来る東京オリンピックからスケートボードが正式競技に決定している今、改めてストリートにおけるスケートカルチャーがどんな姿をしていたのかを振り返りたい。本特集ではスケーターだけではなくスケートカルチャーに関係するクリエイターも含め、OGからユース、シーンの中核にいる人物まで、NYを中心として総勢24組を取材した。
EYESCREAM WEBでは、2020年2月1日に発売されたスケート特集号「PORTRAITS of SKATEBOARDING in 2020」より、特別にその一部をお伝えする。
PORTRAITS.005 / Shredmaster Keith
「スケートは色んなことを教えてくれる。ポジティブなエネルギーに囲まれているよ」
Shredmaster KeithことKeith Hardy(キース・ハーディー)。数多くのスケートブランドからスポンサードを受けている次世代NYスケーターのアイコン的な存在。そこにはスケートに対する明確な意思と、スタイルがある。
-自分のスケートライフを見たときに、どんな光景が思い浮かぶ?
今は一緒にスケートするクルーがいて、みんなで助け合っているけど、若い頃は年上のスケーターたちと滑ってた。14歳くらいのときは、New Breed SkateboardsのRob Campbellとか、当時、New BreedにスポンサードされていたAkiraと滑ってたよ。クルーの中では自分が1番若かったね。90年代のスケートビデオはスタイルがすごくカッコいいけど、実際にスケートを学んだのは、経験のある年上スケーターたちと滑っていたことからだと思う。みんなの滑り方とかトリックを見て、自分もトライしていたんだ。NYにはたくさんのOG、例えば、Alex CorporanとかJefferson Pangらが、今もシーンで活躍しているし、普通にストリートで会ったりするから、昔のアンダーグラウンド的なバイブスが残っている感じがするね。昔もそうだったらしいけど、NYのシーンはスケーターの憧れみたいだから、たくさんのスケーターがNYに引っ越してきてるのも事実だね。オレとしてはNYで生まれ育ったから、時々旅をしてマインドをリセットしたりしている。スケートパークも各地に出来ているけど、オレのホームはLESスケートパーク。昔のLESスケートパークは、ホコリっぽくて汚かったから、ちょっと滑っただけで白いTシャツがグレーになっちゃたんだよね。その頃から滑っていたけどね。
-スケートボードの魅力は?
色んなことを教えてくれた。スケートのことはもちろんだけど、それ以外のことも含めて。スケートを通して友達もできてポジティブなエネルギーに囲まれているよ。オレは物事をあまりシリアスに考えないようにしてるんだ。成るように成るっていうか。楽しくやっていると自然に良いことが自分にやってくると思うんだ。
-リスペクトしているスケーターは?
BAKERのRowan Zorillaかな。若いスケーターだよ。インスパイアされるものだったらオレの周りにたくさんある。オレが見て、聞いて、感じないと、そのモノやコトのドープさに感謝するのは難しいな。
インタビュー本編はEYESCREAM No.174 “PORTRAITS of SKATEBOARDING in 2020″の誌面からどうぞ!
INFORMATION
EYESCREAM No.174
2月1日(土)発売
PORTRAITS of SKATEBOARDING in 2020
-スケートカルチャーの未来へ送る言葉-
出演者:Ari Marcopoulos, Steve Rodriguez, Adam Zhu, Akira Mowatt, Shredmaster Keith, Shawn Powers, Peter Sutherland, Beatrice Domond, Johnny Wilson, Caleb Barnett, Kader Sylla, James Rewolinski(Labor Skateboard Shop), Chrystie NYC, Duron Simons(Gang Corp), Jack Greer(IGGY NYC), Homies Network, Alex Corporan, Canal New York, Wasted Youth SKATEBOARD, Daiki Hoshino, Kento Yoshioka
Back Cover:HUF SPRING 2020 COLLECTION
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