Photo Report & Interview:富樫勇樹
HOOPVANで紡ぐ新たなアスリートカルチャー

Photography_Yuta Kato
Edit_Kazuhiko Yokoyama

Photo Report & Interview:富樫勇樹
HOOPVANで紡ぐ新たなアスリートカルチャー

Photography_Yuta Kato
Edit_Kazuhiko Yokoyama

様々なジャンルのプロアスリートをマネージメントするアミューズとスポーツカルチャーを身近に感じるきっかけを作るBEAMS SPORTSがタッグを組み、アスリートの価値を高め活動の幅を広げるアスリートプロジェクトが始動した。その第一弾として、男子バスケットボール日本代表キャプテンを務め、千葉ジェッツに所属する富樫勇樹選手とともに、バスケットボールを軸としたカルチャーやコミュニティを生み出す新たなプロジェクト「HOOPVAN」が9月30日についに動き出した。

「HOOPVAN」はバスケットボールの普及と振興を図ることを目的に、新たなコミュニティの創造と、カルチャーを創出していく。本記事では、先日渋谷の北谷公園でおこなわれたローンチイベントの模様と、富樫勇樹選手へのインタビューをお届けする。

ローンチを翌日に控えた9月29日にはレセプションイベントが開催され、集まった参加者と富樫選手との交流がおこなわれた。子供も大人も富樫選手の登場をいまかいまかと待ち望む中、大きな拍手とともに登場。

冒頭、本人からプロジェクトの概要が紹介され、念願の交流タイムがスタート。フリースローレクチャーとワンオンワンがおこなわれ、参加者は富樫選手を目の前に緊張をしながらも全力で楽しんでいた。ワンプレーごとに大歓声が起こり、会場は大盛り上がり。

参加者との記念撮影を終え、交流タイムが終了。富樫選手は、たくさんの未来あるバスケットボールプレイヤーとの交流に終始笑顔であった。

翌日はイベント開始前から多くの人が会場を訪れ賑わっていた。今回のイベントではフリースローチャレンジがおこなわれ、シュートの成功回数によって、HOOPVANロゴTシャツ、トートバッグ、ステッカーがプレゼントされた。さらに4本連続成功をさせると富樫選手の直筆サイン入りボールがゲットできるというなんとも贅沢なイベントである。

弧を描き放たれていくボールの終着点に一喜一憂する参加者たち。それぞれが大いにチャレンジを楽しんでいた。

ここからは、富樫勇樹選手のインタビューをご紹介。

ーーーバスケワールドカップの躍進を含め、富樫選手はバスケットボールの盛り上がりの立役者になっていると思うのですが、バスケットボールを始めた頃と比べて、バスケットボール自体がカルチャーとして日本人に受け入れられていると感じることはありますでしょうか?

富樫勇樹(以下 富樫):そうですね。プロの団体や代表が認知されて応援してもらえる環境になってきていると感じますし、すごく嬉しく思っています。これからも大きなアリーナなどが出来上がって、さらに夢のあるリーグになっていくと思いますし、更に応援してもらいたいなと思います。

ーーー中学の卒業後に単身渡米をして、バスケットボールの存在の違いというのは大きかったでしょうか?

富樫:アメリカは世界的にみても頭一つ抜けているところがあります。やっぱりバスケットができる環境がとにかく多く、ちょっとトレーニングをするときもバスケットコートが12面ぐらいあるような施設でおこなえて、子供たちも気軽にバスケットボールができるという意味では大きく差があります。東京だったらバスケをする場所を探すのが大変だったりしますし。

ーーー普段どういった音楽を聞いていますか?

富樫:特にこれというジャンルで絞ってなく、結構いろんなジャンルを満遍なく聴く方ですね。試合前に必ず聴く曲なども決まってないので、その時に流行ってる曲を聴くこともあれば、逆に昔の曲を聴いたりもします。

ーーー日本代表のキャプテンにとどまらず、千葉ジェッツでもチームを率いてる中で、日々プレッシャーを感じることが多いかと思うのですが、リフレッシュ方法やモチベーションを保つルーティンなどはありますか?

富樫:最近、モチベーションってそもそも何なんだろう?と思うこともあるのですが、起伏など無く常に一定のところでプレーができている気はします。ワールドカップがあったり来年にはオリンピックがあったりとそういう意味では更に上がるのかもしれないのですが、子供のときから変わらずに楽しいという感覚でバスケットボールができています。

ーーー遂に始動したHOOPVANとして、次はどこに行ってみたいですか?

富樫:自分が行ける場所ならどこでも行きたいです。今や日本全国にBリーグのチームがあって、そこには多くのバスケ好きの子供達がいて盛り上がっていると思うので、そこに遠征に行った際にこのプロジェクトと共に何かしら触れ合う機会が作れたらと思っています。BEAMS SPORTSさんがタッグを組んでくれているので、それこそウェアなど何かアパレルグッズも作れたら嬉しいです。もちろんチームの試合のために遠征しているのですが、子どもたちとの触れ合いっていうのは自分自身への力にもなると思いますし、バスケットボールが好きな気持ちというのも共有していきたいと思います。

HOOPVANを通して、バスケットボールの魅力が伝播していくことが非常に楽しみである。次の開催はあなたの街かもしれない。

INFORMATION

HOOPVAN

公式Instagram:
https://www.instagram.com/hoop_van/

プロジェクト名:HOOPVAN
開催日時:2023年9月30日(土)午前11時〜17時
会場:KITAYA PARK(渋谷区立北谷公園)(東京都渋谷区神南1丁目7-3)
https://shibuya-kitaya-park.tokyo/#access
参加料金:無料
※雨天中止

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