ART 2026.08.17

BIENが自身初となる作品集『Debris 4』を発表。京都 蔦屋書店にて刊行記念展も開催

EYESCREAM編集部

アーティスト、BIENの初となる作品集『Debris 4』が、美術出版社より8月22日(土)に発売。同日より、京都 蔦屋書店において刊行記念展「Debris 4」が開催される。

BIENは1993年生まれ、東京都出身のアーティスト。アニメーションやマンガ、文字・記号などの視覚言語から影響を受けた独自のドローイングを起点に、絵画、映像、彫刻、インスタレーションなど、多様なメディアを横断して制作している。

『Debris 4』は、学生時代から最新作までBIENの12年にわたる創作活動を記録した作品集。制作過程の資料や日々のスナップなど約800点におよぶ図版をあわせて収録し、作家の思考に迫る構成になっている。アーティスト・コレクティブSIDE COREの松下徹によるエッセイや、美術批評家の中尾拓哉による紙面上でBIENのインスタレーション作品を実演する試み「プラネテス・ク:N の場合」も収録されている。

本書の刊行記念として行われる展覧会では、「破片」や「残骸」を意味する「Debris」というタイトルを起点に、風景を構成する断片、制作過程で撮りためたスナップ、作品集に収められた記録といった要素を手がかりとしてBIENの現在の表現が紹介される。BIENがロンドン滞在中に撮影した公園の夕景をもとに制作した新作のほか、制作のきっかけとなる日々のスナップ動画をもとに構成した映像作品も発表される。

以下、アーティストステートメントだ。

この度、自身初の作品集『Debris 4』を刊行します。
本作はいわゆる作品写真とその解説が整然と並ぶようなものではなく、作品写真と共に制作過程の資料やスナップ写真が分け隔てなく続く、いままで個人で作ってきたZINEの延長のような本です。タイトルにある通り、この本は「Debris」と名づけられたZINEシリーズの4冊目にあたります。ほとんどの人がそんな事は知る由もないと思いますが、あえてそういったタイトルにしているのは、だいたいの物事が途中からしか知れず、完璧に全体を見通すことなど不可能だと思うからです。表紙から始まり、背表紙まで、活動初期からここ最近までの写真が時系列に従って並び、途中から始まって、途中で終わるような作りになっています。それはこの作品集が、あくまでも自身の記録の一部分でしかないことを表しています。
気づけば活動をはじめてから、少しばかりの年月が経ちました。今回の刊行に合わせた展示で発表する作品は、2021年から続けているシリーズ作品です。常に新しいことに興味がある自分は、その時々の出来事や発見を基に様々なタイプの作品を制作してきました。しかし、展示作品と作品集の制作に取り組みながら自分の活動を振り返っていると、長く続けている作品にも、活動にも、長く続けることでしかわからない変化や発見があるなと、改めて実感しました。
これからも制作は続いていきます。現在進行形で変わり続ける作品の今と、そこに至るまでを記録した作品集を、是非ご覧ください。

BIEN

また会場では、『Debris 4』に直筆ドローイングを加筆、さらにオリジナル文鎮が付属する「特別限定版」も展示される。こちらは店頭およびOILにて8月21日(金)11:00から9月9日(水)18:00までの期間、抽選にて受付が行われる。

[特別限定版]
価格:99,000円(税込)
販売部数:50セット

INFORMATION

BIEN 『Debris 4』

[書籍]
発行:カルチュア・コンビニエンス・クラブ
発売:美術出版社
価格:6,500円(+税)
発売日:2026年8月22日(土)
仕様:208ページ、A4変型、並製(コデックス装)、日英バイリンガル
ISBN:978-4-568-10602-2 C0071
OIL(サイン本販売) https://oil.bijutsutecho.com/artbooks/1131/110005696
Amazon(通常本販売) https://link.amazon/B02IgULnN

[展示]
会期:2026年8月22日(土) – 9月9日(水)11:00 – 20:00 ※最終日のみ18:00閉場
会場:京都 蔦屋書店 5F エキシビションスペース
入場:無料
特集ページ:https://store.tsite.jp/kyoto/event/t-site/55928-1425410730.html

-->