CULTURE 2023.10.11

アーティストLevi Pataの個展“BLACK, WHITE, RAINBOW”が10月14日より開催

EYESCREAM編集部
EYESCREAM編集部

Levi Pataはネイティブ・アメリカンを祖先に持つ北カリフォルニア出身のアーティスト。その個展『BLACK, WHITE, RAINBOW』が10月14日(土)から10月29日(日)まで、アートギャラリー月極で開催される。
過去にTAKAHIROMIYASHITA TheSoloistへのデザイン提供、Levi’s 501® デニムの 150 周年イベントでUAさんとライブパフォーマンスを実施。川谷絵音さんが手掛けるプロダクトブランドLATENCYとのコラボレーションなど幅広く活躍してきた経緯を持つ。


今回の個展『BLACK, WHITE, RAINBOW』では彼の祖先である先住民族の文化から学んだ「すべてのモノはエネルギーでできている」ということを表現した内容になっているそう。
本展示は、彼がもっともエネルギーを表現する上で、最適であると選んだライブペインティングからはじまる。限られた時間の中で、彼は見えないはずのエネルギーを、様々なメディアを用いて可視化していく。そして、その周りを彩るように新作たちが展示される。

以下、ステートメント

Conał -(チョナッシュ)「月」のこと。文字通り、「白化個体。」(北カリフォルニアの先住民族のノムラカ語)
おそらく僕が先住民の文化を学んだ最も重要な真実は、すべてのものはエネルギーでできているということ。世界中のあら ゆる伝統文化に共通して、僕の先祖たちは月をよく観察していた。いつ植物を収穫するのか、いつ農焼きするのか、伝統的 な踊りや儀式をいつ行なってどの歌を歌うのか、僕たちの日常の行動は月と他の天体の変化に応じて行なった。僕はこの知 識を持ち続けて、東京の大都会に住みながらも月を観察し、その影響について考えるようにしている。
夢の世界は私の芸術と直結している。10 年ほど前に見た夢の中で、自分の命があと一日しかないことをなんとなくわかって いたので、できるだけ絵を描きたいと思った。夢の中で僕が描いた絵はテンポの速い作風で、当時の僕の実際の作風とは大 きく異なっていた。次の日に目が覚めたら、その夢で見たスタイルで絵を描こうとしたが、結果は強引で不自然な作品だと 感じられた。たとえそれが自分自身であったとしても、キャンバスに何かをコピーしている自分の姿が見えた。
日本に移住してからライブペインティングを始めた。経験が増えるにつれて、僕は脳が静かになり、心が開かれ、自由にエ ネルギーをキャンバスに向けて出すことができるゾーンに入る方法を学んだ。ライブペインティング中の僕のスタイルが何 年も前に夢の中で見たものと同じようになったことを気づいた。僕の能力は夢の中で体験した自由についに追いついた。
すべてはエネルギー。この地球上での人間の役割といえば、全体的なバランスを作り出すためにエネルギーの形態を操作す ることだと思う。アーティストとしての僕の役割は、目に見えないエネルギーを受け取り、それを中でフィルターして、新 しい物理的な形に放出することだ。すべてはエネルギー。この個展の作品と僕がここで描くライブペインティングが、僕たちを人間たちが占めているものがまだ残っていることを思い出させるように。

初日の14日はライブペイントも予定。Levi Pataでしか表現できないアートを体感しに行っていただきたい。

INFORMATION

Levi Pata Solo Exhibition 『BLACK, WHITE, RAINBOW』

2023年10月14日(土)〜10月29日(日)※月火水休廊
14:00〜20:00(木/金/土)
13:00〜19:00(日)
入場無料

月極
東京都目黒区中央町1丁目 3-2 B1
http://tsukigime.space
@tsukigime.space

Opening Party
『Levi Pata -Live Paint-』
2023年10月14日(土)
17:00〜midnight
Live Paint: 18:00〜19:00
入場無料
月極 & メグロネオン
東京都目黒区中央町 1 丁目 3-2 B1
http://tsukigime.space
@tsukigime.space
@meguroneon

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