気づけば師走も半ば。今年もいろんな展示に行ったな〜、なんて振り返りつつ。この前チェックしたやつは始まってるから行くとして。最近教えてもらったあの人のはいつまでだったけ。
ああ、行きたかったのにいつのまにか終わってた…なんてことにならないように、ここでアート情報をリマインドしておこう。今週末12月15日(日)までのものから、12月14日(土)にスタートする最新のものまでをピックアップ! EYESCREAM的行っておきたいアート展5選。
ポップアートから影響を受けた大胆でカラフルな作風で知られる、バルセロナ在住のペインターのアドリアナ・オリバー。日本初となる個展では、カジュアルでフラットに描かれた、表情を持たないポートレートが並ぶ。シンボルを観察し、最小限のニュートラルな形に分解することで、ジェンダーの役割とステレオタイプを表現している。
写真家・山谷佑介が9月に敢行したヨーロッパ6カ国を巡るパフォーマンスツアーの帰国報告展覧会として行われる本展「I came back home」。会場内では、ツアー中に撮影された3,563枚にのぼる写真がプリンターから出力され、積み上げられており、来場者はそのプリントを自由に持ち帰ることができるようだ。
匿名をテーマに活躍するアーティスト、オートモアイによる初メジャー作品集「ANGEL」の出版を記念した本展「ANGEL」では、スクラップアンドビルドに変わりゆく渋谷を舞台に、顔のない天使が描かれている。期間中はオリジナルグッズの展開や、書籍の先行販売も行われるとのこと。
西麻布のギャラリー、CALM & PUNK GALLERYが所有・保管しているアート作品を公開する本展では、水野健一郎、宮澤健一、河野未彩、オクボリュウ、Jonathan Zawada、タナカカツキなど、国内外21名の作品、約35点が並ぶようだ。2006年にオープンして以降、新進気鋭アーティストから海外アーティストまでサポートしてきた、同ギャラリーならではのラインナップはチェックしておきたいところだ。
デンマーク・コペンハーゲン発、デック(プレイングカード)のブランドANYONEとイラストレーターのFACEによるコラボレーションを記念したエキシビジョン。FACEによるオリジナル作品の展示を中心に、新作デックやANYONEのマーチャンダイズが販売されるようだ。これを機に“カーディストリー”カルチャーを開拓してみてもいいかも?
寒いと外に出るのも億劫になって、つい家でだらだら過ごしちゃうけれど、そのタイミングでしか出会えない作品は見ておきたい。年末の忙しい時期だからこそ、ゆっくりアートに触れてみる、なんて理想的な休日じゃないですか。