INFORMATION
EYESCREAM No.182
発売:2022年6月1日(火)
Tokyo Daily Vintage Fashion
Cover story_Kroi
Back Cover_CHAI with Topologie “Freedom of Choice”
¥1000(TAX IN)
取り扱い:全国の書店およびECサイトにて
こちら
去る5月25日、Kroi史上最大キャパのワンマンツアー「Kroi Live Tour 2022“Survive”」の東京公演が開催された。そう、この日はKroiが表紙を務めてくれたEYESCREAM最新号の校了日。雨の脅威と戦いながら、ほぼ徹夜の5人に早朝からお付き合いいただいたあの撮影の想い出を胸に、向かったZepp DiverCity。開始早々Kroiワールドに飲み込まれ、踊り狂った約2時間のエンターテイメントの全貌をお届けする。兎にも角にもこのレポートで伝えたいのは、「やっぱりKroiって最高のバンドだ」ということ。
「今回のステージ演出も新保拓人が手がけているらしい」そんな話も小耳に挟んでいた。新保氏と言えば、KroiのMVの数々を手がけてきたビデオディレクターであり、同時に彼らのライブ演出も度々担当してきている。(3rd EP『STRUCTURE DECK』Release Tour “DUEL”での“ギャルのオナラ”演出も記憶に新しい)。今回のテーマは一体….開演を待つオーディエンスは、さながら夢の国にいるかのような高揚感に駆られ、Kroiの登場を待った。
19:20、会場が暗転すると、ステージ前の白幕には5人が往年のゲーム機で遊んでいる映像が映し出される。「さて、お次は」とセットされた謎のカセットによって、起動したゲーム“Survive”。どうやら、今回はゲーム世界がテーマなのかもしれない。そう悟ったところで、白幕にKroiのシルエットが。
からの、
Zeppという場所で、この光景を目にすることは、後にも先にも今日だけであろう。異世界へと召喚された我々への歓迎曲「Small World」と共に、暴れるKroi、狂うオーディエンス。「皆さんようこそいらっしゃいました、Kroiちゃんでございます」。内田怜央(Vo/Gt)の一言にオーディエンスは大きく手を掲げ、今日このひと時をKroiとともに“サバイブ”することを誓う。
「Mr.Foundation」、「sanso」とKroiを代表するライブナンバーが続き、長谷部悠生(Gt)のギタープレイが会場を煽る。「遅くなってごめんなさい。最高のパフォーマンスをするので許してください」と話す内田怜央(Vo/Gt)の鮮やかな歌声が「Balmy Life」、「Juden」を届けると、会場は割れんばかりの拍手に包まれた。
「オレらインディーズの頃は月の半分くらい地下のライブハウスでライブしてた“地下バンド”だったから(笑)」「そのオレらがZeppに立ってるなんて〜」と会話を交わす関将典(Ba)と内田。彼らと共に走り続けてきたリスナーにとっても、感慨深い景色になっていることだろう。ステージに立つ5人の勇姿に熱視線が注がれる中、「今日は踊って帰ってください」(内田)の言葉を合図に「selva」「Page」「Flight」「侵攻」と続く。
Kroiの後ろで演奏を見守るファニーな怪獣たちは、時折口から煙を吐いたり、目からレザービームを飛ばしたりと、それはそれは大活躍。Kroiのアグレッシブなパフォーマンスに視覚的な彩りを加え、カオスな世界観を作っていた。
「モ〜ンスタープレイ」のフックが頭を無限ループする「Monster Play」「Pixile」と続き、“ゆるセクション”に突入。「Never Ending Story」「帰路」と内田の繊細かつ力強いボーカルに会場が聞き惚れる。
関と益田英知(Dr)のリズム隊による息の合ったセッションに、割れんばかりの拍手が送られた「Custard」、Kroiの代表曲のひとつ「HORN」では、まるで宇宙空間にいるかのような光の中、会場中が踊り狂い、今日ここに集えた喜びを表現していた。
「こんなにも大勢の人に聴いてもらえて幸せです。次で最後の曲になります。今日のために作ってきました“WATAGUMO Sexy ver.”」と千葉大樹(Key)。「何それ!」のツッコミを待たずして、おフェロなアレンジと長谷部の「セクシ〜」の合いの手が加わった「WATAGUMO」を披露。ちゃんとかっこいいのがKroiの妙。本編のラストにこのナンバーを選ぶセンスに会場中が脱帽であった。
再び幕の降りたステージ。ここで“ボーナストラック”開始宣言が。その前にKroiのワンマンでの定番となった“大告知タイム”にて、以下3つのホットトピックスが解禁となった。
ー2ndアルバム『telegraph』リリース
ー全国ツアー「Kroi Live Tour 2022 “BROADCAST”」の開催
ーオフィシャルファンクラブ「ふぁんく らぶ」の開設
※既に入会OK!
会場中がビッグニュースに歓喜している中、「Fire Brain」が投下される。5人の経験値と関係性だけが成せる圧巻のパフォーマンスは、もはや神業。その反面、ボーナストラックでは、“長谷部物販隊長”が取り仕切るKroiのマーチのTシャツに全員が着替えていたり、まるで居酒屋で話しているかのようなテンションでMCを交わしていたりと、等身大の5人はかなりゆる〜め。そのギャップもKroiの魅力のひとつなのかもしれない。
「関わってくれた人、全員に感謝を込めて。この人数みんなが声が出せる日まで走り続けます」(内田)
Kroiのデビューシングル「Suck a Lemmon」で最後の最後までブチ上がり、「Kroi Live Tour 2022 “Survive”」はあっという間に終演を迎えた。
「Kroi Live Tour 2022 “Survive”」
2022.05.25
@Zepp DiverCity
Set List.
01. Small World
02. Mr. Foundation
03. sanso
04. Balmy Life
05. Juden
06. selva
07. Page
08. Flight
09. 侵攻
10. Monster Play
11. Pixie
12. Never Ending Story
13. Polyester
14. 帰路
15. Custard
16. Network
17. Shincha
18. HORN
19. WATAGUMO
<アンコール>
20. Fire Brain
21. Suck a Lemmon
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発売:2022年6月1日(火)
Tokyo Daily Vintage Fashion
Cover story_Kroi
Back Cover_CHAI with Topologie “Freedom of Choice”
¥1000(TAX IN)
取り扱い:全国の書店およびECサイトにて
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