ART 2018.02.08

Aerosyn-Lex Mestrovic Interview 「アートとファッション。そこに見る創造性」イベントも今から開催

EYESCREAM編集部
EYESCREAM編集部

Aerosyn-Lex Mestrovic(エアロシン ・レックス)はアルゼンチン生まれ。日本の文化、特に書道(カリグラフィー)に魅了される。現在は、デザイナー、書道家等として多方面で活躍している。GUともコラボレーションし、その限定コレクションがすぐに完売してしまったことも記憶に新しい。the CFDA Awards等の数多くの受賞歴があり、Museum of Modern Art(MoMA)での展示実績もある。ファッションとアートを繋ぐクリエイターに聞く創造の原点とこれからについて。

“ファッションはアートであり、アートはファッションである”

ー先日公開されたGUコラボプロジェクト公開の際は、長く日本に滞在されていたようですね
「約2ヶ月間に近く日本にいたよ。GUに関しては最初のコレクションはすでにローンチされていて、全国のショップで手に入れることがもうできるんだけど、コラボ第2弾はリミテッドコレクションなんだ。もう完売しちゃったみたいだけど好評で良かったよ。この滞在期間にインスタレーションというか、ギャラリーを使ったイベントをやろうと思っているんだ。いわゆるファッションプレゼンテーションだね。音楽とファッションをミックスさせる感じだよ」。

ー東京とNYが活動のベースだと聞いているのですが、最近の活動について教えてもらえますか?
「まずは、さっき話したインスタレーションに向けた展開だね。去年、仕事をしたCarnegie Hall Notableで、3月にイベントをする予定だよ。新倉瞳さんという有名なチェリストと一緒にね。彼女とアートのコラボレーションをするんだ。日本とNYで。だから、1番の活動はペインティング、ファインアート。次に、ファッションコラボレーション。少し前に、生け花アーティストの辻雄貴ともコラボしてライブペインティングをしたんだよ。彼が去年、NYのカーネギーでパフォーマンスしていて、それをきっかけに実現したプロダジェクトなんだけど。ひとことで言うと、アートとファッションのコラボレーションをやっている、という感じだよ」

ーファッションで興味があるのは?
「JULIUSのデザイナーと友達なんだけど、代官山にショップがあるからよく行ってたんだ。あと韓国のデザイナー、JUUN.Jも好き。コレクションで空山基とコラボしてたよね! あれもクールだった」。

ーアートとファッションがコラボレーションすることについてはどう思う?
「1つ言えるのは、ファッションはアートであり、アートはファッションであるということ。同じだと思う。アートは歴史からもそれを見ることができるよね、例えばダリがスカーフを作ってきたことのように。ファッションとアートのコラボレーションは、いつ何時でも起こりうる自然なことだと思う。ルイ・ヴィトンはさらに、モネやゴーギャンとコラボレーションしたり、もっとファッションもアートとのコネクションを見出そうとしているし、それを望んでいるファンも多いよね。僕の場合は、アートからキャリアはスタートしているんだけど、NYにあるブルックリンの学校で学んできたことはファッションなんだ。この2つのコネクションは大事だよね。オレがナイキやケンゾー、ジバンシイとコラボレーションしてきたように、アーティストとしてその1点1点にペインティングを施すことで、それが自分のギャラリーにもなるし、ファッションとコラボすることによって、アートワークを多くの人に着てもらえることができる。アートピースは高価だけど、それがプリントされたTシャツであれば、手に取りやすい価格になる。お陰で世界中の大勢の人に僕の作品を知ってもらえるわけだから、素晴らしいと思うよ」。



ーエアロシンさんのアートではカリグラフィーがアイコニックだと思うのですが、それをアートワークに取り入れたのは何故ですか?

「僕はアルゼンチンとのミックスで、お父さんの家系はコーラチアの方の人。僕自身はアメリカで育ち、日本に勉強しに来ていて。ちょっとだけTUJに通っていたんだ。そこで書道とカリグラフィーを学んだんだけど、そこでカルチャー同士の繋がりを再認識し、それが僕のアートワークの大事な要素になったんだ。そのミックス感こそが、GUコレクション”HYBRID TOKYO”や”FUSION PRISM”のコンセプトにも繋がっているね。文化の組み合わせ、そして新しいものを生み出すということ。日本はいつもNYのスタイルを見出すことができるんだ。それこそが僕のコンセプトでもあり、僕から見た東京なんだ。島国として何千もの間、独自の文化が形成されていて、それがいつも新鮮に思えるんだよ。こういうペインティングってちょっと書道っぽいけど、同時にエアロビックのような違ったスタイルを取り入れようとしているんだ。言語とコミュニケーションをメインのコンセンプトにしていて、ヴィジュアル的には、どうやって人がコミュニケーションしているのかを表現している。どんなブランドともコラボレーションするのはチャレンジだと思うんだけど、僕はストーリーを毎回生み出しているつもり。それをビジネスに繋げて、うまく広めていくことは難しいことなんだけどね」。
ーさっきも少し教えてもらいましたが、今後の予定について教えてもらえますか?
「大きなものとしては、NYの話なんだけど2月にサザビーズでエキシビションをするよ。大きい展示会場だから、それに合わせて大きな作品を発表する予定。それからカーネギーホールのプログラムが始まる。そして、ユニセックスの香水のコレクションも始動するかな。ロンドンとサクソンとNYのセルフリッジズに展開して、9種類のフレグランスなんだけど、全部ベースは”毒”なんだ。それは年間のベストフレグランスにも選出されたよ。アートをやっている身としては香水を手がけることって意味をなさないように思えるけど、ポピーシードから作っていて、将来はトムフォードやディオールを超えていけるようなものにしていきたいんだ。もちろんメインの仕事ではないんだけど、僕も香水は好きだし、OKやろうってことになってね。コンセプトは動物から来ているんだ。蛇や蛙の持つ毒はすごく強いのにカラフル。トムフォードがアプセミズムと呼んでいるように、美しさと危険の共存がコンセプト。こんな感じかな」。

そんなエアロシンさんが本日、まさに今、BA-TSU GALLERYでマルチメディアアートインスタレーションを開催中。近くにいる人は絶対に行った方がいい。こちらはそのビジュアルの一部。


INFORMATION

Aerosyn-Lex Mestrovic////INFINITVM EVENT AT BA-TSU GALLERY with POWEREDBY.TOKYO and BEATS

DATE: 2月8日(木)午後7時から10時
PLACE:〒150-0001
東京都渋谷区神宮前5-11-5
http://ba-tsuartgallery.com
http://aerosynlex.com

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