CULTURE 2026.04.25

[Wandering Osaka]#08 大吉純一&河田達矢と巡るYAMASTORE、惣菜・弁当 あんどう、ピタックごはん

Photography_Masahiro Yoshimoto, Text_Yuka Muguruma, Edit_Michika Kuriyama, Takuya Nakatani
EYESCREAM編集部

音楽、アート、ファッション、フード、スケボー、グラフィティ、そしてなによりもストリートカルチャー。いつもなにかおもろいことが起こっている、熱気に満ちた大阪の街にフォーカスする連載シリーズ「Wandering Osaka(ワンダリングオオサカ)」の8回目。街を知るには街の重要人物(もしくは街で遊びまくっている人!)に訊くのがイチバン、てことで今回は、中崎町の名物ショップ、YAMASTOREを共同運営する大吉純一さんと河田達矢さんにガイダンスしてもらった。

Recommender of the Month
大吉純一 / 河田達矢

アメリカ村の古着店出身の2人が2012年にスタートした、インディペンデントな個性を放つ古着&雑貨店、YAMASTOREを共同運営。大吉さんはAIRRとDMCのデザインを、河田さんは店頭で接客やディスプレイを担当している。Instagram:@yamastore

YAMASTORE


心にグッとくる未知との出会いが満載
遊び心あふれる大人のためのおもちゃ屋

古着を中心としたアパレルとユニークな雑貨、多彩なアーティストの作品を扱うショップ。作者不明のアートや用途のわからない造形物など、「これ何なん!?」と思わずツッコみたくなるアイテムが所狭しと並び、まるでおもちゃの世界に迷い込んだような気分になる。「ささる人にはささる、ちょっとヘンテコなプロダクトが好き。お気に入りをコレクションするような感覚で、日本人にはない感性が光るものやディスプレイした時に面白いものをアメリカで買い付けています」と大吉さん&河田さん。大吉さんがディレクターを務めるAIRRとDMCをはじめ、AWA、onegaigotoなど親交のあるブランドもセレクトする。2人の独特なセンスに魅了され、熱心に通うファンも多い。

Recommender’s Comment

「最近は、古い照明を自分たちでアレンジするのにハマっています。ハンドモチーフのオブジェや小学生が図工で作ったような味のあるアートは昔から好きで集めていますね。近所には、事務所兼ギャラリーとして使っているSVCがあり、不定期で展示やポップアップも行っています。機会があればぜひそちらも遊びに来てください!」

80年代頃に作られたと推定されるフローズンモーメント66,000円。空間に取り入れるだけで違和感のあるムードを演出してくれる。

ハンドルを回すと人形と周囲の装飾が動く、オートマタと呼ばれる80〜90年代のからくり人形35,200円。コールセンターらしき場所で働いている男性を表現している。

ゴルフボールをイメージした、台座付きのボーリングボール49,500円。「何かの記念に作られたものではないでしょうか」と河田さん。

左)存在感抜群のフェイスマグ15,400円。耳をモチーフにした謎の小物18,700円。右)シュレッダーしたドル札入りのスーベニア5,500円。食品サンプルと思われるパテ5,280円。

デニム、スウェット、フリース生地などを組み合わせてアレンジしたAWA by ukuuprojectのパンツ44,000円。河田さんも偶然同じアイテムを身に着けていた。

レジカウンターの前には、600円〜と気軽に購入できるキーホルダーがバリエーション豊かに揃う。ビビッとくるとっておきを見つけよう。

古着フリークにおけるコレクションの定番、ヴィンテージの缶バッジも充実。キャラクターものからロゴもの、企業ものまで多彩にラインナップする。

レジ奥にあるストックの目隠しには、ジョン・レノンの肖像をプリントした暖簾が使われており、どこかカオスな世界観を引き立てている。

ごく普通の石をペットに見立ててかわいがる、70年代にアメリカで流行したおもちゃ。通気孔付きのボックスと敷き藁、飼育マニュアルがセットになっている。ペットロック12,100円。

シルバーのアイテムを集めたコーナー。その時々で2人が惹かれている素材やモチーフをまとめてディスプレイしていることも多い。

INFORMATION

YAMASTORE

大阪市北区中崎2-2-2
営業時間:13:00 – 20:00、土日祝12:00 – 20:00 / 休:不定休
https://www.yama-store.com

惣菜・弁当 あんどう


心と身体にやさしく寄り添ってくれる
テイクアウトのみの惣菜&弁当専門店

「日替わりのお弁当をよく買いに行きます」と紹介してくれたのは、チャーミングなロゴが印象的なあんどう。店主の安藤恵さんは、自分のご飯をたくさんの人に食べてほしいと念願のお店をスタート。「家庭で作るご飯のように、気持ちよく食べてもらえるものを作りたい」と、季節ごとに産直市場へ足を運んで旬の食材を仕入れるほか、佃煮やしそ味噌といった細やかな品まで手作りにこだわる。ショーケースには、厚揚げの煮物やチェプチェ、ポテサラをはじめとした日替わりの惣菜が並び、夕方頃からは食べ応えのある揚げ物も登場。プリンなどの自家製おやつも人気だ。夕飯の“もう一品”を求めて立ち寄る近所の人も多く、毎日の食卓にさりげない幸せを添えている。

Recommender’s Comment

「毎日弁当の内容が変わるので、今日は何が食べられるかなと訪れるたびワクワクした気持ちに。気取らない家庭料理が揃っていて、手間を惜しまず丁寧に仕上げられたおいしさに思わず頬がゆるみます。恵さんのお姉さんである画家の安藤智さんにデザインを依頼したスカーフをYAMASTOREで扱っていることもあり、何となく親近感も湧いています」

さっくり揚がった鶏天、ポテトサラダ、柚子胡椒が香る厚揚げの煮物、金柑入りのキャロットラペなど、彩り豊かなおかずがたっぷり入った本日のお弁当1,100円。

普段は恵さんが一人で店を切り盛り。彼女がまとっている柔らかい雰囲気にも癒やされる。

日替わりの弁当に入っているメニューを中心としたガラスケース。惣菜は小さめのパックに詰められているので買いやすい。

イベントや季節ごとのおやつも用意する。取材時は、手作りの自然な甘さが楽しめる芋けんぴが並んでいた。

恵さんが大好きだという小橋陽介さんの作品。お店では、恵さんの姉である画家の安藤智さんの個展を開いたこともあるそう。

撮影したのは3月。時季に合わせてなのか、窓際にはチューリップのスケッチも飾られていた。ちょこんと置かれたレトロなスツールもかわいい。

あんどうのロゴは、恵さんの友人がデザインしたもの。ゆるくてかわいいイラストが、お店に漂うホッとする空気感にぴったり。

INFORMATION

惣菜・弁当 あんどう

大阪市都島区都島本通4-11-19
営業時間:11:00 – 19:00(無くなり次第終了) / 休:日〜火曜・不定休
Instagram:@ando_souzaibento

ピタックごはん


パッタイ/ランチ800円、ディナー1,250円。

路地裏の隠れ家的ロケーションも魅力
タイ人シェフが作る本場の味を堪能

中崎町の閑静な住宅街にひっそり佇むこちらは、京都のタイ料理店で腕を磨いたバンコク出身のジャックさんが手掛ける人気店。トムヤムクンやタレーパッポンカリーなど、本場の名物料理を時間帯問わずアラカルトで味わえる。看板メニューは、タイの定番屋台料理として親しまれるパッタイ。現地から仕入れるもっちりとした麺に、シャキシャキの生もやしやカリッと香ばしいナッツの食感が重なり、干しエビの豊かな香りと旨みがアクセントに。卓上に用意されたナンプラーや唐辛子酢、砂糖といった調味料で、自分好みに味変できるのも楽しい。「タイ料理を日常的に楽しんでほしい」という思いから、ランチタイムはパッタイを800円で提供。本格的な味を気軽に体感できる。

Recommender’s Comment

「YAMASTOREのご近所さんなので、出勤前にランチで利用することも。名物のパッタイはもちろん、ニンニクがたっぷり入ったパンチのあるタイの焼き飯、カオパットもお気に入りです。今年3月初旬には、ここから歩いて10分ほどの場所に立ち飲みスタイルの2号店、ラオラオがオープンしたばかり。そちらにも早く行ってみたいです!」

2階建ての一軒家をリノベーションして2022年にオープン。写真は、温もりのあるインテリアでまとめられた2階フロア。

エントランス付近に設置されたラックには、酒類やグラスに加え、海外のキッチュな雑貨やカプセルトイがにぎやかに並んでいる。

2階にはソファ席もあり、落ち着いてゆったり過ごしたい人におすすめ。友人や大切な人とのお喋りも弾みそう。

ビール、ウイスキー、ラム、焼酎、スピリッツなど、タイのお酒も豊富にスタンバイ。料理に合わせていろいろトライしたい。

INFORMATION

ピタックごはん

大阪市北区中崎2-2-13
営業時間:12:00 – 15:00(14:30LO)、18:00 – 23:00(22:00LO) / 休:月曜
Instagram:@pitak_gohan

【Wandering Osaka】

#01 岩井祐二と巡るCity Lights : Donuts、LIGHT YEARS OSAKA、Family Tree Bottles
#02 植杉友恵と巡るTOLMA、su、洗濯と喫茶 廻廻
#03 サカモトタイチと巡るVOYAGE KIDS、club daphnia、tamutamucafe
#04 daichicrewと巡るTASOGARE COFFEE、ACHROMA、お料理 横目
#05 爛々 萌々と巡るstandピピピッ!、 oh my 河‼︎、幸せ立ち呑み夢ごりら
#06 CM SMOOTHと巡るMARADONA RECORDS、mumei gallery、BOURGEON records
#07 清原崇弘と巡るKON、Falman、ue.

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