アートとデザイン世界のアナログとデジタルの両技法を織り込む多面的なアプローチで知られるアーティスト、ジョナサン・ザワダによる個展「On Burning Mirrors (燃える鏡の上で)」が10月5日より西麻布CALM & PUNK GALLERYにおいて開催される。

ジョナサン・ザワダは1981年オーストラリア生まれ。その活動は、初期のルーツであるウェブデザインやプログラミング、そして進化の成果である商業グラフィックデザイン、イラストレーション、さらにはアートディレクションの各分野の知識を活かし、現在ではオブジェクトや家具のデザイン、彫刻、動画、美術展示そして絵画など多岐に渡る。

近年は、シドニー・オペラ・ハウスに投影する3DCGプロジェクションマッピング作品の発表、キノコの交配とNFTを組み合わせた作品シリーズのリリースのほか、The AvalanchesやFlume、Röyksopp、Mark Pritchersといった世界的なミュージシャンとの活動でも知られている。

本展「On Burning Mirrors (燃える鏡の上で)」では、ザワダのキャリアのなかで、ある意味、最もアナログかつ古めかしい手法の新作群が発表される。現代人にとっての自然環境と言えるほど強大になったデジタル・テクノロジーが、どのように使われて、それが人類の道徳や優しさ、また美という観念にどう影響を与えるのか。ザワダにとっての大きなテーマが内包された展覧会となる。

GASBOOK31 Jonathan Zawada

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