生まれたときからインターネットやパソコンに囲まれた生活環境の中で育ってきた世代 = デジタルネイティブ世代。これからの時代を牽引していく彼らをターゲットとした、スペースシャワーの新しいオンラインイベント「UNERI」が先日、都内某所のライブハウスにて、無観客のもと開催された。ここでは、スペシャアプリ、YouTube、LINE LIVEにて生配信された本イベントの模様を、フォトレポートでお届けする。なお、YouTubeでは見逃し配信がスタート。この機会に新世代の音楽を、ぜひご堪能いただきたい。
Episode 0となる初回配信の出演者は、諭吉佳作/men、Tasty、なみちえの新進気鋭ガールズミュージシャンの3組。トップバッターを飾ったのは、歌唱、作詞、作曲、編曲の全てを一人で行う16歳のSSW、諭吉佳作/men。昨年SoundCloudにアップした楽曲「プロトタイプ-11」から、弾むようなメロディーと伸びやかな歌声が交差する「非常口」、ラストの「洋装の語る今日は」まで、静寂と音楽が対峙する独特の世界観の中、息を呑むパフォーマンスを繰り広げた。
スマートフォンのシャッター音や、グラスに入ったコインの音色。時折、彼女が奏でる“生の音”が、サウンドに彩りを加ていた。
続いて登場したのは3ピースガールズバンド、Tasty。アイコニックなファッションにも注目の彼女たちのライブは、「head on beer」からスタート。甘く柔らかな歌声と、メロウなサウンドが、空間に響き渡る。
Haruka(Ba/Vo)が「友達でもあり、師匠でもある」と語ったアーティストifax!によるネオンライトが、彼女たちのステージを鮮やかに演出した。
ラストは東京藝術大学を首席で卒業、音楽の他にも着ぐるみ制作や執筆など、多才な活動を行うなみちえ。演劇を見ているかのようなラップが繰り広げられる「あ1」、そして電車のアナウンスが鳴り響く「私の脳内」を皮切りに、「Y○Uは何しに日本へ?feat.まな」や「おまえをにがすlong ver.」など、中毒性の高い全10曲を披露。ライブ配信ならではのスクショタイムやダンサーの妹まなとの掛け合い、2人のコミカルなダンスシーンなど、“なみちえワールド”が炸裂のライブとなった。
無機質な空間を、諭吉佳作/men、Tasty、なみちえが、三者三様に彩ったライブイベント「UNERI」。前述の通りこの日の模様は、YouTubeにて配信中なので、ぜひチェックを。
諭吉佳作/men
Tasty
なみちえ