INFORMATION
LIVEWIRE
カネコアヤノ@伊豆スタジオ
配信ライブチケット:
7月11日(土)21:00まで販売中
同日、23:59までアーカイブ視聴可能
https://livewire.jp/
音楽とそこから生まれるエネルギーや感動が再び繋がる場所として立ち上がった、スペースシャワーネットワークによるオンライン・ライブハウス、LIVEWIREが遂に始動した。
オープニングシリーズには、カネコアヤノ、銀杏BOYZ、くるり、Suchmos、中村佳穂、PUNPEE、Yogee New Wavesといった豪華面々がすでにラインナップ。2020年、新しい音楽体験の口火を切った、カネコアヤノのこけら落とし公演の模様をお伝えする。
配信場所となったのは、彼女が初期からレコーディングで利用し、第二の実家のような場所と語る思い出の静岡・伊豆スタジオ。直近では今年4月にリリースされた『爛漫/星占いと朝』のビデオも同スタジオで撮影されたものだが、サポートメンバーのGt.林 宏敏(ex. 踊ってばかりの国)、Ba./Cho.本村 拓磨(Gateballers/ゆうらん船)、Dr./Cho.Bob(HAPPY)が集まってのライブはもちろん久しぶりとなる。
開演時刻を待っていると、LIVEWIREのロゴが緞帳のごとく見えてきて、現場でのライブ同様に今か今かと待ちわびる気持ちがそこには感じられた。囲むように向かい合ったメンバーが映し出され、拳を突き上げ一呼吸した後、「愛のままを」から公演はスタート。
Dr./Cho.Bob(HAPPY)
「かみつきたい」「星占いと朝」と軽快に歌いこなすと、続く「とがる」ではアップテンポなサウンドに合わせて“かわる!かわる!かわってく覚悟はあるはずだ” - と言葉を吐き出すように力強い歌声を披露。歌唱中の表情や、メンバー同士の目配せ、演者目線のアングルなど、通常のライブだとなかなか目の行き届かないところまで、映像に収められている点はオンラインライブならでは。
Ba./Cho.本村 拓磨(Gateballers/ゆうらん船)
中盤に入り「エメラルド」を優しく歌いあげると、歌詞に呼応するように照明がすっと暗転。ギターの残響音がスタジオに響き渡る中、メンバーが囲むように中央に配されたランプが暖かな光を放つ。幻想的な雰囲気に包まれ「朝になって夢からさめて」「明け方」を披露した。
“不安なまま朝を迎えてしまった だからギターを弾くしかないんだ” - 期せずして昨今の状況を憂うような歌詞に、演出も相まってどんどんとカネコアヤノの世界に引き込まれていく。続けて披露されたのは「光の方へ」。イントロから徐々にペースアップしていくとサビでは、全員が無敵のゾーンに入ったかのような圧巻のサウンドの中、衝動的に“できるだけ光の方へ 光の方 光の方へ” - と噛みつくように歌い上げた。
Gt.林 宏敏(ex. 踊ってばかりの国)
「ぼくら花束みたいに寄り添って」を大事に歌い終え、ライブもいよいよ終盤。4人が笑顔を見せながら音を確かめ合うと、久しぶりのライブの終わりを少し寂しがるように「アーケード」を感情全開で演奏。気恥ずかしそうに、ご視聴ありがとうございましたと彼女が一言、全17曲、あっという間の75分間が終わった。
心を震わせる歌
突き抜けるようなギターの歪み
低音に身体が包まれる感覚
湧き上がる熱気や躍動する喜び
LIVEWIRE ステートメントより抜粋
当たり前の日常が当たり前ではなくなり、音楽体験の尊さや必要性を改めて強く意識した私たち。純粋に音楽を楽しみながら、些細な日常を丁寧に、力強く歌うカネコアヤノの音楽は、画面越しでもエネルギーと熱量を伴って鳴っていた。そしていつかまたライブハウスで見れる日をより一層楽しみに、希望を感じさせてくれる、そんな体験となった。
なお、本配信のチケットは7月11日(土)21:00までこちらにて販売中。同日、23:59までアーカイブ視聴可能となっているので、特別な思いがこもったライブを是非チェックしてみてはいかがだろうか。
Setlist:
01. 愛のままを
02. かみつきたい
03. 星占いと朝
04. とがる
05. カウボーイ
06. 春
07. 天使とスーパーカー
08. セゾン
09. エメラルド
10. 朝になって夢からさめて
11. 明け方
12. 光の方へ
13. 爛漫
14. 祝日
15. さよーならあなた
16. ぼくら花束みたいに寄り添って
17. アーケード
INFORMATION
配信ライブチケット:
7月11日(土)21:00まで販売中
同日、23:59までアーカイブ視聴可能
https://livewire.jp/