Special Story:SEKAI NO OWARI
Fukaseのファッション談義
from EYESCREAM No.170

Special Story:SEKAI NO OWARI
Fukaseのファッション談義
from EYESCREAM No.170

現在発売中のEYESCREAM No.170でフォーカスしたSEKAI NO OWARI。最新アルバム『Eye』と『Lip』について語られた取材当日、同じく話題に上がったのはFukaseが大のファッションフリークであるということ。そこで[Fukaseのファッション談義]と題して、今まであまり語られてこなかったファッションへのこだわりやルーツ、ひいてはステージ衣装のデザインやライブセットについてなど、この日のFukaseの私服カットとあわせて大放出する。意外なことに、音楽専門誌以外での取材は珍しいとのことなので、本邦初公開!? の内容になっているのではないだろうか。

“バックグラウンドを感じるアイテムに惹かれます”

ーまず、Fukaseさんのファッションのルーツを教えてください。

Fukase「ベースにあるのはストリートですね。ゆるっとしたファッションが好きです。一時期モード旋風もきましたが、タイトすぎて長くは続かず。あとは、ストーリーやカルチャーが背景にあるファッションアイテムに惹かれます。例えば、オーリーをやって削れてしまったVANSとか。あとはネイルも結構好きで今日も塗ってるんですけど、ギターとかベースを弾くと先だけハゲちゃうんです。でも、その感じをあえて残しておくのがこだわりかな」 Saori「ファッションに対してもロマンチストだよね。今日はFukaseくんの得意分野が思いっきり語れるいい機会だなと思い、楽しみにしていました」

ーお気に入りのブランドやショップなどはありますか?

Fukase「基本的にユーズドを買うことが多いので、好きなブランドみたいなのは特にないです。でも、今日Saoriちゃんに言われて気づいたんですが、NEEDLESはずっと着てますね。サイドにラインが入ったジャージとか何色も持っていて、気に入ってます。LOVEさんも持ってるよね? 最近はVerdyさんのアイテムもすごくいいなと思っていて、今一番お会いしたい方です。買い物は、たまに表参道界隈のセレクトショップに足を運ぶこともありますが、ネットがほとんどですね」 Saori「ピンポーンて呼ばれて行くと、だいたいFukaseくんの荷物が届きます」 Fukase「(笑)。でも、僕らの学生時代はちょうど裏原宿全盛期だったので、竹下通りの古着屋とかよく行ったよね。Hanjiroとか」 Saori「懐かしい! 15、6歳くらい?」 DJ LOVE「当時一緒に行ったよね」 Nakajin「僕はそれくらいから伊達メガネをかけるようになって。当時、Fukaseにその感じいいねって言われて今に至ります」

ーメガネはNakajinさんのアイコンですよね。Fukaseさんもよくサングラスをかけていらっしゃるイメージです。

Fukase「今日もかけてました。なんとなくスタイリングのバランスが取りやすくて好きですね。アクセサリーなんかも大好きでよくつけます」 Saori「最近ゴツめなのが多いよね」 Fukase「ですね。このマダム感がすごいリングはMaison Margielaのものかな。存在感のある大振りのものが好みです」

ーメディアに出られる際に皆さんが着用されている衣装も全てFukaseさんがデザインされていると伺いました。そこにも何かこだわりなどありますか?

Fukase「衣装を考える際はファッションというより、“僕らは一つのマスコットなんだ”と思ってデザインしています。ハロウィンの時とかに子供が真似できるような分かり易いコスチュームがいいなと。でも、雰囲気も体格もみんな全然違うから結構考えるのが大変で。あの人(DJ LOVE)大概入らないんですよ」 DJ LOVE「ワガママボディーなもので。2着分くらいの布をつなぎ合わせて作ってもらっています」 Fukase「という諸事情もあって、バンドでは僕個人の好みを出すのは控えています。ファンクラブツアーだったらバンドTを着たりするんですけど結構びっくりされるから、プライベートでのファッションの好みはあまり言えずにきちゃいましたね」 Saori「うちのヴィジュアル全般は彼に一任しているので、ライブのセットやお家(セカオワハウス)のインテリアもFukaseくんが考えてくれています。見慣れないインテリアやリアルすぎる猿とかいて怖いですけど」 Fukase「最近ピエロの置物も買っちゃった」 DJ LOVE「知り合いの子供とかがみんな怖がっていくよね」 Fukase「本当は子供が楽しいなって思える空間にしたかったのに。心機一転、変えようかなと最近思ってるところ」

ーライブセットのデザインは何をアイディアのベースにされているんですか?

Fukase「アート作品にも興味があって、そういったところから着想を得ることが多いです。海外でライブを行う際の空き時間にメンバーと美術館に行ったりするので。特に現代アートが好きです。3年前くらいに『The Dinner』というアリーナツアーを行いましたが、これはSaoriちゃんと(ルネ・)マグリットの絵を見に行った時に閃きました」 Saori「私たちは人が好物で、人を食べたいが故にライブを開催し、ステージ上でお客さんを食べちゃう。その1枚の絵からFukaseくんが考えたストーリーなんですけど、そこまで想像できるって凄いですよね」 Fukase「昔からその絵はなんとなく好きで、実物を目にしたらインスピレーションが自然と湧いてきました。人をズタズタにしてそれをシェフがライブ中に調理する演出だったんですけど、ライブ後に楽屋に来た子供たちに食べる?って聞いたら、警察呼ぼって(笑)。あれは面白かったな。あとは結構インスタでパーッと見て情報を集めることの方が多いです。今は本当に便利な時代ですよね。僕も今年は精力的にインスタ(@fukase)を更新すると宣言しているので。私服なんかもどんどんアップしていこうと思います」

ー今年はもっとFukaseさんのパーソナルな部分を垣間見れる機会が増えそうですね。

Saori「私たちはファッション誌にあまり出てこなかったから、彼のこういった一面をお見せできる機会がなかったんですよね。今回はアルバムのリリースというタイミングだったので4人で出させてもらいましたが、本当はFukaseくんだけの方がいいんじゃないかなとも思いました。バンドの衣装のデザインの話とか意外と知られていなかったから、私としても嬉しいです」 Fukase「1人でファッション誌に出るのはやっぱり恥ずかしいし、ボーカルばかりが目立つのもあまり好きじゃないので今まで控えていましたが、Saoriちゃんも小説家デビューしたし、Nakajinも音楽の方で頑張っているので、自ずと個々での活動が最近増えてきていて。僕も去年くらいから頑張ろうかなと、1人で出はじめました。そろそろメンバーそれぞれのカラーを見せていくタイミングなのかもしれません。まぁこれからも4人での活動が1番大事なのが大前提ですけどね。4人でのSEKAI NO OWARIも個人でも、変わらずに見守っていただければ嬉しいです」

INFORMATION

『Eye』『Lip』

2019.02.27 on sale

『The Colors』 SEKAI NO OWARI 2019

▼長野県 ビッグバンド 4月6日(土) 17:00open / 18:00start 4月7日(日) 16:00open / 17:00start (問)キョードー北陸イベントセンター(新潟) 025-245-5100 (平日 11:00~18:00 / 土曜 10:00~17:00) ▼広島県 広島グリーンアリーナ 5月3日(金・祝) 17:00open / 18:00start 5月4日(土・祝) 16:00open / 17:00start (問)YUMEBANCHI(広島) 082-249-3571 (平日 11:00~19:00) ▼宮城県 宮城セキスイハイムスーパーアリーナ 5月11日(土) 17:00open / 18:00start 5月12日(日) 16:00open / 17:00start チケットGIP  022-222-9999(24時間自動音声案内) ▼大阪府 大阪城ホール 5月15日(水) 18:00open / 19:00start 5月16日(木) 18:00open / 19:00start (問)グリーンズ  06-6882-1224(平日 11:00~19:00) ▼兵庫県 神戸ワールド記念ホール 5月28日(火) 18:00open / 19:00start 5月29日(水) 18:00open / 19:00start (問)グリーンズ  06-6882-1224(平日 11:00~19:00) ▼福岡県 マリンメッセ福岡 6月1日(土) 17:00open / 18:00start 6月2日(日) 16:00open / 17:00start (問)キョードー西日本  0570-09-2424(平日・土曜 11:00~17:00) ▼北海道 真駒内セキスイハイムアイスアリーナ 6月14日(金) 18:00open / 19:00start 6月15日(土) 17:00open / 18:00start (問)マウントアライブ  011-623-5555(平日 11:00~18:00) ▼埼玉県 さいたまスーパーアリーナ 6月21日(金) 18:00open / 19:00start 6月22日(土) 17:00open / 18:00start 6月23日(日) 16:00open / 17:00start (問)DISK GARAGE  050-5533-0888(平日 12:00~19:00) ▼徳島県 アスティとくしま 7月10日(水) 18:00open / 19:00start 7月11日(木) 18:00open / 19:00start デューク 087-822-2520(平日 11:00~19:00) ▼新潟県 朱鷺メッセ・ 新潟コンベンションセンター 7月20日(土) 17:00open / 18:00start 7月21日(日) 16:00open / 17:00start (問)キョードー北陸イベントセンター(新潟) 025-245-5100 (平日 11:00~18:00 / 土曜 10:00~17:00) ▼千葉県 幕張メッセ国際展示場4~6ホール 7月24日(水) 18:00open / 19:00start 7月25日(木) 18:00open / 19:00start (問)DISK GARAGE 050-5533-0888(平日 12:00~19:00) ▼静岡県 静岡エコパアリーナ 8月8日(木) 18:00open / 19:00start 8月9日(金) 18:00open / 19:00start (問)サンデーフォークプロモーション静岡 054-284-9999 (月曜~土曜 10:00~18:00) ▼三重県 サンアリーナ 8月24日(土) 17:00open / 18:00start 8月25日(日) 16:00open / 17:00start (問)サンデーフォークプロモーション 052-320-9100(全日 10:00~18:00) ▼チケット料金 指定席:¥8,300(税別)/ファミリー席:¥8,300(税別)