INFORMATION
JIN KAWAGUCHI
「AWARE / CLAVIS」
レーベル:Deathblow Records
各種配信サービスにて視聴可能 :
https://linkco.re/yU8zr2XZ
https://linkco.re/sYBnsZM0
チャンネル登録者数130万人を超える三人組YouTuber・「へきトラハウス」のメンバーだったカワグチジンは、2019年4月にユニットを解散したあと、ミュージシャン・JIN KAWAGUCHIとして新たな道を歩き始めた。”YouTuberが音楽を”という、どうしてもネガティブなイメージもつきまとうなか、同年末にリリースされたファーストフルアルバム『Cancer』は、多くの人々が予想だにしなかった方向性だったのではないだろうか。ニュース番組でそのモラルが問われるほど、人の気を引くために即効性のある奇抜な企画を立て続けに出していた頃とは真逆とも言える、極めて内省的なダークサイドからの叫び。これまで目を背けてきた自身の人間性や、いつしか蓋をするようになった本来の音楽的ルーツを、喉から手を突っ込み無理やり吐き出したような生々しいサウンド。それはまぎれもなく”ほんもの”だった。彼は真実を、本当にやりたいことを、表現として昇華することに成功したように思えた。しかしその数ヶ月後、ビルの7階から飛び降り自殺を謀る。結果的に事態は未遂に終わり、入院生活を経て9月26日に2曲のシングル「AWARE」「CLAVIS」をリリースし現在に至る。いったい彼はYouTuberを辞めてから、何を思い生活してきたのか。じっくりと掘り下げることで見えてきた、そのアーティストとしての魅力と未来図に、ぜひ注目して欲しい。
―JINさんのYouTuber時代と今の音楽性は、あきらかにベクトルが異なると思うのですが、いかがですか?
そうですね。YouTuberの頃は人々が関心のあることを徹底的に調べて、節操があろうがなかろうが、いかにして多くの人の目に留まるかということを考えていました。でも、それって物議を醸したり笑ってもらえたりはするけど、何かを創造しているわけではないというか、瞬間的な爆発でしかない。それが果たして人の心に残るのか。そう思うとやりたいことが変わってきて、自分が昔から好きだった音楽と向き合って、ちゃんと表現として残る何かを作ろうと思いました。
―YouTuberの頃には炎上騒ぎもあって、今そのことについてどう考えているのか訊いたところで、JINさんが何を言っても狼少年的なことになると思うんです。肯定しようが反省しようが、どうしても響かない側面がある。
はい、そう思われてしまうことはわかります。
―それに対して、今のJINさんがやっていることはまさに“表現”だと思います。中身が伴わないと、ただのスノッブなオルタナティヴ音楽になってしまう、嘘のつけない領域。ここに等身大のJINさんが集約されているような気がしていて、失礼な目線かもしれないですけど、私はそれをカッコいいと思ったので、今日の取材がすごく楽しみだったんです。
ありがとうございます。YouTubeでは多くの人の心を瞬間的に掴むためにとにかく即効性を求めていました。それって相手に考える間を与えないということでもあり、私自身の想像力も失われていくような感覚もあったんです。それでも最初は楽しかったし必死に食らいついていたんですけど、やっぱりだんだんと嫌になってきました。そういう意味では、今は当時と真逆ですね。ほんとうの自分、自分らしさについて考えたときに、人間ですから、綺麗なことも汚いことも、その間の割り切れない曖昧な感情もあるじゃないですか。
―はい。
わかりやすいかどうかは一番ではなく、そんな自分を正直に表現すれば、本来作品は抽象的なものになってくる。そこでいい曲を作れば、聴いてくれた人たちには、YouTubeでの企画のような結論に対しての白黒ではなく、サウンドや歌詞そのものが何なのか、多様な解釈が生まれますし、いろんなことを想像してもらえると思うんです。そもそも私自身、そういう気持ちになれる芸術が好きで何かしたかった。だから、そうなってもらえるに値するような音楽を作ることを意識しています。
―「いかに稼ぐかより何をして何を残せるか」という、他誌での取材の記事タイトルを写真に撮ったツイートがあったじゃないですか。今はお金についてどう考えていますか?
YouTuberを辞めたわけですから、その頃を想起させるような話をいつまでも引っ張るのも女々しいなって思うんですけど、YouTuberって、世間でも言われているように当たれば稼げる商売。でも、ここまでに話したような当時のやり方でいくら稼いだところで、ただ身の丈に合ってないお金がどんどん入ってくるだけ。なのにないと不安になる。分不相応なお金に依存し続けて辞めることが怖くなっているような心理状態って、もう最悪ですよ。
―あればいいってものでもない。だから「何をして何を残せるか」が重要だと。
もともとお金は必要だけど別に好きじゃなかったし、最低限の生活ができて、やりたいことがやれる資金があれば、それ以上はいらなかった。そんな自分にちゃんと立ち返って音楽に専念している今も、売れたいとは思いますけど、まずは真摯にいいものを作ること。それでたとえ稼げなかったとしても、その気持ちを忘れたら本末転倒ですから。
―では、そんなJINさんの音楽の魅力を掘り下げるために、まずはリスナーとしての遍歴を聞かせていただけますか?
最初は、ミュージックステーションでB’zが演奏している姿を見て 、「ロックってかっこいい」と思ったことがきっかけだったように思います。そこで、右も左もわからないけどとにかくロックを聴こうと思って、近所のTSUTAYAでロックの基本みたいな特集だったのか何だったのか、コーナーにまとめてあったB’zやTHE BLUE HEARTS、↑THE HIGH-LOWS↓、Aerosmith、当時流行っていたORANGE RANGEなどを借りてきたんです。そのなかでもTHE BLUE HEARTSとAerosmithにはまって、しばらくして彼らのルーツを掘り下げて、Sex PistolsやThe Clashに代表される1970年代のUKパンク、さらにDoorsとかThe Velvet Underground、Tom Waits、AC/DC、The KinksやThe Whoといった、パンクより前の60年代や70年代の音楽も聴くようになりました。あとはWhite StripesやThe RaconteursといったJack White関連の音源や、The CardigansからPixies、Nirvana、Soundgarden、Marilyn Mansonまで、90年代以降の音楽も幅広く聴いていましたね。
―総じてオルタナティヴなロックが好きだったんですね。
そうでうすね。なかでも大きかったのは、David BowieやBjork、ちょっとベタベタで恥ずかしいんですけど、Nirvanaの特にKurt Cobainの存在ですね。
―Instagramのアカウントも@kurtcojainですよね。Kurtのどこがそんなに魅力的だったんですか?
学校の周りの人たちは、私が聴いているような音楽をまったく聴かなくて、流行りのJ-POPをカラオケで歌いまくるみたいなことをして遊んでいました。でも、孤独でしんどかったわけではなく、そんなみんなを心のどこかで見下してたんです。特に勉強やスポーツに特化している目立つタイプでもなく、戦えるところがそれしかなかったからなんだと思います。ほんと、ただのイケてない学生ですよ。それに対してKurtは、真実は本人のみぞ知るところですけど、学校内のヒエラルキー的なことで言うと、これといった特徴はなかったけど、音楽だけは大切にして素晴らしい作品を生み出した。ファッションもカッコいいし、根暗でもスターになれるんだって、ずっと憧れ続けているんです。
―そしてYouTuber時代を経て、JINさんも音楽の道を志すことを決意して、2019年の12月にアルバム『Cancer』をリリースされました。そこにはどんな想いがあったのですか?
ここまでで話したような経緯があって、“これがほんとうの僕です”っていう、ある種の開き直りかもしれません。YouTuberとしてふざけたことやっていた自分は現実なんですけど虚像。ほんとうの自分じゃないってわかってもらいたい気持ちと、わかられてたまるかという気持ちとか、感情の綺麗なところと嫌なところとか、全部含めて自分を根絶して生まれ変わることなんてできないんだって、タイトルにはそういう意味があります。
―生々しくご自身を描きだした作品だと思いました。
売れるためのポップミュージックって、聴いてくれる人のパーセンテージをどれだけ高めるかという作業がついて回るじゃないですか。この作品はそうじゃないから、結果ノイジーで聴くこと自体にカロリーのいる作品になったと思うんです。今のシーンだと、即効性という意味で、95パーセントの人はいいと思わないような気がしますし、その95パーセントのパイに向けて発信して成功した音楽も、それはそれで素晴らしいと思うんですけど、自分はもうそこにはいなくていいかなって。商業的な目線からみても、ほんとうにいいものを作ればじゅうぶんやっていけると思うんです。
―音楽的な影響源については、近年だとArca『Arca』、Frank Ocean『Blonde』、Tyler The Creator『Igor』、FKA Twigs『Magdalene』といった作品が思い浮かびました。それらと、JINさんのルーツであるグランジや70年代のパンク、ポストパンク/インダストリアルが繋がるような作品だと感じたんです。
いろんな音楽の要素が入っているのでサウンドについて簡単に説明することは難しいですけど、ニュアンスとしてはほぼあっていると思います。自分の根っこにパンクやグランジがあることは作品にも表れていると思いますし、今挙げてくださったアーティストはどれも大好きで、影響を受けています。私も彼らのように、コンセプチュアルな何かを感じさせてくれるアヴァンギャルドな表現でありながらポップな要素もある作品を作りたいんです。
―ほぼすべての曲の作曲とトラックメイクを手掛けるKenta Saitoさんとは、どのような関係性なのですか?
パンクやグランジのマインドはずっと大切にしているうえで、今やりたいと思う音楽はバンドじゃなくて、電子音楽だったんですよ。バンドの経験はあったけど、打ち込みで音楽を作る方法がまったくわからなかったんで、一緒に組んでくれる仲間を必死で探しました。そこで出会ったのがKenta。初めは無口で、とりあえずって聴かせてくれたデモがめちゃくちゃかっこよくて、考え方も私と近いところがあったんです。彼もお金に興味がないというか、音楽で食ってけないならもういいやって感覚で、「すげえ人見つけた。絶対に一緒にやりたい」って思いました。
―Kentaさんの作る音にはどんな魅力があるのでしょうか。
とにかくこだわりがすごい。例えば、お皿の割れる音が録りたいと思ったら、公園で納得の行く音が出るまで割り続けるんですよ。そしたら警察官に取り押さえられるっていう。そりゃそうですよね(笑)。あと『Cancer』は、もともと出す予定じゃなかったんです。単体で出していこうと思っていた曲のまとまりがよかったんで、アルバムにしようって提案したら、アルバム用にしなきゃいけないからって、もう1回全部録り直すとか、徹底しているんですよね。
―曲はどのようにして作っているのですか?
基本的には、私に作りたい曲のイメージがあって、それをKentaに伝えて形にしてもらっています。彼は私が好きな音楽のこともよくわかったうえで、それ以上のものを常に出してきてくれるから、「こういう音楽や、やり方もあるんだ」って、新たな発見の毎日。だからダメ出しは1回もしたことないです。逆に彼は思ったことをすぐ口に出すタイプなうえに、音楽的には自分より成熟しているので、ダメなところやダサいと思ったことははっきり言ってきます。年齢は彼のほうが下なんですけど、まだ自分は曲作りの1年生で、彼が先生みたいな存在ですね。時々怖くて仕方ないけど、それも含めていい緊張感があって楽しいです。そこにもう一人、ジャズピアストで作曲家のMamiko Kanbeもいて、Deathblow Recordsという自主レーベルを立ち上げてチームでやっていて、すごくいい感じですね。
―1曲目の「Madness」は、暴力的なノイズと儚さを帯びた旋律が印象的で、狂気に宿る美しさを描いたような印象を受けました。それがグルーヴィーなダンスミュージックに仕上がっているところもすごくカッコよくて。
いいですよね。私も大好きなトラックです。そう、この曲はMVも作ったんですけど、それがまたいいんですよ。撮影からもうめちゃくちゃで最高でした。ぜひ公開を楽しみにしていてもらいたいです。
―私は続く「Machine Head」がすごく好きなんです。静かで不気味でありながらハイになって踊れる。タイトルも歌詞もすごく興味深いです。
これは自分なりの現代社会に対する解釈ですね。頭がスマートフォンになったスマホ人間たちのこと。さっきも話しましたけど、私がやっていたYouTuber業やTiKToKみたいな、人に考える間を与えないファストなコンテンツがスマホからどんどん流れてきて、多くの人がそういう情報に依存している現状を表現しました。“〇〇してみた”みたいな動画もそうですよね。よくできているとは思うけどそれでいいのかって、ちょっと怖くなります。
―JINさんはその“それでいいのか”と思うコンテンツを作って実際にヒットさせた経験がある立場です。
そのうえで、嫌になって辞めたんです。考えてもみると、YouTubeやTikTokの発想とはまた少し違うのかもしれないですけど、日本の教育そのものが戦後も長らくそんな感じで続いていると思うんです。理屈抜きで必要以上に同じことをさせられてきたじゃないですか。みんな同じものを見て、同じことを感じなさいって、もともとはいろんな形をしていた頭が、工場のベルトコンベアに乗せられて同じ形にされていくみたいな。そして、削られずに残った部分がある頭は不良品、危険、凶器とされる。でもそれは凶器でもなんでもない。すごく大切な個性、自分らしさですよね。
―しかし、やりたいことが見つかって、ほんとうの自分を素直に吐露したアルバム『Cancer』をリリースしたにも関わらず、そのあと2020年3月に飛び降り自殺を図った。単刀直入に、なぜですか?
2019年の12月に『Cancer』を出すことができて、2020年に入ってシングル「AWARE」と「CLAVIS」を配信するためにレコーディングが終わった直後のことでした。だから2曲のリリースは9月に延びたんですけど、正直言って自分でもなぜそんなことをしたのかわからなくて……。
―よく刑事ドラマなどであるじゃないですか。「キッチンに作りかけの料理がある。これから食事をしようという人間が自殺なんかするはずない。だからこれは他殺だ」みたいなシーン。私はその推理が必ずしも正解だと思いません。
その通りだと思います。
―だから、レコーディングを終えてリリースを控えているなか、自ら命を絶とうとしたJINさんの真実が知りたいんです。
気がつけば飛び降りていた、ほんとうにそんな感じなんです。振り返ってみると、『Cancer』も「AWARE」も「CLAVIS」も、仲間と一緒にやりたいことがやれた満足のいく作品ではありましたけど、『Cancer』に対する世間の反応は「どうせYouTuberの出した曲でしょ?」みたいな反応も多かったことには多少のダメージを受けました。でも、拭いきれない承認欲求があったから、行為に及んだのかとなるとはっきりはしないんですよね。正当な評価が得られない反面、88risingの目に留まって取材をしてもらえましたし、ほかにもいい反応がたくさんあったことも事実で、すごく嬉しい気持もありました。いろいろあるなかで、何かが限界にきたんだとは思うんですけど、うまく説明できないですね。
―コロナ禍は関係ないですよね?
そうですね。飛び降りる前は、まだそこまで、世界中がコロナを大きな社会問題だと捉える空気はなかったですから。退院したら世界が激変していた。まさに浦島太郎状態ですよ。
―入院中~退院後に心境に変化があったから、回り道はしつつも「AWARE」と「CLAVIS」をリリースして、今こうしてインタビューにも応じてくださっているように思うのですが、いかがですか?
変な承認欲求はなくなりました。認められたいとは思うけど、誰かににダサいって言われても、「そう?カッコよくね?」くらいの感じ。あとは、せっかく生きて帰ってきたんだから、やらなきゃいけないと思うこともやりたいことも、たくさんあります。
―“やらなきゃいけないこと”ですか?生還したからこその使命感のようなものがあるのでしょうか。
生意気だとは思いますけど、生死の境目で「お前はこっちに来るな」って言われた、選ばれた人間みたいな感覚はあります。
―そこはもうJINさんにしかわからない領域ですね。
実は後遺症があって、もう走ることができないんです。でも足の自由と引き換えに、一歩一歩ゆっくりいろんなものを観て感じることで、精神的な自由や豊かさを手に入れることができました。入院中に連絡してくれる人の温かさもわかったし、私がやったことに対して怒っているから逆に連絡してこない仲間の愛にも気づくこともできた。だから体は不自由でも、今は前よりぜんぜん楽しいんです。それでも未だに「死にたい」とも思うんですよね。そういう感情ともうまく付き合いながら、伝えられることはたくさんあると思っています。そんななかで、せっかく「AWARE」も「CLAVIS」もリリースすることができたので、まずは早く会場にお客さんを迎えたライヴをしたいですね。聴いてくれた人たちとキャッチボールがしたいです。
―その最新シングル「AWARE」と「CLAVIS」について。「AWARE」は“哀れ”、悲しい感情のことですよね?
これはさっき話した「Machine Head」とも似ていると言えば似ています。近年はグローバルとか多様性という言葉が飛び交い、SNSの台頭もあって、人と人の距離感が妙に近くて境界線が曖昧になってきているように思うんですけど、それでほんとうに人は豊かになれるのか。溢れる情報を取捨選択するというよりは、即効性を求めて見たいものだけをひたすら見て簡単にコミュニケーションを取り合う。そういう社会の風潮に抱く危惧や問いかけというコンセプトで作りました。サウンドは、トラップ以降のリディムや民族音楽といった要素がレイヤーになって、ポップに聴こえるようなものになっていると思います。
―「CLAVIS」は凶暴な音から入ったかと思えばスムースなR&Bがきて、また予期せぬ展開が飛び込んできて、歪と言えば歪なんですけど、私はそこに“優しさ”を感じたんですよね。
それは興味深いですね。どういうことですか?
―例えば、すごく幸せな時間に突然嫌な過去の記憶が舞い込んできてノイズになったり、ポジティヴな感情とネガティヴな感情が並走したり、めちゃくちゃ楽しいのに心のどこかでは消えたいと思っていたり、そういう複数の感情が混在する瞬間って多々ありません?
はい、わかります。
―そういう自分の感情を描きだしてくれているような、肯定してくれるような優しさですね。私にとっては最大公約数を取るために、言葉やサウンドが整頓された音楽より、よっぽどポップなんです。
なるほど。最初のほうに「多様な解釈が生まれる曲を作りたい」って言いましたけど、まさにそういうことで、作った私には優しさとか誰かの心に寄り添うような意図はないんです。R&Bがベースにはあって、一般的なセオリーなどは関係なく、さまざまな音楽の要素が大胆に変わっていくサウンドと共鳴するように、歌詞では複雑な感情の波そのものを書いたというところまでは、おっしゃってくださった解釈とほぼ同じなんですけど、そういう生きていくうえで感情に入ってくる雑音を、掻き消したい、丸呑みしたいと思って作った曲なんですよね。だから、そういう話はすごくおもしろいですし、「この曲カッコいいね」とか「イマイチだなあ」とか、そういう反応はわりとよく聞くんですけど、どうして好きなのか、詳しく理由まで聞けることってなかなかないので、嬉しいです。
―JINさんご自身「時間がかかる」とおっしゃっていましたけど、色眼鏡なく知ってもらえれば、すごくおもしろい解釈がたくさん生まれるポテンシャルのある音楽だと、私も思います。そこで、最後にこれからやっていきたいことについて、聞かせていただけますか。
そうですね。ほんとうにこれからだと思います。じっくり腰を据えて、自らしい歩幅で地道にやっていくしかない。そんななかで、今は曲をUSBネックレスにしたりとか、あとは今日取材してもらっているこのスタジオの主でアーティストの西村健太さんと「SHUTTER_TOKYO」というプロダクトもやっていて、Tシャツやスウェットを作ったりもしています。そうやって思っていることを伝える手段も広げていきたいですし、あとはもうすでに制作中の曲がけっこうあるんで、KentaとKanbeと話し合いながら、近いうちに1曲はリリースしたいと思っているので、よろしくお願いします。
ウエスタンシャツ ¥59,000(doublet / ENKEL tel_03-6812-2897)
スーベニアジャケット ¥54,000(PSEUDOS / PSEUDOS https://pseudos.jp)
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レーベル:Deathblow Records
各種配信サービスにて視聴可能 :
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