東京発、新世代アーティスト100名による表現方法自由のコンペティションとして新たにスタートする「ART START UP 100」が出展作家を募集中だ（エントリー締切は7月31日）。

9月24日から29日にかけて、代官山ヒルサイドテラスを会場として行われる同コンペティション。年齢・ジャンル・新旧作・国籍・形式・サイズなどすべて不問で、出展料も必要ない。

応募のなかから選出された100名の作品は、すべて100,000円の均一価格として販売される、という試みだ。この販売価格には手数料はかからず、すべてアーティストに還元される。決められた販売価格のなかで、どういった作品で応募するのはアーティスト次第というんだから、応募の段階からすでに期待は高まるばかりだ。つまりは道ばたで拾ったものでも、制作期間に数年を要した作品でも、同じく100,000円、だ。

【ART START UP 100】開催宣言

なお、今回の展示では審査委員会の審査により、優秀者には副賞が授与されるが、その受賞者には賞金などではなく、例えば「海外に一年間研修に行きたい」「作品集を出したい」「大きなビルの壁に壁画を描きたい」など、これからのステップアップのチャンスとして生かせるものをリワードとして贈るという。日本のアートシーンを、アーティストの活動環境を向上させていくことを第一義としたコンペティションとなる。