メイク中心のコスメブランド、FIVEISM × THREEとのコラボ企画、Release Your Individuality。今年3月からスタートした同プロジェクトでは、ジェンダーレスにファッションを楽しむユースに向け、大井一彌（DATS、Yahyel）、Issei Mori（Wasted Youth SKATEBOARD）、長塚健斗（WONK）の個性溢れる3名のクリエイターをモデルに、ファッションと同じようにメイクアップを楽しみ、自己表現することを提案してきた。そのリアルイベントが去る10月17日（木）、渋谷WWWにて開催、DATS、Black Boboi、FIVE NEW OLDの3組のアーティストが“Release Your Individuality”（個性の解放）をテーマに、熱いライブを繰り広げた。会場にはFIVEISM × THREEのブースも設置され、プロのメイクアップアーティストによるメイク体験では、女性に限らず、男性の来場者もメイクという新しいファッションツールを楽しむ姿が印象的だった。

ここからはライブの模様をフォトレポートで振り返る。この日は全出演者もメイクを施し、ステージへと臨んだ。トップバッターは、同プロジェクトの第1弾を飾った大井一彌率いるDATS。

撮影時、メイクに対して強い興味を示していた大井はこの日も自らの希望もオーダーしつつ、ガイライナーやミラークールタッチ バーなどを使った個性的なペインティングにチェレンジ。最初は控えめだった他のメンバーも徐々にメイクに魅了され、思い思いの表現方法を楽しんでいた。

2番目に登場したのはBlack Boboi。メイクに慣れ親しんでいる彼女たちも、この日は普段とは異なるアーティスティックなメイクアップを取り入れ、新しい表情を見せた。

この日のラストを飾ったのは、老若男女問わず幅広い世代から支持を集める4人組バンド、FIVE NEW OLD。実は普段からFIVEISM × THREEのアイテムを取り入れているというボーカルのHIROSHIをはじめ、他のメンバーも顔はもちろん、髪にも使用可能なミラークールタッチ バーや楽器を演奏する際の爪先を演出する、ネイルアーマーなどを取り入れ、個性を表現していた。

男性の日常的なメイクも浸透しはじめている昨今のファッションシーン。女性だけのものという固定概念は崩され、新しい常識が性別関係なく個性を彩る日がすぐそこまで迫っていることを、確信した一夜であった。