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Liza「MAIGO feat. Lisa lil vinci & Siero」
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「MAIGO feat. Lisa lil vinci & Siero」の楽曲と映像に漂う、退廃的でミステリアスな空気感。どこか壊れそうで、それでいて美しいあの世界観に、つい引き込まれてしまった人も多いはず。今回Lizaが放ったこの一曲は、話題性あるコラボにとどまらない。本人いわく、“新章の始まり”を告げる重要な曲だ。金髪へのイメージチェンジ、人間関係の価値観の変化、より研ぎ澄まされた声とラップスタイル、そしてMVで描かれた物語。これまで何度も姿を変えてきたLizaは、いま初めて本当の意味で生まれ変わろうとしているのかもしれない。飄々と“ウケる”と笑いながら、その奥にはグサッと刺してくるような感性がほとばしっている。変化していくけれど、ブレることはない――そんな現在地を、「MAIGO」の背景とともに語ってもらった。

―「MAIGO feat. Lisa lil vinci & Siero」が珍しい組み合わせだって、皆驚いてます。
Liza:もともとは自分ひとりの曲として作っていたんですよ。でも、誰か入れても面白いなと思って声をかけました。Lisa lil vinciくんに関しては、私がよく“リザ”って間違われる度に“リーザだよ”って言っていたのですが、彼がそれを曲の中でサンプリングしてくれていて。そういうストーリーを拾っていくのいいなって思ったのと、あとリスナー目線でも意外性があるし面白いかなって。
―Sieroは?
Liza:Lisa lil vinciくんと私の二人だけだと、ちょっとサッドになりすぎる気もしまして。そこにSieroくんの独特さというか、ぶっ飛んだ感じが加わったら面白いバランスになるかなと考えて声をかけました。
―二人に何かオーダーは?
Liza:全くしてないです。好きにやってくださいって。上がってきたの聴いて、二人とも本当に唯一無二なんですよね。Lisa lil vinciくんはデータのやり取りだったんですけど、フロウが日本人離れしててすごく聴き心地がよかったです。Sieroくんは一緒にRECに入ったんですけど、音楽の向き合い方に感銘を受けました。
―「MAIGO」は、MVもすごくかっこよくて。あの退廃的な世界観は、Lizaならでは。
Liza:かっこいいですよね!
―普段から、絵は描くんですか?
Liza:描きます。ちょっと変な、暗い絵が好きですね。猫が好きだから、画用紙一枚に100体くらい猫を描いたりします。
―確かに、Lizaといえば猫のイメージがありますね。よくインスタでも「にゃ」って言ってる。
Liza:この前、「にゃ」ってどのくらい言ってるんだろうってLINEで検索したら、本当にたくさんヒットしましたね笑
―撮影現場ではどうでした?
Liza:Lisa lil vinciくんとSieroくんは、曲も一緒にやっていてもともと仲が良いみたいで。3人とも疲弊していたので、たまにだけ会話するって感じでした。撮影中はちょけてたりしましたけど笑
―今回の「MAIGO」は、今後のLizaさんの活動全体の中でどういう立ち位置の曲なんでしょう。MVも物語性があって、ここから何か始まるのかと感じました。
Liza:新章です。アウトロで金髪の私が出てきます。「MAIGO」は序章で、ここから新しいLizaの世界がどんどん出ていきます。
―アーティスト・Lizaってこれまでもたくさん変化してきましたけど、今は第何期?
Liza:私は「MAIGO」で第2期が始まったと思ってます。これまでの変化って、感情的な好奇心での変化だったんです。“こういうのをやってみたい”“これ面白そう”みたいな。でも今は、もうやることがひとつに絞られた感じです。
―二人が客演に入る段階で、「MAIGO」というタイトルは決まっていたんですか?
Liza:まだ決まってなかったです。でもフックに“迷子”ってワードがあるし、三人ともリリックの中で生きづらさみたいなものを書いている曲なので、「MAIGO」だな、と。
―「愛ならばとっくに迷子」というラインがあって、あれがすごく印象的で。
Liza:迷子になってますからね笑笑
―どこへ向かえばいいかわからない、みたいな?
Liza:いや、向かう先がわからないというより、思考放棄フェーズ。
―それは恋愛面で?
Liza:音楽以外の、生きていく中で生まれる感情すべてにおいて。音楽に関してはもう迷いはないんです。やることも明確だし。でも人間関係やプライベートな部分に関しては、もう思考を放棄したって感じです。曲の中に“大事な事は「君にも内緒」”ってラインがあるんですけど、結局、自分しかいないなってことを今すごく感じています。私の周りに琵琶湖くらい大きい湖があって、その水の中には入らないでください、的なね!笑
―そこには、誰ひとりとして入れない?
Liza:どれだけ大事な人でも、私の琵琶湖に入れて良いことありますかね。
これ、別に悲しい事ではない。むしろ私にとってベストな状態だから感情的な訳でもない。
―孤独とか寂しさは感じない?
Liza:そういう事は、あまり考えなくて、むしろすごく楽観的になりました。大人になったのかもしれません。昔はちゃんと人と向き合いたいとか、分かり合いたいとか思っていたんですが、今はそういう気持ちはあまり強くないですね。他者への興味がなくなった、に近いかもしれないです。


―ということはもう、最近は音楽に集中してる感じですか?
Liza:そうですね。というか、自分に集中しています。
―最近、音楽制作以外ではどんな日々を?
Liza:散歩ですね。はい。あと、めっちゃジム行ってます。やばい、完全にジム女になってます笑
―へぇ。ちょっと意外かもです。
Liza:アーティストとして足りない要素を潰してるんですよ。内面も知識も音楽性ももちろん磨きつつ、見た目も鍛えています。運動すると幸せホルモンも出るし、メンタルも安定するんですよね。
―最近のLizaさんはかなりストイックなモードなんですね。
Liza:あと最近、人に嘘をつくのにハマってます。
―嘘つきだ。
Liza:人を傷つけない嘘です。たとえば初対面の人に“⚫︎⚫︎ぽい”って言われたら、“正解!よく分かりましたね”とか言ってますよ。年齢も聞かれたら、“何歳に見えます?”って、言われた年齢に“すごい、当たり!”って言ってます笑
―それは、どういう遊び?笑
Liza:深いところまで掘られたくなくて、、。昔は、会った人に少しでも自分を知ってほしいって気持ちがあったんですよね。でも今は、自分のことを深く知られたくないので、一番掘られない答えを返して、そこで会話を終わらせる。それが結構楽しいんですよ。友達が横で“何言ってんだこいつ”みたいな顔してるのも面白いですよ。「本当の自分なんてものは、誰も知らなくていいんです」。
―今回の「MAIGO」がそうですけど、とにかく声とフロウに関してどんどんLizaスタイルが確立されてきてますよね。
Liza:海外からの評価が高いと実感しています。海外のプロデューサーや著名人の方からほめて頂けることが多いです。「DWMT」「PARALLEL」とか、ああいうちょっと面倒くさそうな声、気だるい声が特に特徴的なのだと思います。
―しかも、あの歌い方と実際のキャラクターが合ってるんですよね。いま目の前で話してるLizaと、MVの中のLizaと、曲の中のLizaってあまり乖離がない。
Liza:元々の性格に近い声だからだと思います。ちょっと暗くて、ちょっとダルい。それが、自分にとっての正解だと思ってます。最近ラップする時は基本的に全部このスタイルですね。たまに違うこともするけど、土台はこれで決まった感じありますね。
―これまで何度かスタイルが変わってきているので、いろんな時期のファンがいますよね。“あの頃が好き”“いや今がいい”みたいな声もあると思いますけど、最近はそこには振り回されてないように見えます。
Liza:過去には、正直ちょっと振り回されていた時期もあったかもしれないです。“これやってみたら伸びた”とか、“あれやったら反応がよかった”とか、そのくらいの感覚でやっていた時期もありました。でも、最近生まれてる曲達は、私にしかできないことをやっているって思えています。
今の曲作りは、自分はこういう人間でこういうことを歌詞にしたいっていう価値観から引っ張ってきているので、仮に何か言われても別に何も感じないですね。そういう、軸ができたと思います。だから今後も、変化し成長していくことはあってもブレることはないと思っています。
―いつも、世の中への違和感や怒りをそのまま叫ぶのではなく、一度Liza的な世界観のフィルターを通して表現するところにオリジナルの魅力があるじゃないですか。それで言うと、最近、社会や身の回りに対して感じてる違和感はありますか?
Liza:次に出す曲がまさにそれで。
―「MAIGO」MVのアウトロの曲?
Liza:はい。どんな曲かと言いますと、スマホ越しに人を裁く風潮ありますよね。代表的な例だとデスドルとか。指一本で人を裁いてますよね。そこにドストエフスキーの『罪と罰』を重ねてます。『罪と罰』の主人公って、自分自身は非凡人で人を裁く権利があると思い込んでいて。それって、スマホひとつで他人を断罪してる人たちとすごく似ているなと思ってまして。


―時代も国も違うのに、今の日本と『罪と罰』が繋がるのってすごいですよね。結局、人って変わらないんだなって。
Liza:ほんとにそう思います。でも、説教したいわけじゃないですよ。私自身もそういうことを過去にしてきたかもしれないし、今もしているかもしれない。そういう歌詞を書いてます。多くの人は、自身のことになると被害者だと思い込んでしまいますが、案外そうでもないんじゃないかと。
―その、少し引いて見てる感じがLizaっぽい。
Liza:“ウケる”って感じで。
―ウケる笑
Liza:でも、この“ウケる”は結構深いんですよ。いろいろ考えた末に、それって絶対なくならないものだし、少し身を引いて見てるのがいいなってたどり着いたスタンスです。という意味での“ウケる”ですね笑
―なるほど。ということは最近、心底怒ることもあまりないですか?
Liza:特にないですね。飼い犬を殺されたとか、そういったよっぽどのことがないと怒らないと思います。
―逆に、最近幸せだなと思う瞬間は?
Liza:犬と猫と過ごす日々。
―もはや、人で感情は動かない笑
Liza:どうですかね笑。あと、広告で流れてきた携帯ゲームにまんまと搾取される側に笑
それにハマってます。くだらないやつ。
―そもそも、犬も猫も飼ってるのって珍しいですよね。
Liza:動物は愛してるので。
―動物は裏切らない。
Liza:裏切らないです。動物って、寝て食べて遊んで排泄して一日が終わる。愛おしい。
―ヤバい、Lizaというアーティストがどんどん面白くなってきてますね。すごい境地にきてる気がする。ウケる笑
ですよね笑
―次の曲も楽しみにしています。
Liza:第二章のLiza、今年はどんどん曲出すから楽しみにしていてください。

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