FASHION 2018.11.01

amachi.の2019SSコレクション映像は屋久島が舞台。ブランドの世界観を感じられるインスタレーションも開催

EYESCREAM編集部
EYESCREAM編集部

長野県の山麓にアトリエを構えるブランド「amachi.」のCOLLECTION004 / 2019SSのコレクション映像が到着。今回もjan and naomiJan Urila Sasをモデルに起用、以前よりコラボレートを続ける音楽家のYuma Kodaらとともに緑深まる屋久島へと赴き、撮影された。

amachi. COLLECTION004 from amachi on Vimeo.

映像のなかでJan Urila Sasによって朗読される、デザイナーの吉本天地による詩は以下だ。

Collection 004 “PLANT SUCCESSION”
The canopy of a forest high above, and the roots that crawl below me all the seeds and the insects that dream deep in the soil. Lichens and mosses that cover the surface of the land
All maintain in the order of the forest.
Ego and thoughts melt into the air like a fog Footsteps are light, step by step the land assimilates to my body
All the thing that has been forgotten in the megalopolis
are held by the pebbles on the river bed, by the leaves and by the particles of the soil
Helplessness as a human and the possibility of a human is a universe that is spread out on a little stone
From the accumulation of the things we’ve observed and of our thoughts, we create future like the organic substance that is piled on the forest floor.

頭上の林冠、足元の木々の根
土中に眠る種子や虫たち
地表を覆う苔や地衣類

全ては森の秩序の中。

自我や思考は霧のように、
大気の中に溶けてゆく。

足どりは軽く、一歩一歩土地が身体と同化する。

都市の中で忘れ去られた全てのものが
川底の小石に、木の葉に、土の粒子に。

人間であることの無力さと可能性は
一粒の小石に広がる宇宙。

観察と思考の集積によって
私たちは未来を作る。

林床に積み重なる有機物のように。

また、以前紹介したCOLLECTION 003の発売に際して、その世界観を表現するインスタレーションが11月3日より神宮前Graphpaperで開催。“山火事”という自然現象を題材としたコレクションということもあり、「森の生態系や焼け跡をイメージしたオブジェが並ぶ」という。初日となる11月3日にはデザイナー自身も在店。「衣服・人間・自然の関係性」をテーマにものづくりを行う、その匂い・風・思考に身を置くことでまた、自らの思考も巡る、その循環だ。

INFORMATION

Forest Fire

2018年11月3日(土) – 11月11日(日)

Graphpaper
東京都渋谷区神宮前5-36-6 ケーリーマンション1A,2D
http://www.graphpaper-tokyo.com

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