サイクロン式掃除機で知られるイギリスのメーカー・Dyson(ダイソン)がヘアードライヤー「Dyson Supersonic」の新モデルを発表し、本日6月20日(水)に発売された。
ダイソンがヘアードライヤーを初めて発表したのは、2016年。掃除機にも使われているモーターや気流操作テクノロジーを採用したものとして大きく話題となった。その時に発表されたのは、ピンクなどの鮮やかなカラーバリエーションだった。
今回発表されたのは、「ブラック/ニッケル」という黒を基調としたミニマルな配色のモデル。元々、円筒形でコンパクトな独特のデザインだったSupersonicが、マットな質感のカラーリングになったことでデザイン性が大きく変わった印象を感じる。特に、男性やシンプルな配色が好きな女性などには、今回のモデルはオススメだ。たしかに、インテリアなどもミニマルなベースが流行る中で、ヴィヴィッドなピンクのドライヤーなどは少々浮いてしまいそうなので、今回のモデルは日本人にもあった落ち着いたデザイニングといえるかもしれない。
今回、「Dyson Supersonic」を使ってみて思ったのは、風量や温度調節のカスタマイズ性や稼動音に関して。
風量3段階、温度3段階で調節することにより「過度の熱からのダメージを防げる」と公式で語られているが、実際に試してみると、思った以上に速く乾くことを実感しつつ、なにより髪のツヤを感じられるのだ。また、ダイソンのテクノロジーということもあり、コンパクトな筒から吹き出す風は驚くほど強力。しかしながらその稼動音はさほど大きくない。また、先の温度/風量調節に加え、手ぐし用、ブラシを使ったブロー用、パーマがかかった髪用、といったアタッチメントによりスタイリングにも適するように設計されていることもおもしろいと思える。
5月31日(木)には、今回の新色モデルに先立って、「Dyson Supersonic ヘアードライヤー プロモデル」が発売されている。こちらは、熱から髪を守るヘアケアと狙った場所に高速で風を送ることができるバランスの良い設計がなされていて、さらにコードの長さやアタッチめんどの着脱など細かい部分にもサロン環境に適応するデザインがなされている。世界でも著名なヘアスタイリストたちとの協同によってデザインされたという。こちらには、プロフェッショナル仕様のブロー用アタッチメントも付属している。
Guido Palau backstage at @AlexanderWangNY COLLECTION 1 show in NYC: “What’s great about the Dyson hair dryer is as soon as you turn it on, there’s a confidence to it. The way it feels, the way the air comes out. People love holding it, they love the way it looks, and it works.” pic.twitter.com/djUKTorwWi
— Dyson (@Dyson) 2018年6月15日
さらに、ダイソンのグローバルTwitterアカウントでは、このような動画もアップされている。先日ニューヨークで行なわれたAlexander Wangのショー「Collection 1」において、リードヘアスタイリストを務めるGuido Palauが実際に、バックステージで「Dyson Supersonic プロモデル」を使用したのだ。ショーでは、細かいニュアンスのスタイリングと、同時に速さも要求される。こうしたなかで、Supersonicを使用してみて確かなものだったとGuidoが語っている。
さて、ファッションの第一線からは離れるが、今の時期は一般のユーザーにとってもこのプロダクトが必要となるタイミングかもしれない。ジメジメとした梅雨の時期に入り、そして梅雨が明ければ暑い夏が訪れる。こんな時期は頻繁にシャワーを浴びる必要がある反面、熱風を当て続けて髪を乾かすのはひと苦労でもある。ヘアケアを意識しつつも、速く乾かし、さらに汗もかきたくない。こうした望みを「Dyson Supersonic」は叶えてくれるかもしれない、そんな風に思えるプロダクトだ。
販売は、ダイソンのオンラインショップを始め、ダイソン直営店や百貨店などでも取り扱っている。公式ウェブサイトからの問い合わせも可能なので、ぜひ一度チェックしてみてはいかがだろうか。
INFORMATION
Dyson Supersonic ヘアードライヤー
発売日:2018年6月20日(水)
価格:¥48,600(tax in)
取り扱い:ダイソンオンラインストア, ダイソン直営店, 百貨店
問い合わせ:ダイソン公式サイト