ART 2020.02.28

オペレーション・アイヴィーのジェシー・マイケルズが描く兵士、スパイ、犯罪者

EYESCREAM編集部
EYESCREAM編集部

ジェシー・マイケルズの個展『戦争と罪』が2月28日から幡ヶ谷gallery communeで開催される。

87年にカリフォルニア州バークレーで結成され、ランシドのティム(vo,g)&マット(b)が在籍したことでも知られる幻のパンクバンド、オペレーション・アイヴィーのヴォーカリストであり、アーティストとしてもオペレーション・アイヴィーやグリーン・デイ、ニューロシスなどのレコードジャケットを手掛けるなどベイエリアのパンクシーンに多大なる貢献をしてきたジェシー・マイケルズ。

過去5年間、ジェシーは初期のイラストレーション作品とは別に、「戦争と罪」のイメージに焦点を当てた新しい作品を生み出すことに専念してきた。このシリーズは2019年12月にニューヨークのApt. Galleryで開催された展示「戦争と罪」で初披露され、兵士、スパイ、犯罪者のドローイングを特徴とする作品群は、観る者に”運命”、”孤独”、”興奮”、”セクシャリティに潜む感情”を喚起し、大きな反響を呼んだ。

同展はApt. Galleryの協力を得て開催される日本巡回展。会場では展示作品はもちろん、新作アートブックやマーチャンダイズの販売も予定している。

暴力と残虐さを伴う人類のダンス”は止まりません。内に潜む無秩序は、人間にとって避けられないことのようです。現実の世界でのそれは常に悲劇的で信じられないほど愚かで悪質なものですが、いつでも創作の源となるのです。ただ私の作品は罪や戦争の現実そのものを扱っているのではなく、物語や個人的なイメージ作りにおける土台として扱っています。人生の暗い側面は謎に包まれています。愛と喜びも同様です。私はそれらを全て理解するために芸術を始めたつもりでしたが、一旦理解したかと思うと、またすぐに謎は深まっていくのです。
—ジェシー・マイケルズ

INFORMATION

ジェシー・マイケルズ展 『戦争と罪』

会期:2020年2月28日(金) – 3月15日(日)14:00 – 20:00 ※土日祝は12:00 – 18:00 ※初日は19:00 – 21:00のみオープン
木曜定休
会場:gallery commune(東京都渋谷区西原1-18-7)

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