新型コロナウイルスの影響により、存続危機に直面している大阪の老舗ライブハウス、難波ベアーズを支援するためのオムニバスCD『日本解放』が、GEZAN擁するレーベル〈十三月〉よりリリースされる。

「ベアーズを愛するアーティストは二つ返事で了承し、一晩でこのメンツが集まりました」（マヒトゥ・ザ・ピーポー）というように、想い出波止場2020 AGAIN with DJおじいさん、Acid Mothers Temple & The Melting Paraiso U.F.O、MASONNA、GEZAN、YPY、青葉市子、KK manga、渚にて、ゑでぃまぁこん、パラダイス・ガラージらベアーズにゆかりのあるメンツが参加。本日4月7日（火）より十三月オンラインショップにおいて前売り販売が開始される。前売りで集まった代金は発売日を待たずしてベアーズに届けられるとのことだ。

このオムニバスのみならず、ドネーショングッズも現在発売中で、「永久フリーパス」「山本精一 護符（手書き）」「3/5 コロナ調伏撲滅祈念、山本精一 絶叫無観客ライブ 後売りチケット」といった、ベアーズ感あふれるグッズが並んでいるのも合わせてチェックを。

またこれに伴い、十三月Bandcampにおいて、同オムニバスCDに収録のGEZAN「証明」の試聴／先行販売もスタート。レコーディング、ミキシング、マスタリングをzAkが担当した一曲だ。

GEZAN / 証明(official audio)

以下はベアーズのボスでもある山本精一と、GEZANのマヒトゥ・ザ・ピーポーからの言葉だ。

平素より当店をご愛顧いただきまして、誠にありがとうございます。
さて、ご承知のとおり現在の状況は予断を許さないところにきており、ライブハウスの存続も非常に難しい局面を迎えています。難波ベアーズは33年にわたって、難波の地で独特の音楽の磁場を形成してまいりました。これからも是非ベアーズを続けていきたいと思っています。そこで、今一度皆様のお力をいただけたらと思います。ベアーズは急ぎ、各種ドネーショングッズの販売をいたします。何卒よろしくお願いいたします！
—山本精一

我らの故郷、難波BEARSが時代の風にさらされています。あの場所が持つ磁場にわたしたちもちろん、多くの影響を受けてきました。
ベアーズを愛するアーティストは二つ返事で了承し、一晩でこのメンツが集まりました。パンデミック以降、どんな世界が待ち受けているのか？　これから生まれてくる音楽のために。ベアーズオムニバスをお願いします。
—マヒトゥ・ザ・ピーポー