INFORMATION
SHIROFES.2024
at HIROSAKIPARK
HP_https://shirofes.jp/
IG_@shirofes
※2025年は6月27日(金)〜29日(日)に開催予定!
本格的なフェスシーズンが到来し、週末には全国各地でさまざまなイベントが開催されている今日この頃。EYESCREAMの2024年度最初のフェス参戦となったのが、6月28日〜30日の3日間に渡り青森県弘前市で開催されていたSHIROFES.2024。2016年より開催されている国内最大級のダンス&パフォーマンス複合フェスティバルだ。今年も全国各地から、老若男女問わず、さまざまなジャンルのダンサーが弘前公園に駆けつけ、白熱のバトルを繰り広げた。
手に汗握るダンスバトルあり、フリースタイルフットボールやバスケットボールのパフォーマンスあり、音楽ライブありの、盛り沢山なコンテンツで、ダンサーもオーディエンスも一丸となって熱いステージを作り上げたSHIROFES.2024の模様をレポートする。
初日となる6月28日は、夕方からのスタート。青森県が誇るご当地アイドルのりんご娘や地元の学生たちによるショーケース、ワークショップが行われ、青森愛に溢れた空間が来場者をもてなした。
イベント2日目は、梅雨真っ只中にも関わらず、雲ひとつない青空が広がり、朝早くから多くのダンサーが自主練に打ち込んでいた。そう、今日から明日にかけて、全部で10種類のダンスコンテンツの予選〜決勝が、4つのステージで繰り広げられるのだ。こんなにもたくさんのジャンルのダンスバトルが一挙に開催されるのは、SHIROFES.ならではの楽しみ。
予選はダンスの経験、年齢、性別問わず、誰でも参加OKの実力至上主義。各ジャンルの予選を勝ち抜いた者のみ、決勝へと駒を進めることができる。
バトルでDJがセレクトする音楽は、基本的に即興とのこと。どんな曲が流れても音に体を預け、自分自身を自由に表現するタフな精神力もダンサーには必要不可欠。
会場を周遊していると、FOREST STAGE前にフォトブースを展開し、来場者のスナップ撮影を行っているBEAMS SPORTSチームを発見。
https://www.beams.co.jp/special/beams_sports/
聞くと、BEAMS梅田店のスタッフ、大上真生さんがBREAKIN’ 1on1 “ON THE BEAT”に出場するんだとか。BEAMSチームと一緒に大上さんに熱い声援を送りつつ、バトル後の彼にダンスの魅力について聞いた。
「高校からダンスを始めてから約10年、ブレイクダンス一筋です。高校卒業のタイミングでMORTAL COMBATというブレイクダンスチームが主催するオーディションを受けて、そこでの6年間の活動を経て、2年前から個人で活動するようになりました」
「ここまでダンスが好きで続けてこられた一番の理由は、“人の魅力”にあります。ダンスが好きで、オリンピックを目指していた時期もありましたが、怪我で思うように結果が出せない時期もあって。それでもここまで続けてこられたのは、支えてくれた仲間や先輩、後輩の存在があったから。ダンスが繋いだ出会いに感謝しています。あとは、ダンスを通して、“自分らしさを磨く”ことも大切にしています。今回のバトルでも、『考えるよりも先に行動する』という自分のクセが出てしまい、次への課題となりました。バトルや大会のたびに、自分自身と向き合い高めていけるので、そこもダンスならではの魅力だと思います」
熱いダンスパフォーマンスも去ることながら、地元弘前をはじめ、全国各地から集結したフードエリアの充実のラインナップもSHIROFES.の魅力の一つ。いったい何種類のフードを食べたんだろうか…と思うほどに、とにかく食にも大満足の3日間だった。
昨日の予選を終え、各ジャンルともに決戦を迎えた3日目。会場は最後の最後まで、割れんばかりの歓声に包まれていた。イベントのラストを飾ったのが、SHIROFES.の代名詞でもあるPOPPIN’1on1 BATTLE “SAMURAI”の決勝。
王者となったKENSEIの「ライバルがいるから良いバトルができる」という言葉は、SHIROFES.の、そしてダンスの最大の魅力なのかもしれない。この会場に集ったダンサーとオーディエンスから彼に熱い拍手が送られ、長いようで短い3日間の幕は閉じた。
人間の動きとは思えぬほどに、滑らかでダイナミックな身体表現もあれば、ロボットのように不思議でユニークなムーブや、全員が同じ動きを一糸乱れぬことなく繰り返したり…身体一つで、多くの人の心を震わせることができるダンスという至極のエンターテインメントを、心と体で堪能した3日間だった。
間も無く始まるパリオリンピックでもブレイキンが正式種目となり、日本のみならず世界的に注目を集めるダンス。その勢いは今後、ますます加速していくことだろう。
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※2025年は6月27日(金)〜29日(日)に開催予定!