ART 2021.11.04

岡田舜と安部悠介の二人展「底のない深さ」がgallery communeで開催

EYESCREAM編集部
EYESCREAM編集部

岡田舜と安部悠介という、同世代で互いに刺激しあうアーティスト二人による展覧会「底のない深さ」が、幡ヶ谷gallery communeにおいて11月6日から開催される。

ファミコンのバグ画面をキャンバス上に投影し、精緻な筆触の油彩に置き換えていくことで不確実な創造への挑戦を続ける岡田舜と、少年時代に経験した釣りや昆虫採集、90年代後半~00年代初頭のテレビゲームやカードゲームなどといった具象的なモチーフを描くほか、木材やプラスチックなどの異素材を用いた作品を発表する安部悠介。

岡田舜

安部悠介

「彼らの制作のコアにあるものは、もっとシンプルでありながら、もっと名状しがたいものに思えてなりませんし、特に今回の2人展においてはその発露や観測こそが重要なテーマになってくるでしょう。それは一言でいえば『1人の人間がどのように絵画と向き合い、どのように1枚の絵を生み出していくか』ということの中にある、切実さや誠実さ、あるいは底のない深さのようなものです」とは、インディペンデント・キュレーター田中耕太郎による、本展に当てたテキストの一節だが、すなわち、タイトルにもなっている「底のない深さ」を覗き見る(そして見られる)展覧会となりそうだ。

INFORMATION

岡田舜 安部悠介 二人展「底のない深さ」
Shun Okada & Yusuke Abe exhibition “Unfathomed Depth”

会期:2021年11月6日(土) – 11月21日(日)
会場:gallery commune(東京都渋谷区西原1-18-7)
平日14:00 – 18:00、土日祝13:00 – 18:00 ※木曜定休

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