Galileo Galilei活動再開のニュースは思いかけず、本当に突然もたらされた。2022年10月11日SHIBUYA WWW、warbearのライブがエンディングを迎えようというタイミングで、尾崎雄貴が宣言したのだ「Galileo Galileiを今日から始動させます」。偶然か、必然か、その日は6年前にGalileo Galileiが日本武道館でファイナル公演を行った=活動を終了させた日だった。
それからなんとなくソワソワした気持ちで時を過ごし、ドギマギしながら『Tsunagari Daisuki Box』のインタビューへ向かった。そこで雄貴くんは「まさかボックスセットが出せるとは思わなかった。もっとこっそり始めるつもりだった」と話し、メンバーもまた、”Bee and The Whales”Tourに早々と追加公演が決まった現状をものすごく驚いていた。その8ヶ月後、自分たちが製作した映画が劇場公開されるなんて、頭の片隅にもなかっただろうなぁ。
しかしライブを重ねる度、新曲を発表する度に、強烈に感じたんだと思う。自分たちが箱にしまいこんでいたGalileo Galileiは、「昔好きだったバンド」でも、「懐かしい曲」でもなく、めっちゃお気に入りの音楽として多くの人の人生を彩り続けていたことを。だから映画のサブタイトル「会えたね」は、ずっと待っててくれたファンだけじゃなくて、活動を止めていた期間にGalileo Galileiの曲たちと出会ってくれたファン、さらに今後出会うであろうファンへ向けた素直な想い。そして映画は、信頼する仲間に語りかけるような、雄貴くんのこんな言葉で始まる。
「これは僕が始めたGalileo Galileiというバンドの話」
『劇場版 僕らのGalileo Galilei〜会えたね〜』の内容をザックリ紹介すると、7月にスペースシャワーTVで放送された特別番組『僕らのGalileo Galilei〜会えたね〜』に、未公開のドキュメンタリー映像とライブ映像をプラス。監督・岩井郁人、尾崎雄貴で、活動を終了せざるを得なかった当時の状況、再始動を決めた経緯など、冷静かつ、結構赤裸々に過去を振り返り、それぞれの言葉で現在の心境を語り、とても丁寧に未来を描いている。もっと具体的に言えば、閃光ライオットでグランプリを獲得する前後の、稚内での初ライブの模様や、ザ・中高生男子な尾崎兄弟の部屋での練習風景、カラフルなMVを含むデビュー後の軌跡などなど、超貴重映像がふんだんに盛り込まれている。
ただ個人的には、雄貴くんが活動再開の意志を岩井くんに伝えに行った様子を、福岡のホテルの部屋で再現、そこでサラリと明かされた「BBHFとか、warbearとか、実はいろんなタイミングで岩井くんを誘っていた」なんていう初耳エピソードだったり。岡崎くんをメンバーに紹介する際に岩井くんが添えた確信めいたひとことや、岡崎くんがまっすぐな視線でぶん投げた全力の決意。Galileo Galileiでドラムを叩くことに1ミリの疑いも持たず、あたり前みたいに話す和樹くんの愚直な姿だったり。再始動後の4人のインタビューには、年齢を重ね、それぞれの生活や環境がどんなに変化しようとも、Galileo Galileiの音楽の純度は絶対に変わらないのだという覚悟と自信が漲っていて、胸が熱くなった。
加えて、ひとつのツアーの中で曲が生まれ、ちょっとずつ形作られていく経過に立ち合うという、大変貴重な体験もできます。言い換えるとそれは、7年前に一方的に告げられた「バイバイ」が、“Bee and the Whales”Tourで「またね」っていう再会の約束に変わり、新曲「あえたね」でやっとギュッと手を握り合えたというような感動的な出来事で。Galileo Galileiのメンバーとファンが綴るこれからの物語がただただ楽しみになる、とびきりのギフトをもらえます。
とまぁいろいろ書きましたが、ぶっちゃけ、後半のライブシーンだけでも十分映画館に観に行く価値があると思っている。もちろんライブは会場で観て聴いて感じて、渾身のパフォーマンスを全身に浴びるのが最っ強なんだけど。変態レベルの音楽好き・岩井郁人が映像制作を担当しているので、ツボをわかっていらっしゃると言いますか。スクリーンいっぱいに映し出されるGalileo Galileiのすばらしき音楽たち。美しい照明の中、弦を押さえる指、ドラムを叩く背中、メンバー間で交わされる視線、ハンドマイク片手に跳び跳ねながら歌う表情はとにかくシアワセそうで、フロアで揺れる無数のコブシはめちゃくちゃ楽しそうで。そんな音楽世界と現実の狭間の行ったり来たりがフワフワ心地良くて。映画館でライブを観るっていう娯楽をね、初めて知ってしまいました。そして何より、席を立った瞬間、どうしようもなくGalileo Galileiのライブに行きたくなるのです。ああ、くそ最高の4人に早く会いたいなって強く強く思うのです。
※Galileo Galileiのサイン入りB2ポスターを抽選で1名様にプレゼント。申込は下記よりチェックを。
INFORMATION
劇場版 僕らのGalileo Galilei〜会えたね〜
製作:スペースシャワーネットワーク
制作:Suzume Studios
プロデューサー:大坪純子、早川文子
監督:岩井郁人、尾崎雄貴
出演:Galileo Galilei
2023年|日本|カラー|16:9|ステレオ|DCP
配給:SPACE SHOWER FILMS
© 2023 SPACE SHOWER NETWORKS INC.
https://films.spaceshower.jp/works/017201.html
上映劇場情報
東京・渋谷シネクイント 11月10日(金)〜11月16日(木)
大阪・シネマート心斎橋 11月10日(金)〜11月16日(木)
愛知・センチュリーシネマ 11月24日(金)~11月30日(木)
宮城・チネ・ラヴィータ 12月1日(金)〜12月7日(木)
福岡・KBCシネマ 12月1日(金)~12月7日(木)
神奈川・横浜シネマリン 12月23日(土)~12月29日(金)
広島・横川シネマ 12月23日(土)~12月29日(金)
ポスタープレゼント【応募条件】
●サイン入りポスターをご希望の方は、EYESCREAM WEBの読者プレゼントフォームにて「Galileo Galileiサイン入りポスター希望」とご明記の上、11月30日(木)までにメールでご応募ください。
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●プレゼント当選のご連絡はメールでご連絡します。
【ご注意事項】
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