CULTURE 2020.12.21

都心の空き物件を合法かつ創造的な手法で一時的に占拠するプロジェクト、SKWATが南青山に

EYESCREAM編集部
EYESCREAM編集部

都心の空き物件を合法かつ創造的な手法で一時的に占拠し、カルチャーの発信拠点としての役割を担うプロジェクト「SKWAT」。これまでにも各所で話題を呼んできた同プロジェクトは、設計/デザイン事務所「ダイケイ・ミルズ」とアートブック・ディストリビューター「トゥエルブブックス」の対話から生まれたものだ。

単管パイプや中古の家具などを用いながら、最小限の操作によって空き物件の空間のキャラクターを最大限に生かしたデザインは、立ち寄る者の憩いの場として、またはクリエイティビティを掻き立てる場として異彩を放っている。クリエイティブな人々が集い、自発的なコラボレーションを促すことで都市空間に新しいエネルギーを持ち込もうとする同活動だが今度は東京の一等地、南青山を占拠した。

1階には「SKWAT/LEMIRE」としてLEMIREの期間限定ストアが展開され、併設されたトゥエルブブックスによるブックストアとギャラリースペースがゆるやかに繋がっている。内装は築100年の日本の古民家の廃材を再利用したもので、接着剤や釘を使わない木工の伝統技法を用いた什器やデザインは温もりが感じられる仕上がりとなっている。

また地下には、ラグジュアリーな赤いカーペットと多種多様なリサイクルされた家具たちが混ざり合う実験的な室内公園「SKWAT/PARK」がひっそりと構え、公園のベンチのように自由に座ってくつろぎ各々の時間を過ごすことができる。

併設されたKIOSKではドリンクやスナックも販売しており、休憩、読書、ちょっとした作業など思い思いに使用できるフリースポットとなっているほか、期間限定の催しなども展開されるので最新情報は@skwat.siteをチェックを。

INFORMATION

SKWAT

@skwat.site

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