こんなご時勢でも、アートは気分を上げるもの。ギャラリーも徐々に再開しているし、久しぶりに足を運んでみようかな。もちろん感染対策は入念に。お家時間にSNSで見つけたあの作家の展示はいつまでだっけ。
ああ、行きたかったのにいつのまにか終わってた…なんてことにならないように、ここでアート情報をリマインドしておこう。今週末8月1日(土)までのものから、7月31日(金)にスタートした最新のものまでをピックアップ! EYESCREAM的行っておきたいアート展5選。
ネイティブアメリカンをルーツに持つ京都在住のペインターLEVI PATAによる本展では、LEVIの特徴でもある即興性のペイントにフォーカス。ガンマイクで採取した作品制作時の音と、その音の発生源となった作品を同時に鑑賞することができる。発生した“音楽”を通じて、彼の筆やマーカー、身体を駆使して描く作品の軌跡を感じてみては。
グラフィックデザイナー、イラストレーターとしても作品制作を行うアーティスト片岡亮介の新作個展。新型コロナウイルスの影響により混沌とし、閉鎖的になってしまった世の中や人々の在り方と、美術の根源とも言える「描くこと」への疑問に迫った作品群約20点が並ぶ。オイルペインティングならではの質感にも注目いただきたい。
KYNE-girlと呼ばれる女性のポートレートで注目を集めるKYNE。新たにオープンした渋谷のカルチャースポット、RAYARD MIYASHITA PARK内アートスペースSAIのオープニングエキシビジョンとして行われる同展では、RAYARD MIYASHITA PARKを背景に描いた200号の大型キャンバス作品をはじめ、ステッカーをモチーフとした初の立体作品などが並ぶ。
東京を代表するセレクトショップへのグラフィック提供も行うSHINKNOWNSUKEによる個展。6月に開催予定だった同展は、タイトルの通り“予期せぬ紆余曲折”を経て、シルクスクリーン、リソグラフ、ジークレーによるプリント作品を主とした作品展へ。現在、渦巻く感情を独特のポジティヴなカラーで表現した新作15点が披露されるほか、プリント作品やマーチャンダイズも販売される。
国内外で活躍するアーティストであるShohei Takasakiによる本展では、Shohei Takasakiとアメリカ時代から親交の深いEri Takaneをキュレーターに起用。2019年の日本帰国後に自身の周囲や社会的状況から得たインスピレーションをもとにした作品が並ぶ。「物事を多角的に見ること」についての鑑賞者へのプレゼンテーションでもあるようだ。
オンラインギャラリーの良さもあるけど、やっぱり間近で作品に触れる喜びは変えがたいもの。細心の注意を払いつつ、改めてギャラリーという空間に浸っていただきたい。
なお新型コロナウイルスの影響で、展示の中止・延期または予約が必要な場合もあるので、それぞれHPやSNSにてチェックを。