デンマーク・コペンハーゲン発のアートマガジン、PLETHORA MAGAZINE（プレソラマガジン）による「エクストリームな身体」展が新宿ビームス ジャパン5階のB GALLERYにおいて11月29日まで開催中だ。

PLETHORA MAGAZINEは、50×70cmという雑誌としては規格外の大判サイズとヒンドゥー教寺院の印刷技術を用いて構成され、その存在自体が芸術作品とも称されるアートマガジン。毎号のテーマは生命のルーツ、宇宙の神秘、テクノロジーに抱く想像力など幅広く、世界にある詩的な美と物語をビジュアルから喚起させるメディアとして知られている。

同マガジンの11号のテーマとなるのが「エクストリームな身体」だ。これまでの人間の歴史において、身体のもつ可能性を極限まで引き出そうとしてきた文化に着目し、人々のユーモラスで無謀な挑戦にフォーカスしている。世界初のパラグライダーに挑戦した男、高さ約30mもの木の塔から命がけで飛び降りるメラネシアの儀式、古事記の時代から続く相撲の歴史と文化、そして現代のエクストリーム・スポーツまで、“常軌を逸した身体”に賭けた人々の飽くなき試みが紹介されており、本展においても、人類は『身体』という器に何を夢見てきたのか、その生命力の源に問いかける内容となっている。