ART 2021.04.12

近未来の「万能薬」をコンセプトにした4名のアーティストによるグループ展が開催

EYESCREAM編集部
EYESCREAM編集部

異なる年齢、国籍、バックグラウンド、メディウムをもつ4名の作家たちによるグループ展「万能薬 / PANACEA」が4月16日から5月2日まで、CALM & PUNK GALLERYで開催される。

今回参加するのは、生まれ育った中国・北京で体験した自身の幼少期の思い出や、中国独自の風習をマンガ、ドローイング、イラストレーション、アニメーションなどで表現する漫画家・岳明、インターネットを通じた新しい消費活動の中に生み出されるイメージ及びそれらがつくり出す生態系について考察した作品を発表してきたアーティスト・臼井達也、上海出身で現在は東京に拠点を置き、3DCGを用いて消費主義が加速する現代に立ち並ぶ人工物やその景色をイメージとして、現実と虚構を浮かび上がらせるアーティストの羊喘兒、そして人間の生活や相互の関係、日常の儀式的なことから発想を得たインスタレーションを発表してきたアーティストのカリン・ピサリコヴァの4名となる。

資本主義のサイクルの中で生き延びるために人々が投与する「万能薬」をコンセプトに、作家それぞれの場所や時代性で感じ、考察する、近未来への想像が会場に現れる。

岳明(Yue Ming)
「You are what you eat 」 制作年:2021 作品形式:マンガ 素材:デジタルプリント サイズ:40cmX40cm

臼井達也
「アマゾンエフェクト」 制作年:2021 素材:段ボール、ステッカー サイズ:可変

羊喘兒(Yang Qinhua)
「オリンピック・チャンピオン生成装置」(局部)、制作年:2020~2021、ミックス・メディア、サイズ:可変

Karin Pisarikova (カリン・ピサリコヴァ)
「ホームガーデニング」 制作年:2021撮影:テルンコヴァー バルボラ 素材:デジタルプリント サイズ:可変

INFORMATION

万能薬 / PANACEA

会期:2021年4月16日(金) – 5月2日(日)13:00 – 19:00
※日、月、火 休廊、最終日曜のみ開廊
会場:CALM & PUNK GALLERY(東京都港区西麻布1-15-15)

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