングカルチャーみたいなのが根付いているんですかね?

池田:どうなんだろう、根付いているというわけでもないと思うけど……サーファーや音楽関係の人たちが自由に出入りしているような古着屋兼飲食店が近くにあって、そこでも色んな交流がありましたね。

――生活と音楽の距離が近い?

池田:そうだと思います。

高野:その店を通じてSuchmosのメンバーに色々音楽について教えてもらったりね。みんな恐ろしく楽器上手じゃないですか。

園田:スケール(音階)とかマジでわかんなかったからね(笑)。楽器の扱い方とか超基本的なところから。けど、Suchmosの人たちも全然先輩風を吹かす感じじゃなくて、俺らも俺らで彼らから影響を受けたくて教わっていたっていうより、いかに自分たちの音楽をやるかを考えていて、あくまで自由な感じでしたね。

――地元には、ヒッピー〜サイケデリック的なシーンも根強くあるんですかね?

池田:どうなんだろう。あんまりそういうのもないような気がするけど。

園田:少なくとも自分たちとしては明確にヒッピー文化みたいなのを志向するぞって感じではなくて、もっと自然なスタンス。サイケデリックにどっぷり浸かるというよりも、その感覚を現実の中でいかに表現するかを大事に思っていますね。かつてのヒッピーやビートニク文化にしても、意識変容みたいなものに没入して終わっちゃうんじゃなくて、それを俯瞰した上で創作に結びつけているものに惹かれますね。アレン・ギンズバーグはぶっ飛んだ人であると同時に何よりもまずは優れた詩人だったわけじゃないですか。まず発想力やクリエイティビティがありきの話、というか。

――ジェリー・ガルシアをヒッピーの親玉みたいに崇めるんじゃなくて、まずは優れたギタリスト/作曲家として評価する、というような?

園田:そうです。トリップ云々よりめちゃくちゃギターが上手い、ってのが先にあるわけで。

――「戸建て」にはみなさん以外にも色んな人が出入りしていたんですか?

池田:そうですね。元々友達同士7~8人集まって共同で借りたんです。だから色んな音楽好きが出入りしていて。ジャズギターを熱心にやっているやつとか……。

高野:そういう意味では「戸建て」を中心としてある種のコミュニティができていた感じですね。楽器をやってない人もいたし、すごく緩やかな繋がり。

園田:バンド自体も7~8人にまで人数が膨らんだり。さっきいったドラムのやつとの4人組になってからちゃんと活動をするようになって、mayaっていう名前を使いだしたのはその頃からですね。

――「maya」というのはどんな意味なんですか?

園田:「マヤ文明」から取っているの?とよく訊かれるんですけど、実は違うんです。サンスクリット語の言葉に「maya」というのがあって、音としてはそこから取っています。個人的に思うところがあって一時期「戸建て」から離れていたんですけど、そのときに一人でフルクサスとかネオダダにハマっていたんです。無意識と結びついた芸術とかインプロヴィゼーションに惹かれていく中で、この「maya」という言葉を思いついたんです。詳しく話すとかなり抽象的な話になっちゃうんですけど……(笑)。

――ぜひ聞きたいです。

園田:普段俺たちの目に見えている領域のことを「視野」っていうじゃないですか。一方で、例えば自分の真後ろとか真上とか、見えていない領域のことは「外視野」という言葉で表されているんですよね。つまり「外視野」というのは、「視野」という概念に「その外部の」という意味の語をくっつけて修飾することによって辛うじて名指されているに過ぎない。けど、例えば俺の背後を一匹の猫が通過した場合、俺自身の知覚としては左側に猫がいて、その後少し時間をおいて右側に猫がいる、という情報しか受け取っていないはずなのに、「猫が後ろを通過した」ということが理解できるじゃないですか。考えみればすごく不思議なことですよね。けど、人間のクリエイションの根源ってそういうことだと思うんですよ。直接的な知覚を超えた世界像を「作っている」っていう。だから、「見えない領域」をただ「外視野」って便宜的に言い表すんじゃなくて、もっと人間のクリエイションの根源性と結びつけた概念として「maya」と呼んではどうか、と思ったんです。

――なるほど〜、面白い。

園田:インプロヴィゼーションにおける「創造」も、ある意味で音の「maya」へアクセスしている行為といえるんじゃないかな、と。そういうことを意識しながら即興でワンコード30分の曲を作ったんです。それをみんなに送ったら意外と面白がってくれて。その曲を ライブでも演奏をするようになるんですけど、30分もあるから一曲だけで持ち時間が終わっちゃうんですよね(笑)。曲紹介のつもりで「『maya』でした」っていっていたら、いつからか見に来てくれた人たちから「次mayaのライブいつやるの?」って言われるようになって、あ、これそのままバンド名にしちゃえばいいかと思って採用しました(笑)。

高野:最初の頃は毎回違う超適当なバンド名でライブ出ていたからね(笑)。前例がなければ「ザ・バンド」が良かったんだけど(笑)。

園田:名前をつける行為ってめちゃくちゃ恥ずかしいじゃないですか(笑)。あと、名前を付けると演奏する音楽のイメージが固定されちゃう気がしていたので。

――「maya」に「ongaku」をくっつけたのはどういう経緯なんですか?

園田:これはネットでの検索対策です。

――(笑)。

池田:そこはめちゃくちゃ現実的(笑)

園田:Spotifyとかで「maya」って検索すると海外のシンガーが大量にヒットしちゃうんですよ(笑)。あともう一個の理由としては、小杉武久さんのやっていた「グループ音楽」の名前がめちゃくちゃかっこいいなと思っていたので、それへのオマージュでもあります。

――アルバムを聴くと、随所でドローン要素が目立っていると思うんですが、それもやはりフルクサス周りからの影響が大きいんでしょうか?

園田:そうですね。大きいと思います。本当は全部ワンコードのドローンアルバムにしたいところなんだけど、せっかくGuruguru Brainから出すし、ロック的なキャッチーさも必要かなと……。

――そこにも割りと冷静な判断があるんですね(笑)。けど、歌モノとうか、ポップス的な構造を持った曲の出来栄えも素晴らしいと思いました。ポップな肌触りだけど、根底にはドローンや反復が潜んでいる、というか。

園田:コード進行に凝った曲も作ってみたんですけど、全然上手く行かないんですよ。

池田:そうそう。やっぱワンコードがしっくりくるんだよなあ。

――BPMも現代の一般的なポップミュージックからしたら相当遅いですよね。

池田:遅いですね〜。50とか70とかそれぐらいじゃないですかね(笑)。

園田:以前、田中宗一郎さんがポッドキャストでBPMの話をしていたんですけど、BPMは遅い方がエラいといっていて。なんでかっていうと、遅い方が聴く人の側で無限にリズムを分割することが可能だから、と。

――なるほど〜。確かに三連符を絡めやすかったり、リズムの細かなニュアンスがかえって豊かになる気がします。

園田:そうなんです。俺たちも三連符でディレイかけたりしていますし。すごくいい感じになるんですよね。

――構造はミニマルだけど全然単調に感じないのには、そういう技の効果も大きそうですね。

園田:今って、やたらにコード進行に凝ったりしなくても、音色とか構成の工夫で十分に面白いものができる時代だと思うんですよ。編集やイコライジングにしても手軽に操作できますし。ハーモニー的な複雑さがなくても、音楽を気持ち良くする方法はいくらでもあるから。

――レコーディングはどこかのスタジオを借りてやったんですか?

園田:いや、俺の実家の会社の空きガレージで録ってます。そこにみんなで防音室を作って、機材を持ち込んで。

――じゃあそこで三人揃ってセッションしながら一発録りしたんですね。

園田:違うんですよ。AKGのちょっとだけいいマイク一本だけでパートごとバラバラに録ってます。

――え!ちょっと信じがたい。各楽器の特性をうまく捉えているし、すごくいい感じにアンビエンスとかも拾っている印象だったから。

池田:ホントですか?嬉しい(笑)。

――ちゃんと復数マイクを立てて録ったんだと思ってました。しかもこの音楽性でバラ録りってヤバいですね。ドラムがいないし、ダビング時の同期が相当難しそう。

高野:まずバスドラにマイク立ててクリックに合わせて録って、後でそれに合わせて僕のベースを録っていく流れですね。で、僕のベースが揺れるので、今度は最初に録ったバスドラをベースのタイミングに微妙に寄せていくんです。

――へ〜!勝手に「生音一発修正無し」みたいなこだわりがあるものだと思いこんでいたから、ちょっと衝撃です。まあ、ぶっちゃけ結果がよければそれでいいですもんね(笑)。

園田:ただ金が無いってのもデカいですけどね(笑)。

――てことは、エンジニアリングも自分たちでやっているんですか?

園田:はい。ミックスも俺がLogicでやってます。

――いやー、なんというか希望が湧いてくる話ですね。

園田:手近な機材だけでどうやったらできるかというのを意識してやっている部分もありますね。下の世代的にもその方が希望が持てるじゃないですか。高い機材を集めて際限なくやってわけがわからなくなるより、5万円のマイク一本で頑張って録れば一応どうにかなるよ、っていう(笑)。

――会社のガレージスペースが空いていたというのも勝因な気もします。やっぱり、宅録orプロ向けスタジオの二者択一になってしまいがちな東京の制作環境だと再現が難しい音なのかも?

園田:そうかもしれないですね。だから逆に東京のミュージシャンに言いたいですよ。郊外の一軒家を借りて工夫すればとりあえずなんとかなるよって(笑)。実際そんな難しいことじゃないはずですから。

――アルバムを聴いていると、マイクとの距離感とか、楽器の手元のコントロールも相当上手い感じがするんですよね。ダイナミクスの制御が肉体的っていうか。何度も言いますけど、こりゃやっぱりジャムセッションを重ねた人ならではのものだな、と思う。

池田:楽器の演奏自体は全然うまくないけど……(笑)。

――いわゆる「テク」の話とも違って、MIDIコントローラーとDAWの画面を操作しているだけでは血肉化しえない何かというか……。こんな事言うとめちゃくちゃ老害っぽいけど、事実、そういう「ジャムセッション的身体を経由した上でのデジタルデバイスの再包摂」みたいなのってあると思うんですよ。それもまたさっき言った「maya」的現象の一つじゃないですか?もしかしたら。

園田:面白い。確かに、自分たちが「いい」と思えるニュアンスや音色のイメージには確固たるものがあると思います。

――サックスの音色にしても、なんというかスピリチュアルジャズ的な深い土俗性を感じます。

池田:嬉しいですね。僕はもうとにかくファラオ・サンダースが大好きなんで。

――あと、パーカッションの音色選びもいい。

高野:みんなが持っているパーカッションを一同に集めて録音しました。トライアングル、ギロ、フレクサトーン、シェイカー、ジャンベ、ボンゴ、あと、スネアのリムショット。

池田:リムショットは使うけど、皮は叩かない。

――スネアの音って、「ポップス」的な拘束力がすごいですからね。

園田:そうなんですよね。更にその音にリバーブを足せば途端に「聴いたことのあるポップス」へと引っ張られちゃうというか、一気に「ロックバンド」的なイメージに落ち着いてしまう。

――非「ロックバンド」的な感触ということでいうと、ニューエイジ〜アンビエント的なものへの接近も感じます。

池田:ジャムセッションでも、アンビエント的なものはよくやっていますからね。

高野:さっき話に出た古着屋の人に教えてもらって、アリエル・カルマとかをよく聴いてました。ドローンや前衛的な音楽にはない新しい感覚や自由さがあるように感じました。

――皆さんの世代(1997年生まれ)だとニューエイジ的なものへの偏見もあんまりないですかね?

池田:そうかもしれないですね。自分たちが好きな音楽をやっていると、自然とニューエ イジにカテゴライズされるものに寄っていくのかもしれない。

高野:ニューエイジ系の中でも、ケミカルな色の強い音は苦手なんですけど、アリエル・カルマのように、電子音を使っていてもどこかオーガニックな薫りのするものに惹かれます。

――以前はシンセサイザーを使うことへの忌避感があったりもしたんですか?

高野:昔はあったかも。けど、今は特にないよね。

池田:ないですね。ライブでもセミモジュラーシンセとデジタルシンセを二台並列で使ってますし。アナログないい音が出る機材と、守備範囲が広い最新機材。どっちも好きですよ。

園田:アルバムでもシンセは使ってます。けど、ラインで直接録るんじゃなくて、フェンダーのギターアンプで鳴らしたものをマイクで録っています。

――クレジットを眺めていて目を惹いたのが、「セイウォーター」という楽器です。これはどんなものなんでしょう?

高野:これは僕の彼女のお父さんが作っている自作楽器なんですよ。鉄彫刻家の方なんですけど、音楽がすごく好きで、自分で色々とオリジナルの楽器を作っていて。ホラー映画の音効によく使われる「ウォーターフォン」という楽器があるんですけど、それは一般的に不協和音を得意とするものなんです。「セイウォーター」は、気持ちの良い和音が出るようにそれを元に改良したものですね。アルバムの中では「ウォータードリーム」という曲で使ってます。

――すごく気持ちの良い音ですよね。それこそドローン〜アンビエント的なサウンドに絶妙にハマっています。

高野:いい意味でコントロールが難しい、すごくアナログな手触りのある楽器ですね。

――みなさんと話していると改めて感じるんですが、オーガニックかつアナログ的な志向とデジタルテクノロジーの取り入れのバランス感がとても絶妙ですよね。

池田:まあこういう音楽をやりつつも、普段はiPhoneとか普通に使ってる現代人ですから(笑)。

――「機械文明から逃げてやろう」とかそういう気持ちはない?

高野:それは全くないですね。

園田:本当はもっと現代社会と接続したいくらいですよ。

――現代のロスアンゼルスのスピリチュアルジャズ〜ニューエイジ系のシーンへのシンパシーはありますか?カルロス・ニーニョやマシューデヴィッドなどを中心とした、あの周辺の……。

高野:好きですね。けど……。

――けど?

高野:まあでもあれは僕らの生活実感とは離れた遠いアメリカの話というか(笑)。

池田:好きだけど、めちゃくちゃ影響を受けているって感じでもないかな。

園田:サム・ゲンデルとかも素晴らしいと思うけど、なんというか、彼らはちゃんとしたインテリジェンスがあるっていうか、俺らからしたらちょっと頭良すぎるって気もする(笑)。

――今度8/10に渋谷のWWWで岡田拓郎さんとツーマンライブをやりますよね?彼の音楽はどう思います?

園田:岡田さんは最高!

高野:最高だね。

園田:僕らとは全然違う音楽だとは思うけど、同じ日本人ということもあって、すごくシンパシーを感じますね。岡田さんは元々ブルースギターを引きまくっていた人なんですよね。だからなんだろうな、俺達が惹かれるのは。

池田:そう、ブルース上がりなんだよね。しかもその日、「アンビエントブルース」っていう特別セットを組んでくれるらしいんですよね。やー、めちゃくちゃ楽しみです。ヤバい日になると思うんで、是非観に来てほしいです。

INFORMATION

maya ongaku

「rhythm echo noise」
出演:maya ongaku / Takuro Okada / and more
日程:8月10日(木)
会場:Shibuya WWW
時間:open 18:00 / start 19:00
料金:前売 ¥3,500(税込/ドリンク代別)
チケット:
e+:https://eplus.jp/rhythmechonoise/

7月16日(日)GFB’23 つくばロックフェス
7月28日(金)FUJI ROCK FESTIVAL’23 at Pyramid Garden
8月10日(木)“rhythm echo noise” at SHIBUYA WWW w: Takuro Okada
8月12日(土)名古屋 UP SET w: betcover!
10月1日(日) Epochs at 軽井沢

Instagram:https://www.instagram.com/maya_ongaku/?hl=ja
Twitter:https://twitter.com/maya_ongaku

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