去る10月15日(火)、「第36回ベストジーニスト2019」の授賞式が行われた。V3で殿堂入りを果たした中島裕翔や初受賞の山本美月ら、今を代表する顔ぶれが並んだ本授賞式では、今年新設された「次世代部門」の受賞者も発表された。モデルとして活躍する井手上漠、そして女優の石橋静河の2名だ。今回EYESCREAMはかねてから熱い視線を送っていた、石橋静河にエクスクルーシブでインタビューを決行。先日公開された映画『楽園』含め、今年すでに4作品もの出演作が公開、12月には舞台『神の子』の初日を迎える彼女はまさに“これからの時代を作る新たな世代”を代表する一人だ。
今年9月に新しく生まれ変わったエドウイン 503シリーズのミューズも務めるなど、新世代を牽引する存在である彼女のファッション観をお届けしよう。
ーベストジーニスト2019『次世代部門』の受賞、おめでとうございます。
「ありがとうございます。自分がいただけるなんて想像もしていなかったので、嬉しいです」
ー普段からジーンズは履きますか?
「もしかしたら毎日履いてるかもしれません。それくらい好きなアイテムです。気分にあわせてファッションを楽しんでいますが、どちらかというとボーイッシュなスタイルが好みなので、ストレートやあえてオーバーサイジングなシルエットのものを選ぶことが多いです。ジーンズは色合いや形によって、印象が大きく変わるので、面白いですよね」
ー今日のスタイリングのポイントを教えてください。
「かっちりとした印象のインディゴジーンズを主役に、相性の良い黄色のシャツをあわせました。おめでたい感じがしますよね(笑)。大好きなトーガのものです。普段はどちらかというとグレーや黒など落ち着いた色味のアイテムに、ポイントでどこかに色を入れるようなスタイルが多いので、今日は少し冒険してみました」
ー大振りのピアスも可愛いですね。
「女性っぽさがプラスできますよね。アクセサリーは単品使いも重ね付けも大好きですが、特にピアスはよくつけています。フープデザインのものが多いかな」
ー秋冬のアイテムで気になっているものはありますか?
「気になるというより、冬のアウターを最近買いました。ショート丈の黒のムートンコートです。自分にとって結構ハードルの高い買い物でしたが、思い切って。スカートにも、もちろんジーンズにもよく合う、万能なアウターです。大切に着ようと思います」
ー最後になりますが、今回の受賞含め、今後さらなる飛躍が期待される石橋さんが描く、理想の女優像を教えてください。
「女優業って監督や他の共演者の方がいることで成り立つ仕事であって、一人で何かを決断することがほぼない職業だと思うんです。そこに関しては、求められていることに対して全力で取り組むということが、女優を続けていく上での自分の責任の一つだと思っています。でも、私一人で決めることができないからこそ、作品一つ一つに対して、自分の意志を持って向き合っていきたいと思っています。言い訳はしたくないので。私はこの作品が演りたい、この脚本、監督、役に関わりたいという意志を持った女優であり続けたいと思います」