ジャック・ケルアックの名著「オン・ザ・ロード」を軸に約1,200冊の書物からビート・ジェネレーションやカウンターカルチャーを紐解く一冊「オン・ザ・ロード：書物から見るカウンターカルチャーの系譜―ビート・ジェネレーション・ブック・カタログ」が全国の書店にて発売中だ。
ケルアックが盟友ニール・キャサディと広大なアメリカを旅した体験をもとに書き上げた自伝的小説「オン・ザ・ロード」。ケルアックはわずか21日間で12万5,000語をタイプライターに打ち込み、その第1稿を書き上げた。自由奔放な若者たちを描いた物語は、出版されるとすぐにアメリカの読者の心を掴み、物欲主義や抑圧的な社会に異議を唱えた文学集団ビート・ジェネレーションの聖典として知られている。後に諸外国でも翻訳された同誌は音楽や映画、アートなど、その後のカウンターカルチャーにも大きな影響を与えた。
今回発売された一冊では、日本では見ることのできない貴重な資料1,200点を全点カラー写真付きで紹介しているほか、ジャック・ケルアックの生涯を振り返る解説テキストや年表も収録。マニアにとっても、初心者にとっても、多角的な視点から「オン・ザ・ロード」、そしてカウンターカルチャーを俯瞰することのできる一冊は必見だ。
INFORMATION
監修：山路和広（Flying Books/アーキビスト）
特別寄稿：マシュー・セアドー（神戸市外国語大学英米学科教授/ジャック・ケルアック研究者）
発売日：2021年7月12日（月）
定価：本体価格 3,500円（＋税）
仕様：B5/並製
ページ：272ページ
ISBN：978-4-910352-06-0
協賛：リーバイ・ストラウス ジャパン株式会社
