明日を考えるための都市型ナイトマーケット「渋谷夜市」が、10月2日(土)、3日(日)の2日間に渡って、渋谷の宮下公園にて開催される。
テーマは、“PLAY for Tomorrow”。リアルならではのファッションやカルチャーの感動を提供し、地球環境へのエデュケーションを深めることを目的とした体験型イベントとなっている。
「10年後や100年後の未来は誰にも予想できないかもしれないけれど、明日を考えることはどんな人にもできるはず」。そんなメッセージを訴求するためのコンセプト「あなたやあなたの周りの誰かが、明日をより良く過ごせるためのモノ、コト、サービス」に賛同したクリエイターやショップ、アーティスト、アクティビストらによる様々な企画が展開される。
eri(DEPT Company代表/デザイナー/アクティビスト)
「気候危機を回避するため、人々が安全に暮らしていくためには社会システムそのものの変革が必要です。私たちがいるファッションやカルチャーも同じように新しい次のステップに進む変革の時だと考えています。私たちに何ができるかを考えている中でお誘いを受けたのがこの夜市の企画でした。今までのイベントの在り方が”作って壊して捨てる”だったとすると”作って捨てずに循環させる”という新しい考え方にどうシフトし実践できるかをスタッフの皆さんと作り上げた今回の企画です。皆さんに楽しんでいただき、また一緒に未来を作るためのビジョンを共有できるきっかけになることを願っています!」
宇川直宏(DOMMUNE 代表)
コロナ禍以降、ソーシャルディスタンシングを保つため、アートとエンターテインメントはインターネットに避難した。様相を変えたパンデミックが幾度も訪れる現在は、ニューノーマルの視点では既に捉えきれず、ノーノーマルな社会構造の中で生き抜く術を見つける以外ないだろう。そんななか、リアルな物理世界の中で身体的なコミュニケーションの真価が再度問われている。フィジカリティーの新たな復権である!!!!!!!例えば、16年間連れ添ったトイプートルは、現在、コロナ禍であることを理解していないが、今年の夏の強烈な暑さは、熱されたフライパンの上を歩いているような事態で、肉球のやけどを恐れつつ、都市の日陰を闊歩していた。彼はヒートアイランド現象を全身で感じている。いまや、マジックワードと化してしまったサスティナビリティは、脳ではなく、全身の毛穴をつかって考えることが大切だ!!!!!!!!渋谷夜市は持続可能な社会的展望を見出すためのプロジェクトであるらしい。そう、渋谷夜市は、肌で環境を感じ、足で都市を感じ、全身で空間を感じとる事ができる、ノーノーマルなフィジカル・カルチャル・スタディーズになるだろう!!!!!!!」
熊切秀典(「beautiful people」デザイナー)
「今回渋谷夜市のイベントのPLAY for Tomorrowのスローガンに賛同し出店することに決めました。今の状態をサスティナブルすることだけじゃ物足りなく感じていて、今よりもっと楽しく美しく環境にもみんなにもやさしいバランスの取れた未来を作る事を目指したいと考えています。出店することで、ビューティフルピープルの取り組みをより多くの人に知ってもらうきっかけになればと思います。今年の5月、6月には実店舗型のアーカイブストアも開催したのですが、生地廃棄、商品廃棄0に取り組み、既存の商品のメンテナンスやリペアも請け負ってきたビューティフル ピープルの、「全ての資源を大切に」との想いから継続して今回のアイデアに至りました」
なお、メインビジュアルはPERIMETRONに所属するクリエイティブユニットのMargtが手がけ、様々なデザインプロジェクトに取り組む中村圭佑率いるDAIKEI MILLSが会場をデザインする。
INFORMATION
渋谷夜市(SHIBUYA YOICHI)
会期:2021年10月2日(土)~10月3日(日)12:00~22:30(仮)
*小雨決行・荒天中止
*時間短縮等の要請があった場合は、政府および東京都の指針に準ずる。
開催場所:渋谷区立宮下公園
(東京都渋谷区渋谷1丁目26番5 MIYASHITA PARK 屋上)
主催:SHIBUYA HARAJUKU FASHION FESTIVAL 実行委員会 / 株式会社ワンオー
後援:渋谷区
協賛:みんな電力
WEB:https://shibuyayoichi.com/
Instagram:@shibuyayoichi