PROFILE
ARISAK(ありさっく)
10年にも及ぶフィギュアスケートの経験にインスパイアされ、フォトグラファーとして表現活動の世界へ足を踏み入れる。ダークで妖艶、毒気のある独自の美学を追求した作品はVogueのイタリア版写真審査サイト「PhotoVogue」の審査を通過するなど、多方面から注目を集めている。
Instagram : @ar13ak
そして全5会場に作品展示&フォトパフォーマーとして出演したのがARISAKだ。音楽とアートを同じ存在として捉える、彼女のインタビューからも“Over The Border”の熱気が伝わるはずだ。
ーBACARDÍ “Over The Border”は、音楽とアートを融合させる、というコンセプトで行われました。ARISAKさんが捉える、「音楽」と「アート」の関係性/親和性とは?
私は写真をはじめる前にフィギュアスケートを10年間していました。スケートは音楽とともに表現するアート寄りのスポーツです。そのせいなのか私は、音楽から作品のインスピレーションが沸いてきたりします。小さい頃から音楽とアートが融合していることが身近で、その間にある境界線をあまり意識したことはあまりなかった。 自分にとって、今回のイベントは自分が自然体で居られる、原点に戻っているかのような感覚でした。写真を”アート”というカテゴライズで捉えるならば、音楽とアートどちらが欠けても自分の作品は成立しない、腐れ縁みたいな関係だなと思っています。
ー作品展示はどういったテーマで行いましたか? 澁谷忠臣さんとコラボレートした作品などが並んでいました。
私の作品は基本、“Over The Border”スタンスなので(笑)、イベントタイトルに自然に沿っていった感じですね。渋谷さんとの作品は、今までグラフィックとコラボをしたことがなかったので、猛アピールの結果、コラボが成立しました。今年の5月くらいに個展で展示させていただいた”MUTANTISM”という作品シリーズです。
実はこの”MUTANTISM”作品とつながるストーリーがあるんです。その個展に、SALUさんがお忙しいなか来てくださって。「はじめまして」な感じから、何か面白いことしたいですねという話になり、アーティスト名を聞いた瞬間に『“SALU”さんの顔半分を猿にしたい』と思ったこともあって、「顔半分を特殊メイクで猿にしませんか?」と持ちかけて。部活のような、大人たちの本気の遊びでこの作品を作っちゃいました(笑)。この作品の動画も撮影するという話になると、この作品のための曲「Mone¥ Mone¥」を書いてきてくださって。。
SALU「Mone¥ Mone¥」。SALUのフリーダウンロード作品「BIS3」に収録
ーフォトパフォーマーとしては、どういった写真を撮るよう/パフォーマンスになるよう心がけましたか?
冷静に客観的に写真を収めるスタンスではないので、自分もカメラ持ちながら、お客さんと同じように踊って最高に遊びながら写真を撮ってます。自分の作品が他の都市の方にもお披露目できるなんて、なかなかない機会なので、とにかく音楽を楽しみつつもなるべくご来場いただいたお客さんとコミュニケーションをとるように心がけました。
ー東京・大阪・名古屋・札幌・福岡とあったなかで、印象的なエピソードをいくつか教えてください!
スタート地点となった東京イベントは、TOKIMONSTAさんのDJがもうブチ上げで、踊りすぎてカメラ放り投げそうになりかけたことですね。危なかったです(笑)。地方はやっぱり美味しいもの食べれるのが最高でした。特に名古屋イベントは楽しかったです。前々からお会いしたかったSeihoさんにお会いできたり、出演者の友人たちを筆頭にナイトアウトして次の日もひつまぶし食べて、まったり新幹線に揺られて帰るみたいな、、なんだか修学旅行気分でした(笑)。
ーARISAKさんの考える“Over The Border”な音楽を5曲、挙げてください。
・SALU「Mone¥ Mone¥」
・Seiho「Edible Chrysanthemum」
・Tyler The Creator「Yonkers」
・Brooke Candy「Opulence」
・Kanye West「Wolves」
ーではARISAKさんの考える“Over The Border”なアートとは?
固定概念を打ち破るアウトローな方たちが集まって作ったプロダクトですね。
ー最後に、今後、BACARDÍ “Over The Border”に期待することを教えてください。
東京イベント、また実現お願いしたいです! そしてまた新たな次元の作品をお披露目できればいいですね。
PROFILE
ARISAK(ありさっく)
10年にも及ぶフィギュアスケートの経験にインスパイアされ、フォトグラファーとして表現活動の世界へ足を踏み入れる。ダークで妖艶、毒気のある独自の美学を追求した作品はVogueのイタリア版写真審査サイト「PhotoVogue」の審査を通過するなど、多方面から注目を集めている。
Instagram : @ar13ak