［WWW PEOPLE］Aun beatzのベーシストKenshiroが結んだ音楽たち

photography_Ryuichi Taniura

［WWW PEOPLE］Aun beatzのベーシストKenshiroが結んだ音楽たち

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今日のライブは、なに着てこうか。よく行く古着屋のよく見る棚、のとなりに見つけたシャツと、中には今日見にいくバンドのTシャツを着て（シャツに隠れて見えないけどそれくらいがいい）、じゃあスニーカーはどれ合わせようかな。とか考えるところから楽しい。音楽好きが集まる渋谷のライブハウスWWW / WWW X / WWWβを舞台にした月イチスナップ連載、第20回：TURTLE HEADS CLUB編です。

Aun beatz、TENDRE、LUCKY TAPES、Tempalayという並びとなったこの日は、実は“Kenshiroづくし”の夜、という裏テーマもあって。つまるところ、Aun beatzのメンバーであり、TENDREやTempalayのサポートメンバーでもあり、LUCKY TAPESとも縁が深くて、というベーシストのKenshiroが軸となったイベントだ。

多幸感というか、ハッピーに陶酔させるLUCKY TAPES（Kenshiroは一曲のみ参加）からはじまり、TENDREはカジュアルに親密に、かつクールに音楽を奏でて、ロックな激しさとフォーキーな歌心を充満させたTempalay。ラスト、RyohuやRyu Matsuyamaらを擁するAun beatzはレイドバックした、ラフな、アーバンな音が心地よく、あたりに染み込んでいく。Kenshiroはいつもと違って一段高くなった位置でベースを弾いていて、この日ならではの見せ場も多々。
アンコールでは感謝の言葉を述べながら「家族みたいなみんなと音楽できるのはすばらしいなと思って、集めました」。そして出演者みんなを呼び寄せてはじまったのはなんと「We Are The World」。そうなりゃもちろん、な笑顔の大団円となった。