CULTURE 2020.01.07

Report: “CO:LABS LIVE” 気鋭クリエイターによる音楽×アートの空間

EYESCREAM編集部
EYESCREAM編集部
Report—Takao Ookubo(TORIHADA)

グラフィティアーティストFUTURAとDJ KRUSHのコラボイベントを主催し話題を集めたオンライン型プラットフォームCO:LABSがglo™ストア青山の4Fでエッジーなイベントを行っていたことはご存知だろうか。日付は2019年、12月21日。そこで展開された空間についてレポートしたい。

“CO:LABS LIVE”と名付けられたこのイベントは、様々なシーンで活躍するアーティストやミュージシャンよる一夜限りのコラボレーションによるパフォーマンスを目的とした前代未聞の内容。その第1弾となった今回のイベントではSeiho、machìna、Usugrow、Mesの気鋭アーティストが出演。それぞれSeiho × Usugrow、machìna × Mesによる2組に分かれ行われたスペシャルなライブパフォーマンスを披露した。

ラグジュアリーな雰囲気が漂うglo™ストア青山だが、会場に入ってまず目を惹いたのはレーザーアートユニットMesによって演出されたサイケデリックな装飾。蛍光のテーピングを用いて彼らが創り上げた近未来的空間により来場者たちを、一気に非日常的な空間へ誘っていた。

オープニングを飾ったのはDATSのフロントマン、MONJOE。DATSらしさを感じさせるセレクトがイベントとマッチし、よりフューチャリスティックなムードを盛り上げていた。さらにMCとして登場したMC MAMUSHIが、この日のイベントについてアナウンス。MONJOEのプレイとMC MAMUSHIの話術によって会場内は徐々にヒートアップ。

いよいよ始まる一夜限りのコラボレーションパフォーマンス。最初に登場したのはカリグラフィーアーティスト、USUGROWとビートメイカー、Seihoの2人。本コラボレーションの内容は、Seihoによるエレクトロを軸にしたDJプレイに、そのサウンドから得るインスピレーションをもとにUSUGROWがライブペイントをするというもの。普段であれば決して交わることのないジャンルを超えたアーティスト同士によるクリエイティブ。その見事な化学反応は招待者100人全員を魅了した。

続いてエレクトロ・ミュージック・アーティスト、machìnaとレーザーアートユニット、Mesによるコラボレーション。machìnaの衣装には、会場に張り巡らされた蛍光テープと同様の装飾が施され、会場と一体化した彼女とMesによるパフォーマンスがスタート。モジュラーシンセサイザーによりその場でクリエイトされるライブ音に乗せて歌われる力強いヴォーカルで会場を盛り上げるmachìna。その不規則な音楽と空間に彩られた蛍光テープに合わせて、即興で作られるMesのレーザーアニメーションが、音楽と会場をシンクロさせる。両者の才能が遺憾無く発揮された驚きのライブパフォーマンスは圧巻だった。

イベントの最後にはSeiho × Usugrowにより描かれた壁画のボックスを1つ1つに分け、来場者全員にお土産として配られた。ボックスの中身は来場者のみが知る豪華なアイテムだったようだ。

「未知への好奇心」、「想像を超える発見」、「新たな自分への挑戦」をテーマに、様々なコラボレーションを展開していくCO:LABS LIVE。今回出演した4組のアーティストのインタビューもCO:LABSのウェブサイトで掲載予定なので、そちらもお見逃しなく。インフォメーションからチェックを。

INFORMATION

Co:Labs | 探究者達の新たな遊び場

https://colabs.jp/

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