来る東京オリンピックからスケートボードが正式競技に決定している今、改めてストリートにおけるスケートカルチャーがどんな姿をしていたのかを振り返りたい。本特集ではスケーターだけではなくスケートカルチャーに関係するクリエイターも含め、OGからユース、シーンの中核にいる人物まで、NYを中心として総勢24組を取材した。
EYESCREAM WEBでは、2020年2月1日に発売されたスケート特集号「PORTRAITS of SKATEBOARDING in 2020」より、特別にその一部をお伝えする。
PORTRAITS.006 / Shawn Powers
「時代が変わってもオレ自身は常にリアルでオリジナルなんだ」
PALACEのライダーとして頭角を表して早4年以上が過ぎ、すっかりシーンの中核を担うようになったNYスケーター。パッション溢れるスケーティングとクリエイティビティを持つユースが大切にするのはリアルな生き様だ。
-スケートがストリートで進化して2020年を迎えました。Shawnにとってスケートシーンとは?
時代が変わってもオレ自身は常にリアルでオリジナルなんだ。でも90年代のスケートビデオからはインスパイアされまくってる。音楽やファッションも含めて。子供だった頃は両親が90年代の音楽を聴いて、トミー・ヒルフィガーを着ていた時代だった。それからシーンは変わったさ。スケートブランドとハイエンドブランドがコラボする時代だ。PALACE×Polo Ralph Laurenのコラボとかな。Louis Vuittonからスケシューがリリースしたり。SupremeやPALACEなどはアイテムの値段も高いし、昔はスケートブランドはスケーターしか着てなかったけど、今となってはメインストリームさ。オレ自身のことで言えば、最近ドラッグと飲酒を断ち切ったんだ。キッズにポジティブなメッセージを送りたいと思ってSNSでも同様の活動をしている。オレみたいに自分が好きなこと(スケート)で生きていくことは可能だってことも伝えたかったし、どんな仕事でも何でも全力でやるってことが大切だってこともね。
-スケートボードの魅力はどんなところにある?
トリックを学んだりフィルムを撮ったり行きたいところへの移動手段になったり。スケートを通して、新しい友達ができたり世界中を旅できたり。つい最近もスポンサーであるPALACEのトリップでデトロイトに行って撮影してきて楽しい時間を過ごしたんだ。好きなことで稼げて、スケートを介してたくさんの素晴らしい経験をしているんだ。
-リスペクトしているスケーターは?
Steve Rodriguez。NYスケーターコミュニティのために尽力してくれている。インスピレーション源でもある90年代のスケートビデオ。でも、いつも仲間のことを1番にリスペクトしてるんだ。仲間がいるから、こうしてスケートをやり続けている。もし1人で滑っていたら辞めていたかもしれない。仲間と滑るのが最高にテンションあがるんだ。そんな仲間の1人でもあるAdam Zhuが、オレたちのトンプキンスを守るためにリーダーとなって動いてくれたことにはリスペクトしている。最近はトンプキンスで出会った若いキッズ、Homies Networkもサポートしているよ。
インタビュー本編はEYESCREAM No.174 “PORTRAITS of SKATEBOARDING in 2020″の誌面からどうぞ!
INFORMATION
EYESCREAM No.174
2月1日(土)発売
PORTRAITS of SKATEBOARDING in 2020
-スケートカルチャーの未来へ送る言葉-
出演者:Ari Marcopoulos, Steve Rodriguez, Adam Zhu, Akira Mowatt, Shredmaster Keith, Shawn Powers, Peter Sutherland, Beatrice Domond, Johnny Wilson, Caleb Barnett, Kader Sylla, James Rewolinski(Labor Skateboard Shop), Chrystie NYC, Duron Simons(Gang Corp), Jack Greer(IGGY NYC), Homies Network, Alex Corporan, Canal New York, Wasted Youth SKATEBOARD, Daiki Hoshino, Kento Yoshioka
Back Cover:HUF SPRING 2020 COLLECTION
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